No.100 〜 No.96

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  No.100 2006.02.18(Sat)   曇り 水温 2.5℃ 気温 2.5℃

 今週のビオトープ「渋川ビオトープ通信」はお陰さまで今回の配信で第100号に達しました。第1号の配信以降まる二年が過ぎようとしています。改めてバックナンバーをさかのぼり見てみると、あたりまえのように移り往く季節の変わりとともに動植物の出現に興味深いものを感じます。かつて在った渋川の自然の一部を観ることが出来るような存在になってきているようにも思います。「渋川ビオトープの会」では維持管理はもちろんのこと、自然環境の大切さを子ども達にうまく伝えていけるか、また学習の手助に如何に協力していけるかを考えて活動を続けていきたいものです。安全のためにと閉ざされ勝ちになりつつある教育の場でありますが、ビオトープを通じて地域と学校との関りを探り、コミニケーションの場としても活用、また子ども達の自主的な自然への学習意欲が見られるような魅力あるものにしていければと考えています。

 きょうは、水曜日、木曜日の暖かい雨の降った日に比べ気温がかなり下がり寒くなっています。ほこりのような雪も舞っています。比良山系は雪雲でおおわれて山並みをみることは出来ません。

 朝9時、寒さの中“せせらぎの瀬”を覗き込む子ども達。何かを見付けたのかな?。サクランボの花芽がようやく膨らみ始めました。校庭のサクラの花芽はまだ小さく硬いようですが、一足早く膨らみを見せました。ミゾソバの新芽(二葉)が池の淵で顔を出してきています。三寒四温を繰り返しながらも確実に春間近の予感を感じさせてくれています。最下段の写真、ジュズダマの白化した様子。秋の黒い実の状態を放っておくと、こんなに白くなるのでしょうか。

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 No.99 2006.02.10(Fri)   晴れ/曇り 水温3.5℃ 気温 6.0℃

 先週に引き続き今週も金曜日の配信になりました。今日は午前10時半のレポートです。普段、平日のこの時間は小学校も授業中で外からの人間が校内に入るということはほとんどないことですが、京都新聞がビオトープについての取材を申し出て来たことから、急きょこの時間に何人かの子ども達とともにビオトープに入ることになりました。取材内容は「全国学校ビオトープコンクール2005」についてのものです。このビオコンに関しては後日報告させていただくつもりです。空は雲が多いもののおおむね晴れの天気。

 先週の4日は「立春」でしたが、相変わらず寒い毎日が続きます。今朝の最低気温が−4℃だったそうで、常時流水型のビオトープ池ですが、二の池、三の池の一部が凍っていました。10時を過ぎても厚いところでは1cmもあり、冷えた朝であったことが伺えます。水も澄んでおり、氷の透明度の良さに驚いています。池の溜りでは水の流れも緩く、不純物の浮遊がない証拠だと云えるでしょう。さすがに水温も低めでメダカの姿を見ることが出来ませんでした。午後からは気温も上がるとのこと。三寒四温を繰り返しながら春へと向かいます。

 三枚目の写真、京都新聞社の記者による取材の様子。重大ニュースがない限り明日の滋賀ニュース欄に記事が掲載されるようです。また後日インターネットでも「京都新聞電子版≪滋賀≫」で、しばらくのあいだ掲載されます。一度覗いてみてはいかがでしょう。

 最下段の写真、今回も正面玄関脇のふれあい広場に植えられている山茶花を撮りました。緑の葉に赤色の花弁が浮き立ちます。

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  No.98 2006.02.03(Fri)   曇り  水温5.0℃ 気温5.5℃

 今週は金曜日午後3時のレポートをお届けします。この時間帯から子ども達は“見守り隊”のボランティアの大人の人にガードされながら帰宅の途につきます。「さようなら」の言葉の掛け合いが和みます。

 三日ほど続いた暖かな雨の日が去り、冬型の気圧配置になっています。晴れ渡った青空を期待していましたが雲が多く北西の風も強く、時折風花も舞い厳しい寒さを感じます。二月を「如月」(きさらぎ)と云い、この寒さに着た上に更に着る“衣更着”とも表すことがあるとか。きょうは節分、そして明日は「立春」になります。

 きょうのビオトープの池の水はどこも澄んでいます。底までよく観ることができメダカの姿も確認できます。まだまだ水温も低く動きもゆっくりと感じますが元気そうですよ。連日カモが寄っているようですが、水が濁ってないところを見るときょうは来てない様子。

 せせらぎの瀬に雲間から傾きかけた太陽の日差しが反射しキラキラと光を放ちます。三枚目の写真はセリ、黄緑色の若い葉が出てきています。冬の間も枯れて姿を見なくなることもなく、風のあたらない処で緑色を保ってきていましたが、春に向けて若葉が茎を伸ばしてきているようです。

 最下段の写真、お隣の県短跡地で見つけた菜の花?。葉を見る限り、蕪(カブ)でしょうか。または白菜の類なのでしょうか。

 明日4日は「わんぱくプラザ」の事業で、朝から体育館横で“餅つき大会”があります。時間が合えばお寄り下さい。

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  No.97 2006.01.28(Sat)   曇り  水温4.0℃ 気温 4.5℃

 来週はもう二月。節分、立春を迎えます。池の水も温み、草木が芽吹く春が待ち遠しいものですね。今朝未明にも雪が散らつきました。観察デッキの上に少し雪が残っています。

 25日の午後3時頃、二の溜りに二羽の鴨が泳いでいたと云う目撃情報をいただきました。昨年の夏場にも姿を現していたツガイのカモでしょう。下校時間であったため多くの子ども達も目にしたようです、賑やかさですぐに飛び去ったとのこと。また寄ってくれるでしょう。殺風景なビオトープには“活きた”動きというものがあって嬉しいものです。この日の朝にも寄ってくれていました。池の水がどこも濁っており、一通り鴨が散策したようです。水中の藻を餌にしていることと思います。人間との距離を定間隔に保っているのか15mぐらいまで近寄っても用心はしているようですが逃げようとはしません。それ以上近づくと揃って飛び去ってしまいました。空から見ると鴨にとってはこの小さなビオトープの水の溜りがどのように映るのでしょうか。住宅が建ち並ぶ学校周辺では狭小であっても憩の場所とでも思っているのでしょうか。自然に生きる鴨が立ち寄る街中の学校ビオトープ、いいことなのでしょう。でも棲み付かれると困るカモ知れませんね。

 最下段の写真はスズメノエンドウの若葉。枯れ草の中、緑が目立ち始めました。

 曇り空に飛び去ってしまった後に残った鴨の羽。まだ温もりを感じます。

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 No.96 2006.01.21(Sat)   曇り  水温3.0℃ 気温3.5℃

 昨日20日は暦でいう二十四節気の「大寒」(厳寒を感ずる)でした。先週は暖かな雨の降る週末でしたが今週は一転してまた寒波が日本列島に降りてきていて寒い日になっています。

 比叡山の山肌に張り付いていた雪が先週の雨で一旦消えてしまいましたが、きょうまた所々で白く見えます。比良山系の山の端はしっかりと雪に覆われているようです。琵琶湖の西の山並みはよく見えますが、空はドンヨリとしていて曇っている状態で、少し風もあり寒さが身に沁みます。早いもので新年になり既に三週が過ぎようとしています。日常の生活に戻られたでしょうか。

 今日の写真、一枚目は運動場の端、防球ネット越しにビオトープを見ています。真冬の殺風景な景色です。二枚目はそんな中、カワヂシャの若葉が観ることが出来ました。一昨年はよく育ち小さな青色の花を沢山点けましたが、昨年は辛うじて一株だけでした。この冬、昨年と同じ場所から葉が出てきています。いくつか株も広がり春先から夏にかけての開花が楽しみです。

 三枚目、クロガネモチの枝先、葉っぱが丸まっているのは植え込んだ当初からでしたが、この寒さからでしょうか葉に黒い斑点が見えます。初めて観る症状で病気にかかっているのでしょうか。 昨年秋口にホテイアオイを引き揚げたときに株下に堆肥代わりに置いたものが災いしているのでしょうか、少し心配です。

 最下段の写真、小学校正門脇の駐車場横の植え込み部分にある山茶花の幼木。彩りに欠ける冬の校庭の一角、小さな花ではありますが赤色がよく目立って見えます。

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最終更新日 : 2006/02/19

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