No.90 〜 No.86

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 No.90 2005.12.03(Sat)  晴れ 水温  7.0℃ 気温  7.0℃

 寒くなってきました。週明けには北部の平地でも雪が降りそうな予報がでています。今朝の比良山系の上部はどんよりと雪雲(?)に覆われています。比叡山以南は朝の陽に当り、山肌を焦がしたように赤茶けた色合いを呈しており、秋も終わり冬の訪れを感じさせています。今日からはしばらく冬型の気圧配置が続きそうです。

 ビオトープの四の溜りのガマの葉も枯れて、一時の勢いも無くし朽ちようとしています。冷たい風が素通りし、観察して廻る素手が冷たくなってきました。背中に陽を受け、ほのかな暖かさを感じるのもいいものです。最下段の写真はやはり陽を受け体温を上げているイナゴ。もう元気がありませんね。

 二枚目の写真、給水位置の水落ち近く、せせらぎの瀬にはアオミドロがこの時期にしては珍しく青々と繁殖しているようです。水の流れに沿うようにユラユラとなびいているのが観られます。水は冬場を迎え透明度は上がっていますが、アオミドロの広がりがあるのは、栄養分の高いことを伺わせます。

 来週あたりには開花するであろう寒水仙の花の蕾が膨らみつつあります。賑やかさに欠ける冬のビオトープに可憐さを添える水仙は、ホッと一息つける温もりを与えてくれるようです。開花を楽しみに待ちましょう。

 

 先月19日に「山門水源の森」へ出掛けた折に、参加者から得ましたアンケートの結果をただいま集計しています。まとまり次第、新着情報のページで掲載したいと思います。

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No.89 2005.11.26(Sat)  曇り/晴れ 水温  8.0℃ 気温  9.0℃

 しばらく晴れの天気が続いています。朝夕は冷え込みますが、日中は暖かい感じがしますね。11月も最終の土曜日。赤色系の紅葉は終わり頃か。処により今、イチョウの黄色が陽に当り錦色に輝いています。渋川地区ではもうひとつ、木樹の葉の色付きを楽しめるような所がないのが寂しいものです。渋川のビオトープにも、夏場に陰が出来るような大きめの木が欲しいとの声があります。木に色付きがなくても一本、大きな木を植えたいものです。

 綿毛の写真を二枚掲載します。オニノゲシの綿毛と、ご存知タンポポの綿毛です。

 池の水温も10℃を切ってきていますが、まだミズスマシが水中にいました。動きが鈍いかと思いましたが、夏のように素早い動きをしていましたよ。

 最下段の写真「オオイヌノフグリ」かと思われます。イヌノフグリは春に花をつけますが、これは秋の開花。カワヂシャの花にも似ていますが、カワヂシャも春の花です。

 上の写真はヨモギですが、葉先が縮れて実をつけたようにみえます。葉先から溶けるように葉元へ縮れ、赤紫色の丸い実のような感じがします。朝夕の冷え込みで、こう云う現象が観られるのでしょうか。

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No.88 2005.11.19(Sat)  曇り/晴れ 水温  9.0℃ 気温  8.0℃

 この日は「渋川ビオトープお会」の主催で、公募で集まってくれた地域の人達、子ども達を交えて35名の団体で西浅井町の「山門水源の森」へ市のマイクロバス2台で自然観察会へ出掛けました。 現地はこれからの季節の天気そのもので、南部は晴れていても北部は時雨の空で暗くもなります。この日も山間では時折アラレも降る天候になりました。・・・・(もう少しの記事の記載は新着情報のページで。)

 左写真はこの日の朝8時のもの。晩秋のビオトープの様子、枯れ草が目立つようになりました。水温気温も10℃を割るようになってきましたよ。遠く比良山系の山の頂には雪が覆っているのが見ることが出来ます。

 ジュズダマもすっかり枯れてしまって、実が黒く光っているのが見えます。サクランボの葉がまだ枯れ落ちずに残っていてその裏に身を潜めるテントウムシ。寒さのせいで動きがありません。近くに蝶のサナギがあったのですが既に羽化してしまって、殻が残っていましたよ。

 

 下の写真は夏場から漏水が気になっていた給水口のコンクリート枡周辺です。給水パオプを延長して直に揚水した水を瀬に流し込み、桝周辺を乾かしている状態です。桝底からの漏水と、桝上部の水の吐口のコンクリート壁の切り欠き部分からの漏水かと思われます。時雨空のある時期ではありますが、周囲が乾いたら補修を施すことになります。

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No.87 2005.11.11(Fri)  雨 水温 13.0℃ 気温 16.0℃

 都合により、金曜日午後3時30分のレポートです。ようやく日中もヒンヤリとしてきた感じがしますね。隣地の県短跡地のイチョウの葉も黄緑色から黄色へと変わりつつあります。やがて陽光を浴びて黄金色に輝くことでしょう。比叡山の延暦寺、奥比叡ドライブウエイの紅葉が見頃だそうですよ。

 午後3時頃から冷たい雨が降り始めました。きょうは立命館大学の学生さんが“渋川のビオトープ”を見学に来られました。説明に対応していたら暗くなってしまって写真を撮るに至りませんでした。

卒論のテーマに「学校ビオトープについて」を選ばれて奮闘中とのこと。参考になりましたでしょうか。小学校の校長先生とも少しお話を聞いて頂くことが出来て、また宜しくとのことでした。

 

 右の写真、先の日曜日(6日)、草津市下寺町、烏丸半島手前の湖岸道路沿いで琵琶湖側、県が整備を進めているビオトープ予定地を、県の職員さんを交えた自然観察会と計画の説明会があり、出席してきました。

 最適な維持管理についても研究中とのこと、“湖岸緑地公園”でもあり、雑草を生やしてかえって景観を悪くするとの意見もあるようで、市民などの意見をまとめる点などに難しい問題があるそうです。

 県が整備を進めているビオトープで、県担当者から説明を受ける。     (11月6日)

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No.86 2005.11.05(Sat)  晴れ 水温 14.0℃ 気温 19.0℃

 良く晴れた朝になりました。約1ヶ月振りの土曜日の快晴の天気だそうです。気温が高めで暖かな日和です。晴れてはいるのですが遠く比叡、比良の山の端が見えませんね。近景はともかく遠くの景色は霞がかかったようではっきりとしません。春を思わす陽気ですね。草津川の堤防の桜の木で、葉を毛虫に食い尽くされたものが今、花をちらほら着けているとのこと。

 

 30日の渋川学区「ふれあいまつり」ではたくさんの人達がビオトープ内に入り“ネイチャークイズ”を楽しんでくれました。なんと昨年の170名を大きく上回る240名の方々が挑戦してくれましたよ。ありがとうございました。そんな中4年生の二人が全問正解!頑張ってくれました。

 きょうの写真、一枚目は9月頃から目にしていたのですが、水の底にへばり着くように拡がる植物があります。どう成長するのか観察をしていましたがこの状況が続いていて変わる様子がありません。さてなんて云うものでしょうか? 二枚目の写真は給水口の石肌に並ぶカワニナです。昨年に比べるとその個体数はかなり増えているように思います。

 三枚目の写真は、イネ科のセイバンモロコシ。ススキの葉に酷似しています。一の溜り脇に見ることができます。

 四枚目の写真、サクランボの葉の裏に蝶のサナギを見つけました。蝶の名前は? なんなのでしょうかよくわかりません。モンシロチョウのサナギに比べるとずんぐりむっくりって感じなんですが。

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最終更新日 : 2006/08/12

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