No.65 〜 No.61

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No.65 2005.06.04(Sat.)  晴れ 水温 21.0℃ 気温 23.0℃

 一昨日の木曜日、久振りに一日中雨が降りましたが思いのほか雨量は少なく、草木には水が必要かと思います。ドウダンツツジが少し乾燥ぎみにみえました。 梅雨が待ち遠しい今日この頃です。池の中の植物は乾燥知らずでぐんぐん成長を続けていますよ。写真の二枚目は“二の溜り”、三枚目は“一の溜り”の様子ですが水面が見えなくなりつつあります。今朝、“二の溜り”のオオフサモの繁りをすこし除去しておきました。子メダカの姿も観えるようになり、小さな巻き貝のモノアラガイも見ることができます。

 前号で掲載した正体不明の泡の塊は今日も残っていました。(一枚目の写真) 泡の形状、粒子から観るとどうやらアワフキムシの発した泡塊のようで、イネ科の植物に着くオカダアワフキムシと思われます。セミの子どものような虫が潜んでいることがあります。 下のアドレスはアワフキムシの仲間について詳しくその生態と種類が掲載されていますので一度覗いてみてください。

 アワフキムシについてはここをクリック

 四枚目の写真は昨年春に植栽されたヤナギの苗木ですが、若葉がついて細く伸びた枝は風に揺れていました。

 

 ビオトープの観察の後、25日に予定している整備観察会の下準備をしました。公民館の職員さんと小学生の子どもも加わり、簡単な準備をしておきました。会員の皆様には、既に5月30日付けで別紙にてご案内の通り事業実施を内容をお伝えしております。会員以外の方々でも自由に参加していただいても結構ですので、6月の25日午前9時からの予定ですので是非覗いてもらえれば幸です。

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No.64 2005.05.28(Sat.)  晴れ 水温 20.0℃ 気温 23.0℃

 やがて梅雨に入る頃でもありますが、晴れる日が多い昨今です。日中の気温も25℃以上の夏日になり、暑く感じるようになりました。きょうはビオトープに入る時間が1時間ずれてしまって10時になりました。随分と緑が繁るようになってきています。ヒメガマの葉は子ども達の背丈以上に伸びています。昨年に比べ株数が増えています。付近に移植したヨシが競り負けて場所を変えてしまっていて四の溜り部分はヒメガマガ占拠しつつあります。これも自然の力関係なのでしょう。

 そんなヒメガマの株下の水面に泡の塊が二ヶ所見つかりました。少し粘性が有るようにも観え、中にカエルの卵でも在るのでしょうか。調べる必要があると思いますがご存知の方がありましたらお教えください。果たして泡の正体は?

 きょうの花の写真、一枚目は春先からよく目にする「ヒメジオン」の花、二枚目は今週初登場の「ヤナギハナガサ」どうして此処にあるのか解かりませんが一株が在り、花を付けていました。南米原産の帰化植物。一部園芸種の花としても見ることがありますネ。

 

 ● お知らせ

 6月25日(土)の「渋川ビオトープの会」今年第一回目の整備観察会の内容が具体的に決まりました。会員の皆様には別紙案内状でお知らせします。またこの日は地域の皆さんにビオトープのメダカをお分けすることになっています。メダカを家庭で飼っていただくことによりビオトープの理解と、交流のきっかけを作りたいと云う試みにこの企画をたてました。興味の有る方は是非午前中にお立ち寄り下さい。数に制限が有りますのでお早めに。

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No.63 2005.05.21(Sat.)  晴れ 水温 17.0℃ 気温 23.0℃

 きょうは先週の土曜日と同じくよく晴れた朝を迎えています。午前9時、すでに気温は23℃もありこれからぐんぐん上がり暑くなることでしょう。風は乾いていて涼しく感じます。

 ツバメが飛び交っていて、ビオトープの地面に降りて何かを啄ばんでいました。ツバメは地面に降りる習性はなくて珍しい光景です。生憎この写真(三枚目)は他で撮ったものです。あまり近くに寄って撮ることが出来ず解かりにくいですがツバメですよ。

 一枚目の写真はこの時期によく観ることが出来る「スイバ」の花です。二枚目はヨシの花。ビオトープ完成当時に移植した所とは違った場所で繁ってきています。これは一の溜り部分の湿地帯を想定したところです。云わば適材適所の位置に移ったと思われます。

 四枚目の写真。アシナガバチ(スズメバチ科)の巣を数箇所で確認しています。ドウダンツツジの小枝の中、ウチワヒバの小枝に見つかったいます。危害を加えなかったら攻撃を仕掛けてくることはないのですが、万が一、子ども達が間違って巣を刺激すると刺される恐れがあります。機会をみて早急に駆除すべきでしょうか。今は巣の形成時期で日毎巣穴の数が増えているようです。観察の対象にもなりますが判断の微妙なところだと思います。巣の形成時に除去してもすぐに近くで作り始めることも考えられますが、やはり安全を考えてみる方が優先されるべきでしょうか。学校とも相談して近い内に撤去するように考えます。

 

 ●お知らせ

 6月25日(土曜)に今年第一回目の整備観察会を開催します。詳細は後日紙面で案内させていただきます。

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  No.62 2005.05.14(Sat.)  晴れ 水温 16.0℃ 気温 20.0℃

 よく晴れて紫外線が強く感じられます。4月末のような暑さは無く、爽やかな五月晴れになりました。きょうはカモも来てなかったのか池の水は綺麗に澄んでいて元気に泳ぐメダカもよく見え、水底のタナゴの姿も確認することが出来ました。モノアラガイが動くの観え、これから水が温むとまた大繁殖することもあるでしょう。

 初夏を迎え雑草が生い茂り始めています。中でもイネ科の植物が目立ちます。写真一枚目はススメガヤの種類で「カゼグサ」か。二枚目の写真はヒエの種類で「ヒエガエリ」と思われます。三枚目の写真はビオトープが完成した当初から自生していましたが、花を付けた「シロツメグサ」は初登場だと思います。

 先週見かけたお腹を大きくしたトノサマガエル、きょうは見かけることはありませんでした。産卵をしたのでしょうか? 卵を探してみましたが見付けることが出来ませんでした。

 

 この時期、葉山川ではキショウブが沢山咲いていますよ。ビオトープ内でもいくつかの花が開いております。キショウブとタンポポが彩りを添えていて、五月晴れの太陽の日差しに映えています。

 最下段の写真は二の溜り、観察デッキしたのオオフサモですが、ここ一週間でずいぶん伸びて来ています。溜りの半分以上を占拠しつつあり、この後少し刈り取りをしておきます。夏に向けて植物の茂りが勢いをつけて広がってきています。四の溜りでも今年はガマの株が増えております。植物によってビオトープでの適応性もあるのでしょうが、個々の繁殖力の強さもあって早くも淘汰が観られる状況なのかも知れません。6月の整備作業には少し手を加えることもあるでしょう。

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  No.61 2005.05.07(Sat.)  雨/曇り・晴れ 水温 17.0℃ 気温 19.0℃

 昨日から今朝にかけて久振りにまとまった雨が降りました。長く続いた晴れの天候で、動植物には潤いの湿りになったことでしょう。雨が上がり、また草木の成長にも勢いが付くと思います。

 きょうの写真、テントウムシを2種掲載。種類が多く名前が不明です。ガマの株にたくさんのアブラムシが付いており、それを餌にするために寄ってきています。1枚目では目の前にアブラムシが居て、向かい合うオレンジ色したテントウムシの様子が伺えます。葉裏にもアブラムシが付いていますよ。2枚目は黒地に二つの赤い星が二つのもの。

 3枚目の黄色い花を付ける草は「コメツブツユクサ」です。3mmほどの大きさで粒状の花が付きます。

 ついにこのビオトープにも二年目の初夏にして「トノサマガエル」が初登場です。池に卵を産みに来たのでしょうか。かなり大きめのカエルで、お腹も膨らんでいるようなのできっと卵を持っていると思われます。しばらくすると、オタマジャクシを観ることが出来ることでしょう。ただ心配はカエルもオタマジャクシも場合によってはメダカを捕食する可能性があるということです。メダカの繁殖力と捕食される数のバランスが取れていれば、メダカがいなくなることは考えられません。これまではメダカの天国のようなビオトープの池でしたから、これからは自然の生き残り競争が観られることでしょう。より自然に近い生態系が生まれる訳で、益々生き物達の豊かな種が見られることに楽しみも増すことになります。

 学校の授業の中で、メダカだけでなくカエルのこと、トンボ(ヤゴ)のこと、アメンボのこと、その他水辺植物についても生き物の学習に大いに役立ってくれることでしょう。この先夏本番が待ち遠しいものです。

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最終更新日 : 2006/08/12

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