今ビオ
No.726 〜 No.730

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No.730  2020.04.18 (Sat)  9:00    雨   水温 12.0 ℃    気温  13.0℃.

 24節季の一つ穀雨≠ヘ19日。(春雨に五穀潤い成長するころ)きょうはそんな雨が降っています。そして七二候の一つ葭始生=iあしはじめてしょうず)水辺の葭が芽吹き始める頃。ビオトープのあし≠熕V芽が伸び揃ってきています。やや強めの春雨、まとまった雨量になりそうです。折角池の水を干している最中、またたっぷりの水量になりました。水中ポンプを使い強制排水を試みる必要がありそうです。きょうの雨で明度のない乳白色の空が一面拡がっています。雨に煙り比良山系も比叡山も三上山も望めません。高層マンションの上部が観えなくなっています。空気が暗いうえに、新型コロナウイルスによる自粛規制は延々と続く様相、非常事態宣言も発令されるに至りました。先の見えない事態になっています。こんな騒動をよそにビオトープは整備が出来ないままに季節を進ませています。人が入り、道が出来ていた処に雑草が侵入し緑化しつつあります。サクランボの実が膨らみ、赤味を帯びて来ていますヨ。収穫の頃までに学校に子ども達が戻って来るでしょうか・・・。

穀雨に煙る

 今日の写真右一枚目、池の水を干している最中、この雨でたっぷりと溜まりました。二枚目はヤマモミジの花の様子。雌雄同株で左は雄花で、右が雌花(正しくは両性花)。この時点で既にプロペラが観えますネ。三枚目はプの様子。褐色の冬のイメージが薄れてきました。三枚目はキツネノボタン(キンポウゲ科)の花の様子。四枚目はノボロギク(キク科)。キク科で酷似したものがたくさんあります。違っていたら教えてください。冬枯れの木樹で一番遅く芽吹いたクヌギの若葉も出揃いかけています。新緑が雨に濡れて瑞々しく、活き活きと観えます。コロナウイルスとは無縁に、春の息吹を感じさせてくれています。

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 No.729  2020.04.11 (Sat)  9:00   晴れ/曇り  水温:8.0 ℃   気温: 9.0℃  

 新型コロナウイルス感染症、当市内での感染者数が目立ってきています。一旦緩和された規制も撤廃、より強い感染防止のための要請が敷かれました。グラウンドの少年野球チームの練習する姿も無く、体育館のバスケット、バドミントンの子ども達も当然居なくなっています。寂しいですネ。寒の戻りでしょうか、比良山系が冠雪していました。コロナ菌、花粉・黄砂にPM2.5。西風に載って無差別に襲いかかってきます。微熱は無くても眼が痒く鼻はムズムズ。自宅待機、外出自粛が一番望ましいのでしょう。ビオトープの池の水温が平均して15℃ぐらいになってくるとメダカの姿が例年観られるのですが、今春はまだ。この春。ザリガニ駆除を目的に、池の水を全部抜くことを試そうとしていましたが中途半端になっています。整備作業に入れなかったこともあります。コレもコロナの影響と・・・。昨日10日は七二候の一つ「鴻雁北」(こうがんかえる)雁が北へ帰っていく頃。雁は夏場をシベリアで、冬は日本で過ごす渡り鳥です*k湖に居たコハクチョウは早い時期に北へ戻って行きました。

子ども達がお世話してきたチューリップ 主が居なくても咲いています

 左一枚目、ようやく枯葉を落とし、新しい葉を出してきたクヌギの様子。目にも優しい新緑の始まりです。二枚目はマンサクの若葉。トサミズキ、サンシュウ、早春に花を付けた木樹は揃って若葉を出してきています。サクランボは若葉の中、実が膨れてきました。三枚目は ドウダンツツジの花が咲き揃い始めました。やはり例年より早い咲き始めです。四枚目、シラカシ(ブナ科)の雌花の様子。先週は雄花序を掲載しています。雌雄同株で雌雄異花。葉の下方に穂状に雄花が付く。雌花は枝の先の法に小さく付いている。折角の新入学、新学期の始まり。早く通常の生活が戻り、学校に子ども達の声や姿が観られるよう望みます。

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No.728  2020.04.04 (Sat)  9:00   曇り/晴れ  水温 9.0 ℃    気温  10.0℃.

 24節季の一つ清明≠ヘこの5日。そして七二候の一つ玄鳥至=iつばめきたる)。玄鳥とはツバメのこと。やはり今年は暖かいのか、10日前ほどからツバメの姿を観ています。このビオトープ通信では暦の引用を度々掲載しています。的確に季節の移ろいを表した古くから伝えは、人の生活と自然との関わりをその時々について教えてくれます。狭小のビオトープからも季節の変化を発信できればという想いでいます。小学校は新型コロナウイルスによる、騒動の終息の気配がないまま新学期に入ろうとしています。国の理解に苦しむような発案が次々に出され、現場の困惑は混乱として起きているように見えます。この先、気温が上がってくるとウイルスの活動は弱まるのでしょうか。何が出来る訳ではなく静観するしかないのか、辛いですネ。それでも季節は進みます。

折角の満開のサクラ・・・子ども達の目に泊りません(コロナ)

 今日の写真右一枚目、上の画像のサクラの樹の下、登下校路に散ったサクラの花。様子が変? 花びらではなく、花そのものがいくつもいくつも落ちています。あまり観たことのない光景ですよネ。満開時に強い風が吹き飛ばしたのでしょうか。それにしても樹の下に落ちて留まっていますヨ。何本かある樹の全てがそんな感じです。花弁の散り初めにはまだ時間があるようです。二枚目は、春の緑が目立ち始めているビオトープの様子。褐色の冬のイメージが薄れてきました。三枚目はヤマモモの雌花の様子。ヤマモモは雌雄異株、ビオトープには雌雄それぞれの樹があり、雌の樹には毎年たわわの実が付きます。四枚目はシラカシの雄花序の様子。シラカシはブナ科、雌雄同株で雌雄異花。葉の下方に穂状に雄花が付く。雌花は枝の先の法に小さく付いている。まだ雄花(蕊だけです)は開いてなく、雌花も観えませんでした。

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 No.727  2020.03.29 (Sat)  9:00   曇り/雨  水温:14.0 ℃   気温:15.0℃  

 新型コロナウイルス感染症の拡散が世界規模で留まることなく進行しています。最中、人が集まる処、事業がことごとく閉鎖され、中止や延期されています。改善の兆しもなく、いつまで続くかの予想もないまま時は進んでいきます。それでも自然は季節を繰り返し、冬から春へと確実に変化を見せています。ビオトープ通信は21日(三週間)振りの配信になります。3月初めに予定していた整備観察会をキャンセルしたこともあって、整備ができてなく下草の処理や樹々の剪定、縁石の復旧などが未完のまま今日に至っています。例年ですと春を迎えるための整備作業として続けたきたことが止ったことで、少しビオトープの様子が変わるかも知れませんネ。明日30日は七二候の一つ「雷乃発声」(かみなりすなわちこえをはっす)春の訪れを告げる雷が鳴り始める頃=u春雷」(しゅんらい)とは「虫出しの雷」とも呼ばれていて、虫達の活動を促すものとされています。コロナ騒動は続きこの先の入学式、新学期のイベント事も自粛要請で縮小や中止を余儀なくされているようです。今が辛抱の時なのでしょうか。

ヤナギ 花の時期も終わり、新葉が勢いを増し萌えています

 左一枚目、ショウブ(サトイモ科)の萌芽。新鮮な艶の良い緑が春の息吹を感じさせます。二枚目はヨシ(葦)の萌芽、真っ直ぐに天に向かう様子は力強いです。三枚目はムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科)。類似種にトキワハゼがありますが、花は小さく地面を這うことはなく、茎を伸ばし花を付けます。四枚目はシデコブシ(モクレン科)の花の様子。いつのまにか花の盛りが終わっていました。また未明までの降雨で、花が濡れて重たそうでした。校内のソメイヨシノは3分咲き程度。曇り空の今日ですが気温は高く、開花は進み満開近くまでいくのではないでしょうか。早くに開花したサクランボはもう小さな膨らみがあります。

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No.726  2020.03.07 (Sat)  9:00   晴れ/曇り   水温 3.0 ℃    気温  4.0℃.

 今日土曜日の小学校は静まり返っています。コロナウイルス騒動のなか学校は休校に入っています。いつもならスポーツ少年団が練習を始めている時間、鍵こそ掛かっていませんが門扉は閉ざされ人気がありません。不気味な感じがしますネ。本来ビオトープの整備観察会の日、やはり開催中止になりました。予定をしていた作業が出来なくなってしまいました。次は何時? 検討しなくてはなりません。24節季の一つ啓蟄≠ヘこの5日。七二候の一つ桃始笑≠ヘ10日(桃の花が咲き始める頃)。花が咲くことを「笑う」と表現、「山笑う」は春の季語です。桃ではないですがサクランボの花が3分咲きぐらいになっています。そして紅梅も3分咲き。風がなく、柔らかい陽を受け暖かさを感じますが気温は4℃、意外に低くようです。陽射しは春ですね。シダレヤナギの萌芽が観られ、樹が淡い黄緑色を呈してきました。コノテカシワ(ヒノキ科)の花も観られ、この先ヒノキ科花粉として飛散することにもなるのでしょうか。確実に1週間前にくらべ季節は進んでいます。早いコロナ騒動の終息を願います。

枯れ草状態のジュズダマ、もう下には新しい葉が出ています

 今日の写真右一枚目、サンシュウ(ミズキ科)の開花です。集合花。二枚目サクランボの花、3分咲きぐらいになっています。三枚目、マンサク(マンサク科)の花。苗木の域を出ませんが、なんとか一輪だけ花を見せてくれました。四枚目は同じマンサク科トサミズキの花、これも開花です。池縁では侵略的外来種キショウブの新芽が早くも伸びてきています。春の整備作業で間引きをすることになっていましたが、出来ずにこのまま季節が進むのか。目立った生き物の姿は観ませんが、緑色掛った小さなユスリカの仲間が観られます。彼らは何処から現れるのでしょうか。解る方がおられましたら教えてください。

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最終更新日 : 2020/04/18