No.506 〜 No.510

前のページ

  No.510  2014.10.18(Sat)  9:00   晴れ 水温  13.0 ℃  気温 14.0℃ 

 台風一過後、空気が入れ替わったように朝夕の気温がグッと下がってきました。山の紅葉を一気に進めることになるでしょう。今朝未明はでは12℃、午前9時の時点では14℃。水温もずいぶん下がってきています。それでも池ではメダカやアメンボの姿が観られます。空気が澄んで、深い青空が拡がっています。比良山系、比叡山の山並みはもちろん山肌の様子も伺えます。春先からの中国大陸からの汚い、淀んだ空気が視界を悪くするぐらいに渡ってきていましたが、この時節のシベリヤからの高気圧は日本列島を洗浄してくれるようです。人体の肺の中まで綺麗にし、血液循環も良くなるように思います。清潔、綺麗な空気って重要だと思います。大気汚染、地球温暖化をもっと国際的に真剣に考えなくっちゃなりませんよ。そんなことまで考えた今朝の青空でした。ビオトープを通じて、生き物が普通に生きることができる地球環境を次世代に残す努力をしましょう。

防球ネット上のキジバト

 今日の写真から、ごくごく普通に観られるお馴染みのチョウ達です。右一枚目はモンシロチョウ。二枚目はヤマトシジミ。三枚目はベニシジミ。このベニシジミはチョッと大き目、傷ついていない綺麗な個体でした。秋型と呼ばれるものか? この個体が来春の命へと繋ぐ役割を果たします。四枚目の画像はタマスダレの白い花ではありますが、ショウリョウバッタが乗っかっているのが解りますかあ〜。朝露に濡れる草中に、キリギリス科の鳴き声を耳にしますが、その姿は観えません。コウロギではないことは確かです。近づくと止み、少し離れるとまた聞こえます。秋の虫達もビオトープに居着いてくれているのでしょうか。

ページの最初に戻る

 

 

 No.509  2014.10.11(Sat)  9:00   曇り/晴れ   水温  20.0 ℃  気温  21.0℃ 

 台風18号の去った後、続く19号が日本列島に近づいています。一時は、気圧が900hPaという猛烈な勢いまで発達した台風です。強い勢力を保ったまま接近しているようで、この連休明けの14日未明には近畿地方に最接近しそうです。毎回の台風には、ビオトープの木樹が倒されないかと気掛かりではありますが、ただただ気を揉んでいるだけで過ぎて来ています。ビオトープは少しずつですが秋が入ってきています。紅葉の始まりはいつもケヤキの葉っぱ、そして続くのがドウダンツツジ。アラカシの木にはドングリがしっかり着いています。池の水はまだ20℃ぐらいで、メダカの元気よく泳ぐ姿も観察できます。先週の土曜日に元渋川小学校教師のN先生が来所されており、水中ポンプの入ったコンクリート枡を清掃して下さいました。今週水の勢いは良く、順調に汲み上げられています。協力に感謝です。

木柵に留まった アキアカネ♀

 今日の写真から、左一枚目はアラカシのドングリ。まだまだ緑色をしていますが、数多く着いているようです。二枚目は紅葉の一番手、ケヤキの葉っぱ。三枚目はミゾソバの花に興味を持ち、何か探っている様子のコガタスズメバチ。近所に営巣でもしているのでしょうか。少し気になりました。四枚目はお馴染みのツマグロヒョウモンの♂。今日は雌を1頭、雄を4頭ほど観ました。他にヤマトシジミ、ツバメシジミ、キチョウ、セセリチョウの仲間の姿も観ましたヨ。少しずつ、タデ科の草花が終わろうとしています。部分的に枯れてきており、花の後の種を落としはじめています。ジュズ玉はやっぱり未熟な白化した実が多いようです。

ページの最初に戻る

 

 

  No.508  2014.10.04(Sat)  9:00   曇り/晴れ 水温  23.0 ℃  気温 240℃ 

 台風18号が接近中です。大型の強い勢力を保ったまんま北上して来ているようです。明日には影響が及ぶとされています。明日の日曜日は学区運動会。開催中止の発表は何時の時点で発表されるのでしょうか。準備をする者にとっては早い決断を下して欲しいものです。ビオトープ通信をお休みしている間にカレンダーは10月に入っています。運動会同様にこの時期は学区の事業をはじめ、市や県などの事業も盛りだくさんに予定を埋めてきています。いくつもの事業が同じ日に重なっていて身動きの取れない状況にもなることもあります。人の行動のし易い季節柄とは言え何とかして欲しいものです。そんなことを理由にビオトープ通信のレポートにも穴が空くことがあります。ご容赦願います。ビオトープは少しずつ秋の様相を呈してきています。草花の秋の花が競うように咲いています。ミゾソバ、イヌタデ、イヌコウジュ、ヤナギタデ、よーく観ると、小さな生き物の姿も有ります。

カナヘビの幼体と思われます・・・

 今日の写真から、右一枚目はシソ科のイヌコウジュ。二枚目はヤナギタデの極小の花。何れも独特の淡いピンク色が新鮮です。三枚目は ヨメナの花に泊まるキリギリス科クサキリの幼体かと思われます。合っているかちょっと自信ないです。四枚目は今季初めて目にしましたアキアカネの♂。ナツアカネを観るまでにアキアカネの登場です。ちょっと時期的に早いのかな。もうアカトンボこの季節になっていることは確かなようです。18号台風が過ぎれば、19号台風が追っかけきているとか。気温が下がるのはこの後のようです。中秋へと季節は進みます。

ページの最初に戻る

 

 

 No.507  2014.09.21(Sun)  9:00   晴れ   水温  21.0 ℃  気温  22.0℃ 

 きょうの小学校は体育館を会場に敬老会の催しが行われています。カレンダーの敬老の日から一週間遅い開催になっています。学区の行事はこのあと「運動会」そして「ふれあいまつり」「防災体験学習」「人権学習」と大きなイベント事が続きます。一週間前の週間天気予報では傘マークが出ていましたが、朝から快晴の秋空が拡がりました。気温は22℃、ヒンヤリした風が校舎を横切って往きます。そんな今日のビオトープは、一週間レポートが抜けてしまったこともあり、初秋の様相へと季節は進んでいました。お彼岸に必ず花開くヒガンバナ。緑の中に鮮やかに咲き誇っています。同じヒガンバナ科のタマスダレの白い花が良いコントラストを呈しており季節を感じさせます。二の溜りで大きなアメリカザリガニを観ました。水温が下がり動きの緩慢な状態で水底にいましたが捕る術がなく、放置してしまいました。元気を取り戻し、土中に潜り越冬されたら来春は困ったことになりそうと気にはなっています。卵の様子が無いので♀じゃないようですがこの先どうなりますやら不明です。退治のチャンスがあれば9月中にでも処理しておきたいです。

お彼岸  ヒガンバナ

 今日の写真から、左一枚目はやや緑色が色褪せてきたようにみえるビオトープの初秋の全景。二枚目はヨメナ(キク科)の花。三枚目はイヌコウジュ(シソ科)の花の咲き始めだと思います。四枚目はサクラタデ(タデ科)の白花です。ハナアブの仲間、セセリチョウの仲間の姿や、イナゴの仲間の姿も観ることができました。モンキチョウ、ナミアゲハも来ていました。

ページの最初に戻る

 

 

  No.506  2014.09.06(Sat)  9:00   晴れ/曇り 水温  25.0 ℃  気温 260℃ 

 頭上は青空が見えます。しかしながら西の方へ目をやると、夏の雲が広がりだんだん乳白色の見通しの悪い空になっていき、比叡・比良の山並みは稜線すら見えません。南からの湿った空気の流れ込みで気温26℃ではありますが蒸し暑いです。9月8日は24節季の一つ「白露」です。“気界冷露白し”空気が冷えてきて露も白く見える頃。初秋の様子がビオトープにも現れてくる頃かと思いますが、小さな秋探しをしてもまだ見付けることができません。晩夏、夏が踏ん張っているように思います。今夏、日差しの無い日が多かったですね。曇り、雨の日が例年になく多かったのが原因でした。地球上の気流の流れの異変で太平洋高気圧があまり北上出来なくて、西南から来る湿った空気を多量に日本列島に送り込む毎日が続き、今も同じ状況になっています。これからもしばらく、強雨・豪雨・酷雨の心配が続きます。多量の雨で浸水被害、土砂災害の地域がある一方で、曇りの日が多いものの小雨で水不足という地域もあるみたいです。西南から来る春先の黄砂やPM2.5に加え、湿った淀んだ空気で半年以上日本は狂ってきています。西南方向って・・・ 

ムクゲの花に来たコアオハナムグリ

 今日の写真から、右一枚目はやや緑の力も衰えてきたホウキポプラの樹。二枚目はサクラタデの花に潜むハサミムシの仲間のような極小の虫です。三枚目はショウリョウバッタ緑色型。四枚目はカナヘビです。カナヘビの姿が観えると言うことは、クモなども含め、餌となる昆虫がそこそこ数居るということができるでしょう。この夏はウシガエルも大きなアメリカザリガニも観ることはありませんでした。少しはビオの環境は良くなったか・・・。

ページの最初に戻る

 

biotop of shibukawa 

 Copyright (C) 2004 
最終更新日 : 2013/12/21

biotop of shibukawa 

 Copyright (C) 2004 
最終更新日 : 2015/05/02