No.286 〜 No.290

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 No.290 2009.10.24.(Sat) 10:00   曇り   水温 17.0 ℃  気温 18.0 ℃

 きょうは朝から全天乳白色の曇り空になっており、やや寒ささえ感じます。雨が降りそうで降らない、そんな一日になりそうです。台風18号がこの月10日前後に通過して以来雨が降っていないように思いますが、この辺で一雨欲しいところではないでしょうか。秋は地域のイベント事が続きますが、雨の日がなく実施される場合がほとんどではありますが、小学校では新型インフルエンザの感染者が増えており、コレが原因で事業の取りやめが出ている所もあります。渋川学区においてもこの31日、1日に予定されていた「ふれあいまつり」の中止が昨日の実行委員会で決定されました。渋川ビオトープの会が準備を進めてきたネイチャークイズも当然今回は実施できなくなりました。また11月下旬に予定されていた「ふれあいコンサート」の事業も早々中止ということに決まりました。

用水路際の竹垣のセイヨウアサガオ

 今、ビオトープ内はミゾソバ(タデ科)の花が盛りになっています。8月中旬頃から咲き出しているセイヨウアサガオが10月も末というのにたくさん花を着けていますよ。きょうの写真、一枚目はタマスダレ(ヒガンバナ科)の真っ黒な種。二枚目はオンブバッタ(オンブバッタ科)。大きなバッタの方の翅が千切れ落ちています。時期的にそろそろバッタ類も姿を消す頃でしょう。三枚目はルリミズアブ(ミズアブ科)の♀のようです。四枚目はミゾソバの花に来たシマハナアブ(ハナアブ科)の♀のようです。今朝は気温がさほど上がらないようで、トンボの姿が見えません。

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  No.289 2009.10.18.(Sun) 10:00   晴   水温 20.0 ℃  気温 21.0 ℃

 今週のレポートは日曜日になりました。昨日は朝からは曇り空。間もなく雨が降り出しました。しかし日曜の今朝は一転快晴の爽やかな秋晴れになりました。12日の体育の日には渋川学区の地域運動会がグラウンドで開催され、たくさんの方が小学校に足を運ばれました。ビオトープ内にも時折しばしの憩の場所として入られて親子連れの姿がありました。ただ残念なことには、最後少しではありますがゴミが残されていたことがあったことです。きょうのグラウンドではスポーツ少年団の少年野球チームが練習に来ており、さかんに元気な声が聞こえていました。他チームの姿もあり練習試合を行うようでした。

ビオトープ越しにグラウンドをみる・・・

 きょうの写真、一枚目は校庭の金木犀(モクセイ科)の花がピークのようで甘い芳香を漂わせています。二枚目は色付き始めたドウダンツツジの様子。これから冬にむけて真っ赤になっていくでしょう。夏の水不足が心配されましたが、散水に努力していただいたおかげで数本はしっかり葉っぱを付けており、紅葉が楽しめそうです。また春には花の着きも良いのではないかと予想されます。三枚目はアキアカネ(トンボ科アカネ属)の♂がいました。前号では♀の写真を載せていました。ナツアカネの姿はもう見なくなり、代ってアキアカネをよく見かけるようになりましたよ。四枚目はコバネイナゴ(イナゴ科)、田んぼや水辺近くの湿った草原に生活し、イネ科植物を食べる。

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No.288 2009.10.10.(Sat) 09:00   晴   水温 21.5 ℃  気温 22.5 ℃

 8日の未明から朝方にかけて、台風18号が紀伊半島の東南部から三河湾を経て長野県方面へと進んで往きました。滋賀県の南を抜けたということで深夜には北寄りの風が強く吹きました。ビオトープではノッポのホウキポプラの木が倒れるかと心配しましたが、翌朝に確認したところ、南東方向にやや傾いていたものの倒れてはいませんでした。一安心です。きょうは夜明け頃は雲に覆われていた空ではありましたが、徐々に雲は消え、青空が拡がってきました。いい天気になりそうな土曜日です。「体育の日」の明後日は地域の運動会が開催されます。中秋の名月も過ぎ早、明日は下弦の月、下の写真は西寄りの空に残った月の様子。

明日は「下弦の月」

 今日の写真から。一枚目はイロハモミジの花です。本来春の4月頃に咲くものですが、サクラの“返り咲き”同様に葉っぱを毛虫に食い尽くされた結果、葉落ちと勘違いして秋の陽気に花を着けたものと思われます。二枚目はホトトギス(ユリ科)の花。ようやく花開きました。三枚目のトンボはアキアカネ(トンボ科アカネ属)の♀。止っているのはヒガンバナの花が終った後の果実部分です。四枚目は、タンポポの花に給蜜にやって来たツマグロヒョウモンの♂と、小さい方がヒメアカタテハで、いずれもタテハチョウ科です。ヒメアカタテハはヨモギ葉に産卵し、幼虫が巣を作りこの葉を食草とします。ツマグロヒョウモンはビオラやパンジーなどスミレ科の葉が食草になっている。

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No.287 2009.10.03(Sat) 09:00   晴   水温 21.0 ℃  気温 22.0 ℃

 10月最初の土曜日。昨日は一日中、久し振りにたっぷりの雨が降りました。一月半振りのまともな降雨ではなかったでしょうか。ビオトープの緑も新鮮さが戻ってきた感じがします。未明までの雨で草木の葉っぱには雨雫がまだ着いており、瑞々しくもみえます。早朝はまだ雲が多く空を覆っていましたが、どんどん青空が拡がってきており、陽射しが暑くも感じるようになっています。今日、明日とは晴れの天気になりそうです。3日の今夜は十五夜。中秋の名月です。そして明日の夜は満月。月を愛でるには最高の夜空になりそうですよ。楽しみにしましょう。

セイヨウアサガの水滴に、給水に来たイチモンジセセリ

 上の写真はセイヨウアサガオの水滴に給水に来たイチモンジセセリ。花はまだまだ元気に咲いています。左の写真、一枚目はコマユバチ科の繭の塊で、羽化したばかりのハチが着いていました。2mmぐらいの小さな繭が塊になっており、体長3mm程度の小さなハチが出てきます。寄生バチの仲間で、スズメガ科の蛾の幼虫や、蝶のアオムシなどに卵が産みつけられ、体内で成長し体外へ出て繭を作り、羽化します。二枚目は本格的に咲き始めたミゾソバ(タデ科)の花。右背面にハナグモが居るのが解かるでしょうか。三枚目はネコハエトリグモの♂が、ヒラタアブを捕らえている様子。小さな体で身に余る大きな獲物を捕まえたようです。四枚目はツユクサ。夏を惜しむようにビオトープの片隅に咲いていました。

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No.286 2009.09.26(Sat) 09:00   晴   水温 22.0 ℃  気温 23.0 ℃

 きょうは小学校の運動会が開催されています。天気は晴れ、秋の雲が高く流れています。陽射しが強く、紫外線が肌に痛く感じる一日になりそうです。多くの保護者のみなさんが押しかけ、子ども達のコレまでの成果に熱い視線を注いでおられました。8時40分に定刻通りに児童の入場行進が始まり、開会式、準備体操が行われ、プルグラムが順次進められていきます。下の写真は3、4年生の応用走の一場面。乾ききった運動場の砂ぼこりが、子ども達の足元から舞い上がります。そういえば、しばらく雨が降っていなかったように思います。ビオトープの緑が8月末の整備作業以降やや戻ってきていますが、水周りだけは元気があるようです。水周り以外は小学校職員さんが水中ポンプで散水してくれているよう、有りがたいものです。

応用走で頑張る3、4年生

 きょうのレポートはそんな運動会の当日、じっくり観察は出来ませんでした。右の写真、一枚目はビオトープから防球ネット越しに保護者のみなさんの観覧席を後から捉えたものです。二枚目は運動会を観ずにビオトープの池を覗きこむ子どもの姿。他校の子かな?何かを見つけたようです。三枚目はビオに咲きだしたイヌコウジュ(シソ科)の花にホソヒラタアブがやって来ました。ホバリングの様子です。四枚目は花壇のマリーゴールドの花にツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)の♂が留まってってくれました。人の喧騒をよそに昆虫は花に夢中のようです。

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最終更新日 : 2009/10/31

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