No.10 〜 No.06

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No.10 2004.04.18(sun.)晴れ 水温未計測 

 本日は午後2時の様子です。この1週間、降水を記録したのは14日の未明に降った 僅かな雨だけで、その前後は曇天ではなく 快晴の日々が続き、霜注意報もでておりましたが結果的には平年気温を高く推移した1週間になりました。

 今日も汗ばむ快晴の一日です。

 池の水を隣接水路から水中ポンプで揚水しているわけですが当該水路は農業用水路でもあります。常に琵琶湖からの多目的に揚げられている水の一部が農閑期でも水路を流れています。今日、田植えシーズンを前に この水路のほか周辺の水路を含め 農業関係者による一斉清掃、泥上げ作業がが行われ水の流れが良くなりました。既に都市化された街の中を巡る用水路で日常はビニール袋や空き缶などのゴミが散乱する状態で 悲しいぐらい汚い感じがします。三面コンクリート打ちの水路が多く、清掃はし良いけれど、かつて「小川」だったものは全てが水を通すだけの水路になってしまっています。

 そんな水路から ビオトープの池に水を揚げているわけで、琵琶湖とある種繋がった水を入れていることになります。
常時流水型の池ですから 夏場の水温上昇は避けられそうですが、全日、日射の陽池で 日陰になることがなく浅瀬などでの水温上昇は致し方ないかとも考えています。この夏の観察が必要かと 思います。

 期待に応えてくれるかのようにメダカの卵を抱えて泳ぐ姿が ポツポツとハッキリ確認できました。葦などの水草も 緑を色濃く、株数も増え、徐々に産卵に適した 水中の障害物も適当に増えて来ました。

 もうすぐ子メダカが 見られますよ。

 葉山川より移植した葦の株間からカエルグサが出てきました。既に地元でも水路が三面コンクリート化されてから見られなかった植生で、このビオトープで再発見されたことは 嬉しく思います。これからも 何が出るかが ひとつの観察テーマです。

卵が確認されたメダカ ↓

中段はドウダンツツジ 下段 ↑はアメンボウ

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No.9 2004.04.10(sat.)晴れ後曇り 水温未計測 

若葉の黄緑色も綺麗なカエル草 ↓

↑ メダカの様子

 

 今日は朝からビオトープに出向きました。初夏を思わす日差しと、刺すような紫外線の強さを感じます。夜明け前の気温は下がり、空気も冷え込んでいましたが、10時過ぎにはもう暑さを感じます。今日は地元地域の某団体からの支援金で買い求めたプレハブの物置の組み立て作業です。6名の出席でお昼前に終えることが出来ました。物置の中にはやはり支援金で買った、水撒き用の手長杓子、木の葉掻き、スコップやバケツ 一輪車などを収納しました。

 ここ2〜3日の天候で平均の最高気温も20℃を越し、水温の上昇もあり、メダカの産卵が期待される頃でもあります。よくよく観察をすると、30匹ぐらいの集団に1匹の割りでお腹に卵を抱えているものが確認出来ました。産卵に適した水草の繁りが遅く、また不足かと思われますが、卵を産み付ける場所が無くて、池底に落ちても大丈夫 とのことです。水槽などのメダカでは水草が十分でなければ毛糸を水中に垂らしてやると、そこに卵が付くそうです。初夏に向けて第一陣の子メダカが やがてビオトープ池を泳ぎだします。

頑張れ! メダカの君たちヨ。

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No.8 2004.04.03(sat.)晴れ後曇り 水温未計測 

 平年並みの気温か少し肌寒い。午前中は良く晴れていた。校庭の幼木のサクラも満開か。30年、50年先には立派に咲き、人を楽しませてくれるだろう。ヨシの新芽を確認した。先日30日にNHK大津放送局の取材で「環境こだわりメッセージ」の収録が雨中にあった。雨粒の波紋に敏感に反応してか メダカは池底に隠れてあまり姿を見せない。このビオトープの最初の訪問者を発見したのも30日で、ミズスマシを見ることができました。続いての発見は アメンボでした。しかしながら今日3日は何れも確認することはなかった。こころもち水温も今日は低いのだろうか。メダカも深場にいて動かない。早く夏の到来を待ちわびる。

 新芽が確実に顔を出し始めました。石段付近。

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No.7 2004.03.27(sat.)

こころなしか、水の色が茶色くなっている。底土に田んぼの土を入れているため栄養分が多いためか。

 快晴の一日。今は日一日と暖かさを感じることができる。桜の開花宣言もあちらこちらから。校庭の幼木の紅梅の花はすっかり散りました。水温も僅かずつ上昇の気配。今日昼間はメダカも水面近くを元気よく列を組んで走るように泳いでいました。(人影が動くからか)じっと凝視していると何事も無い様子で目の前を悠々と通り過ぎます。どうやら動く影に怯えるようです。池の底土が田んぼの肥土ということもあってか、栄養過多といえるかもしれないが、アオコのような藻が石に付着、その緑色が先週に比べ色濃くなってきた。今日は隣接水路からの揚水はお休みしました。池の水の流れが止まったことで水温が上がりやすくなり、水中の微生物も光合成が活発になったようだ。

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No.6 2004.03.20(sat.)

 今日の最高気温は10度。2月末が暖か過ぎたのでこの気温は寒すぎる。池のメダカも正直なもので姿が見えない。何処に行ったか心配だ。先日の雨で流されたかとも思ってしまった。しかしよく目を凝らして深い部分の底を見るとしっかりみんな集まってじっとしていた。単純によかったと思う。植え込んだ植物のそれぞれが 春とともに新芽を出し始めている。ここにきてようやくこのビオトープに文字通り 生命の再生、復元の一歩を見たような気になった。 この池、ビオトープに“命”が加わって「生き物の棲む所」になりつつあるわけで、春先から夏にかけて、植物も茂り、生き物の活発な季節を向かえ、一大変化を遂げる一年になるのが楽しみです。季節とともにどんな動植物が現れるかを調査することが今年の活動テーマになります。

 新芽が確実に顔を出し始めました。“キショウブ”株の間を泳ぐメダカも見かけました。

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最終更新日 : 2006/08/12

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