No.70 〜 No.66

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  No.70 2005.07.09(Sat.)  曇り 水温 24.0℃ 気温 28.0℃

 曇り空です。時折雨がポツリ、ポツリ落ちてきています。梅雨も終盤、集中豪雨が無いことを祈ります。

 今朝は六年生のYOU君が一緒に観てくれましたよ。二の溜り、三の溜りにはアオミドロに代りホッスモが勢力を拡大させ水底から繁茂し、藻の間をメダカが行き来する姿も見え、モモアラガイが沢山付着しています。二の溜りにはオオフサモの隙間にホテイアオイが育っていました。整備作業時には姿を消したと思っていましたがちゃんと残っていたようです。

 セリの花があちこちで観られ、ジュズダマが実を結び、実の先に花が付いているのが三の溜りの縁に観ることもできます。またエノコログサの穂も出ていますよ。夏の野草が元気です。

 モノアラガイはよく繁殖し、目立っていましたが15mm大のタニシの姿が観受けられるようになりました。(写真最下段)タニシの写真は初登場だと思います。

 

 先月末に再度飛来していたカモは、その後ビオトープ内では目撃されておらず、学校のプールで一時泳ぐ姿が観られたと子ども達からの報告がありました。日中は人の影もあり寄り付けないのでしょうね。未明、早朝の観察が出来ればその姿も観ることができるのでしょうか。

 

 「今週のビオトープ」、ビオトープの竣工以来、何度かの週が空きましたが、Vol.70を数えるに至りました。今後とも皆様の情報も頼りに続けたいと思っています。どうか今後とも協力のほどヨロシクお願いします。

(管理者)

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  No.69 2005.07.02(Sat.)  雨 水温 25.0℃ 気温 29.0℃

 ようやく梅雨らしい天候の毎日になってきました。地域によっては集中豪雨で洪水騒ぎになっている所や、雨が降らずダムの水が底をつき、給水制限を強いられる所があります。全国均等に降らないものでしょうか。日本の梅雨、雨が降らなければ困るし、降り過ぎるとまた困る。日本の水事情、水環境にも意識を持ちたいものです。そして台風の発生も少ない年にもなりそうだということです。“エルニーニョ”聞いたことがあると思いますが、太平洋赤道直下南米沖に発生するこの現象が 例年に比べるとかなり小規模になっていると言います。日本へやって来る台風との因果関係を探るのも興味あるものと思います。

 先週整備作業を実施し、一週間後のビオトープです。三日続けての雨模様の天気で、気温水温共にやや低く感じます。というよりもこれが平年並みの状況なのでしょう。四の溜りでは先週みかけなかったウキクサが拡がりつつあります。またヒメガマの穂がやはり先週観なかったのですがきょうは出揃っていましたよ。植物の成長も梅雨の雨を受けて活き活きとして見えます。

 三枚目の写真、ゴミじゃないですよ。体長1cmほどのヤゴではないかと、水中を動く昆虫を撮ったものですが、どうしてもピントを合わせることができません。これじゃ何だか解かりませんね。

 シオカラトンボやアキアカネ、クロスジギンヤンマも産卵に来ているからヤゴも居る筈なのですが、まだ発見出来ていません。目撃情報があればお知らせ下さい。

 四枚目の写真、それじゃピントが合うものと言うことで近くに網を張っていた蜘蛛を撮りました。名前は解かりません。また調べておきましょう。手足を寄せてしまっていますが、拡げると4cm四方になるものと思います。

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  No.68 2005.06.25(Sat.)  晴れ 水温 24.0℃ 気温 29.0℃

 それにしても今年の梅雨の雨の少ないこと。四国ではダムの水が減り続け底が現われてきています。滋賀県は有り難いことに琵琶湖を抱えており渇水には強いのですが今年は冬の降雪が多めだったこともあり徐々に減りつつあるものの数年前の騒ぎには至っていません。水を大切に使用したいものです。朝から太陽が照りつけ、まだ梅雨前線の北側に位置しており空気が乾燥しているようで紫外線の強さを肌に感じる暑い一日になりました。

 きょうは事前のお知らせの通り今年度第一回目の整備観察会を開催しました。二班に分かれての作業を実施。

 一斑は管理作業で繁茂した藻や草の間引き(写真一、二枚目)上は作業着手時、下が作業後と、今回初めてですがビオトープ池のメダカを地域の人達に頒布することをしました。ビオトープ活動や小学校でのメダカを使った授業への理解を一般の方々にも知ってもらおうという試みです。先着30名様に限り5〜10匹のメダカを家庭へ持ち帰っていただきました。

 一方ではかつてこの地域でも観ることができたという川エビをビオトープ池に放流し、保存できるかを試すため他所へ川エビを採取しに出向きました。川エビも周辺河川がコンクリートの三面張りに姿を変えており、なかなか見つけることが叶いません。公民館のHさんの案で琵琶湖畔の砂地で葦が繁る部分に竹の笹の束を沈めエビを誘い込もうと一週間前に仕掛けておきました。見事!数匹ですがこの仕掛けで捕獲することが出来ました。(写真下段)捕獲が叶わない場合を見越して某養魚場で提供をいただいたおよそ200匹の川エビを併せてビオトープ整備後の池に この日参加した子ども達の手で放流しました。流れの上流、底の砂地を選んで放ちましたが生き延びるかは今後の観察で明らかになるでしょう。 沢山の方の参加、有り難うございました。そしてご苦労様でした。

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No.67 2005.06.18(Sat.)  晴れ 水温 23.0℃ 気温 29.0℃

 先週の土曜日に梅雨入りしてから思うような雨の日が無く、ビオトープ周辺はよく乾いていて草木には水不足ぎみになっています。春先に植樹したクヌギの苗木が枯れてしまいました。きょう、明日も晴れのようで植木には散水の必要があるでしょう。ドウダンツツジの葉もこころなしか乾燥気味になっていました。そんな中、抽水植物は水の中から元気に繁っています。ヒメガマの葉が人の背丈ぐらいにまでに伸びてきています。

 写真三枚目、「ホッスモ」が二の溜り(デッキ下)で増えております。詳しくは下記アドレスをクリックしてみてください。

http://www.kobe-c.ed.jp/shizen/wtplant/wtplant/14041.html

 

 ● 困った問題!

 先週から何人もの目撃者があり、報告を受けております件ですが、隣接の用水路溜りに大きく成長したミドリガメが居ます。誰かが放たなければ居ない筈のもので、こころ無い人の悪戯か、自然への理解が無い人の行為だと思われます。首を伸ばすと30cmもの体長がありそうで、頭から首にかけて赤い筋が両側にあり、およそ水路やビオトープには不釣合いな生き物です。きょうも頭が水底で見えたので網で捕獲をこころみましたが、ヘドロ状の泥の中に潜ってしまいました。水も濁って、石混じり底は網を動かすこともままならず、結局逃げられてしまいました。来週の整備観察会のおりになんとか捕獲をしてしまいたいものです。捕獲が出来たら、その後どうするかがまた問題で引き取り手を考えておかなければなりません。亀に限らずペットとして飼われていたもの(特に輸入種、外来種)を不用意に放す行為は絶対にあってはならないことです。

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No.66 2005.06.11(Sat.)  晴れ 水温 22.0℃ 気温 21.0℃

 いよいよ梅雨入りですね。未明から雨は降り出していました。草木、その他生き物には恵みの雨になりそうです。今日は少し早い時間で7時30分にビオトープに入りました。気温は21℃、水温の方が少し高めでした。

 誰が持ち込んだものか判りませんが白い釣鐘状の花が小さな木に咲いていました。梅雨時に咲く花で「ホタルブクロ」(キキョウ科)と云う名前の花です。学名ではCampanula「小さな鐘」と云う意味があります。 紫陽花の花はこのビオトープには在りませんが、このホタルブクロなども雨に濡れながら咲く光景がとても風情を感じるものです。太陽の光に映える花ではないように思います。どちらかといえば園芸種の花木の部類に入りますがあまり目にすることの無い花でしょう。ここ数日が見頃ではないでしょうか。

 先週少し刈り取ったオオフサモが勢力を増し、背も高く伸びてきています。今日の雨、そしてこれからの梅雨の雨で草木も息を吹き返しおおいに茂ってくることでしょう。生き物達ももっと目にとまるようになると思います。機会があればビオトープに足を踏み入れ観察を楽しんで欲しいものです。

 

 ● 続・お知らせ。 

6月25日(土)の「渋川ビオトープの会」今年第一回目の整備観察会の内容が具体的に決まりました。会員の皆様には別紙案内状でお知らせしています。またこの日は地域の皆さんにビオトープのメダカをお分けすることになっています。メダカを家庭で飼っていただくことによりビオトープの理解と、交流のきっかけを作りたいと云う試みにこの企画をたてました。興味の有る方は是非午前中(10時頃)にお立ち寄り下さい。数に制限が有りますのでお早めに。

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