今ビオ
No.686 〜 No.690

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No.690  2019.03.23 (Sat)  9:00   曇り   水温 7.0 ℃    気温 8.0℃

 早いですネ。3月も下旬に入りました。年度末から年度初めにかけて実に多忙で、遊びも交えて目まぐるしく日々流れて往きます。毎週土曜日にビオトープを覗きに入りますが、いつもグラウンドではスポーツ少年団の元気な姿を観ます。それに保護者の皆さん(おかあさん)達が様子を見ているのです。給水などのお世話に来ているのでしょう。でも、そんなに総出するほどの人員が要るの? って感じにみえるのです。結構、ママ友の集会場になっているみたいです。他に忙しくはないのでしょうか。会場での子ども達のお世話だけでなく、送迎も含めて保護者の見守りが必要とされる時代だそうです。きょうはまた寒の戻りなのでしょうか気温8℃で、しばらく暖かさを感じた日があったことで寒さを感じます。東京ではサクラが開花したとのニュース、関西の中部域は4月の初め頃とか。小学校の入学式は9日です、それまでサクラの花が散らずに残っているでしょうか。ヤッパリ入学式にはサクラの溢れんばかりの花盛が似合うと思うのですが。新一年生がビオトープを訪れてくれるのが楽しみです。

さくら つぼみ膨らむ・・・

 今日の写真、右一枚目は一の溜り(池)のショウブ(サトイモ科)の新芽の様子。手前の大きく伸びた薄い緑色したものはキショウブ(アヤメ科)です。コレは抜いておく方が賢明なのかな。キショウブの方が繁殖力があります。ちなみにキショウブは侵略的外来種に指定されています。二枚目は導水路ふ塞ぐ勢いのセリの繁殖ぶりです。3月2日の整備作業で間引き処理をしてもらったすぐ後なのですがネ。三枚目はモクレン科のヒメコブシ(シデコブシ)。暖かければ二、三日後には開花しているでしょう。四枚目はジンチョウゲ(ジンチョウゲ科)の咲き始めた花の様子です。コレも集合花ですネ。強い芳香がある花です。

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 No.689  2019.03.16 (Sat)  9:00   雨   水温  5.0 ℃   気温  6.0℃  

 未明、一旦止んでいた雨が降りだしました。気温6℃、冷たい雨になっています。空は暗く、雨雲が垂れ込んで空気も重く感じます。春分の日を間近にきょうは七二候の一つ成虫蝶成=iなむしちょうになる)だそうです。菜の花に着いた青虫が蝶になる頃と解説されています。昨日の暖かさとは違いチョッと寒い土曜日になりました。週が明けて火曜日の19日は小学校の卒業式。ビオトープも15年にわたり卒業生を送ることになります。ビオトープに関わった印象的な子たちがいます。何度も訳もなく大きな縁石を池の中へ落とすなど、やんちゃが過ぎる子がいました。今じゃ琵琶湖の自然だけではなく、広く生態系や環境を研究する学者を目指す子がいたりします。入学式、卒業式の来賓席に座らせていただき、都度多くの子ども達の顔に接してきましたが、やはり卒業式では数人ではありますが記憶に残る顔があります。将来どのような道を選択するか解りませんが、自然環境や生態系に関係した領域に踏み出してくれることを期待したいですネ。

紅 梅

 今日の写真から上はやや遅咲きの紅梅の花、まだ5分咲き程度ですヨ。左一枚目はサクランボの花が満開です。5月〜6月にかけて真っ赤な完熟した実が楽しみです。二枚目はトサミズキの花の様子。この花も集合花ですね。三枚目は池の水面に落ちたマエアカスカシノメイガ(ツトガ科)。まだ落ちたばかりで動いていました。四枚目、昨年の台風の後、無残な姿に形を変えたシダレヤナギですが、新しく小枝を伸ばし花穂を見せています。新芽の新鮮な緑は優しいです。そんな新芽を突っつくヒヨドリです。彼等も繁殖の時期を迎えているのか仲良く2羽が着かず離れず行動を共にしています。少しずつ、少しずつですが新しい緑も目立ち始めています。先日刈り取った筈のセリも若葉が出ていました。

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No.688  2019.03.09 (Sat)  9:00   晴れ   水温 2.0 ℃    気温 3.0℃

 先日の6日が啓蟄≠フ日、暖かな雨の一日で、暖かさが増すのかと思いましたが、昨日の7日は山が冠雪する久し振りの寒の戻りとなりました。今朝の空は快晴、9時の気温が3℃と冷えました。未明はもっと気温が低かったのでしょう。薄い霜が日陰に溶けずに残っていました。週明けの月曜日11日は七二候の一つ桃始テ笑≠セそうです。桃の花が笑うように咲き始める、のどかで光に満ちた春の到来。今日の日中は気温15℃ぐらいまで上がる予報が出ていました。ビオトープでは世間の桃の花より先にサクランボの花が咲き始めるでしょう。青空の広がる快晴ではありますが、真冬の時の青空ではなく青さが浅い気がします。山々も濃淡のない、輪郭だけを見せています。花粉が多く飛んでいるのでしょうか。眼が痒く、鼻がムズムズします。私的には嫌な春先の到来です。やがて花粉に加え、黄砂も。PM2.5も日本列島へと飛来することになりそうです。中国大陸の乾燥傾向は止まることが無く進んでいるようです。

先週のデッキ修復作業の後・・・

 今日の写真、右一枚目は遅霜ではないにしろ3月の霜。氷の粒が空気の冷たさを感じさせます。二枚目、先週の整備作業で植栽したミカンの苗木。アゲハチョウを呼ぶためにと柑橘系の木をこれまで何度か植えましたが、背丈60cmほどの幼木はこれまで育つことはありませんでした。夏の灌水が不十分であったり、子どもに踏み倒されたりの要因がありました。日当たりの良い処は子ども達が容易に入り込める処でもあります。三枚目、ヤマモモの雄木で、雄花序が並びかけています。雌木は7mほど離れたところにあり、秋にはたくさんの実を実らせます。野鳥もコレを目当てに飛来します。四枚目は集合花を見せるサンシュウ。一粒一粒が花の蕾です。今日あたり開くかも知れませんネ。

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 No.687  2019.03.02 (Sat)  9:00   晴れ/曇り  水温  7.0 ℃   気温  8.0℃  

 3月2日、春を迎えるためのビオトープ整備作業です。例年3月の第一土曜日に行う事業として定着しています。PTAふれあい部の皆さん15名とそのお子さんたち数名、教職員スタッフが10名ほど、地域住民の方を含むビオトープの会の皆さんが6名と総勢30名あまりの従事となりました。晴れて風もなく気温も高めで、少し動けば汗ばむ陽気になり、絶好の作業日和になりました。小学校の開校から16年、同時に始まったビオトープ活動のお世話役にそのまま関わり続けてきました。当時ビオトープの会を立ち上げから、地域の方たちが中心で活動を進めてきましたが、15年が経て会員の新旧の入れ替えが無く高齢化が進み、活動をリタイヤ、ビオトープの会を離れる方が増えました。今では当時の地域住民の会員さんの数名が実際に活動に残ってもらっているほか、渋川小学校教職員OBの方の理解と力を得ることでなんとか続けられています。もちろんPTAさんの20名ほど若い力は無くてはならない戦力に違いありません。昔からの渋川の地域色の再現、復元を目指し、子ども達への環境学習の場作りに理解と力を貸していただける人材が欲しいものです。

カンザキハナナ

 今日の写真から左一枚目と二枚目は観察デッキ復旧作業のビフォーアフター。一枚目は先週の画像と同じ、池の水抜きをし、デッキの脚場を探しています。二枚目がアフターの様子。旧の資材を使い、主材だけをリニューアルしました。素人作業で出来栄えは良くないですが、数年後に全面復旧がされることを期待しましょう。最小限度、資材調達の資金集めを考えておかなくてはなりませんネ。2月中旬から池の水抜きをして備えましたが、池の水底にはやはり若いザリガニの姿があったものの他の生き物は見付かりませんでした。まだ多くが泥中に眠っているのでしょうか。

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No.686  2019.02.23 (Sat)  9:00   晴れ/曇り   水温 − ℃   気温 8.0℃

 先日の雨水≠フ日、暦通りの暖かな雨が降り、一気に春めいて来ています。今朝9時の気温も8℃、久々の青空が拡がり陽の光がホンワカと気持ちが良いです。木樹の枝先を揺らす風がありますが、体感的にはやや冷たくも感じます。とにかくビオトープは春の兆しがあちこちに観られるようになりました。木樹の花芽の膨らみが半端なく、その開花を急がせさせているようです。もうこのまま寒の戻りもなく春を迎えるのでしょうか。今季、観察に入る日に限って言えば池の水面が氷結した処を観たことがありませんでした。山の積雪量も少なく、やはり暖冬傾向にあったようです。人はより良い文化的な生活を目指すものの代わりに汚染や破壊を続け、近い未来には別の姿に変わった地球になっているかも知れないと言われているのも事実。50年、60年昔の世界への回帰は不可能ではないかと思います。地球磁場の大きな移動も確認されており氷河は融け、大地震の多発で観られるようにプレートの動きに併せ火山活動も活発化しています。大陸の砂漠化も進んでいます。人間が地球に現れて以降、ある意味地球の激変期を迎えていると言えるでしょう。それは人間がもたらしたものなのかも知れません。

近隣業者さんから寄贈の植え込み(ええ感じ!)

 今日の写真、右一枚目はマンサクの花。昨年は咲かなかったと思いますが、今季4輪ばかりですが花を付けてくれました。このマンサクの幼木の隣にミツマタを植えておいたのですが、先のビオトープ通信でお伝えしたように、踏み倒され、折れてしまっています。残に踏み倒され折れてしまっています。三枚目は紅梅の蕾、日当たりは良いのですが、何故か例年他所より開花が遅いように思います。四枚目はシラカシの実が落ちて、樹の下でたくさん発芽をしています。整備作業で除去の対象になるかな・・・

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最終更新日 : 2019/04/06