No.105 〜 No.101

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  No.105 2006.03.25(Sat)   9:00 晴れ 水温 7.0℃  気温 10.5℃

 20日に卒業式が行われ、昨日24日には終業式も終りました。今日からは春休み。校内は少し閑散としています。お彼岸も明け本格的な春本番が待ち遠しいのですが、ここへきてようやく動植物の息吹きを感じるまでになってきたような気がします。少しづつ、少しづつですがゆっくりとした季節の歩みが続いているようです。きょうは春には珍しく霞のない透き通った青空が拡がり、気温も上がりそうです。

 サクランボの花、幼木ではありますが満開状態です。去る3月5日に植栽したハクモクレンの蕾が大きく膨らんできています。まだ完全に根着きはしてないでしょうけれどしっかりとした花芽を付け、元気そうですよ。

 土筆を見つけました。昨春は僅かだったのですが、今春はあちらこちらで顔を見せています。スギナの繁殖には抵抗があるところですが、春の使者としては心暖まる光景で嬉しいものじゃないでしょうか。

 二の溜り、三の溜りの水が濁っていました。カモが朝方に飛来していたようです。溜りを泳いだ痕跡として広がり始めたアオミドロの藻も切れ切れに浮かんでいました。溜りの淵ではミゾソバ、セリが新しい葉を拡げてきています。先に移植したシダレヤナギの新芽も若い緑の葉を伸ばし始めています。

 ようやくですが、通信も冬場と違って春の話題に事欠かない時節になってきました。以降が楽しみです。校庭の梅の花は終ろうとしています。桜の蕾ですが目に見えて膨らみつつあります。早ければ月末、月初めには開花するでしょう。

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  No.104 2006.03.18(Sat)    9:00 曇り 水温 6.0℃  気温 6.5℃

 きょう18日は“彼岸の入り”。寒さも彼岸までと云います。曇天で寒い朝になりました。まだまだ「寒の戻り」や「遅霜」があるでしょうけれど、暦だけは早々と初春の歩みを進めて往くように思います。晴れの天気が長続きすることなく、近畿地方南部でサクラの花が開花しようとしています。一方渋川周辺ではいまだに梅の花の開花も疎らでサクラの開花が早まれば、梅とサクラの花が同時に楽しめることになるかも知れません。先週号でも掲載しておりますが、一週間が経ち学校のサクランボの花はようやく開花寸前に、紅梅は見頃になっています。キショウブの株は少しづつ新葉を伸ばし、セリやミゾソバ、スズメノエンドウなどの新葉は春のビオトープを先取りするかのように広がりをみせています。

 ドジョウを発見!。種類は不明ですが、一時水温が上がった折に泥中から出てきたのでしょう。今朝の気温、水温ともに6℃前後と低く、ドジョウの動きは緩慢です。もう一度泥の中に潜り込む必要があるかもしれませんね。明日の日曜日は更に気温は低くなりそうで、雪の予報もでているようです。春本番は近いようで遠い気もします。

 

 週明けの20日に卒業式が行われます。「渋川ビオトープの会」の事業にもこと有るごとに積極的に参加してくれていた児童も卒業していきます。中学校に進学しても会の事業には戻ってくるよう約束してくれていました。自然環境にも興味を失わず、それぞれの探究心を深め環境のこと、動植物のことについて、いつでも考えられる人間として成長してくれることを願います。卒業おめでとう。

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No.103 2006.03.11(Sat)   曇り/晴れ 水温 10.0℃ 気温 11.0℃

 先週の日曜日(5日)の植木苗の植栽と整備作業に参加いただきました皆様には誠にありがとうございました。これからの季節、活気づくビオトープが見られることでしょう。

 今朝は曇り空、どんよりとして暗い感じがします。風もなく、曇りにもかかわらず午前中の気温としては暖かく10℃以上になっています。きょうは曇りのち晴れの一日で気温はもう少し上がるでしょう。週明けからは今年最後?の大寒波になると予報されています。明け方の気温も氷点下まで下がるそうで、体調管理には十分に気を配りたいものです。

 今朝も子ども連れの親子がビオトープを覗きに来ていました。先週の整備作業のあとで、池の中の見通しもよく、水温の上昇もありメダカが活発に動き始めています。池の中を指差し、親子で語る姿が微笑ましく感じられました。小学校の梅の花は未だに3分咲きにも満ちませんが、サクランボの花芽がずいぶんと膨らんできています。

 先週の整備作業で給水ヶ所の桝と、水の落ち口の補修作業もしましたが、年末からきょうになって再び元の水の流れが戻りました。やはり石の隙間から流れ落ちる水の音のほうが自然な感じがしていいものです。

 最下段の写真、泥蜂の一種の巣だと思われる泥の塊を見付けました。直径が五百円玉ぐらいの大きさです。ひとつは穴が空いており、すでに成虫として出たあとのようですが、もうひとつの方はまだ幼虫が入っているものと思われます。少し離れた場所には10個ほどの塊が出来ていました。ビオ入り口の入って直右の石に付着しています。

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No.102 2006.03.04(Sat)   晴れ 水温 3.5℃ 気温 4.5℃

 昨日は一時ミゾレが強く降ったりしました。三月に入ったとは云え寒さが続きます。6日、暦では二十四節季のひとつで「啓蟄」。冬篭りの虫たちも目覚め這い出す頃なんですが、まだしばらく日日がかかりそうです。ようやく渋川地区でも梅の花が開き初めています。1、2週間も例年より開花が遅れたようです。でも桜の花の開花予報は平年並みだと云うことです。

 明日5日の植栽作業で植える市から戴いた苗木が届きました。ホウキポプラ、ヤマモモ、ハクモクレンの三本です。そして当日には渋川学区青少年育成区民会議が提供してくださるヤマモミジとアラカシの苗木も届きます。今年の苗木はビオトープに日陰をつくるべく高木の苗木を選択しました。木立の緑が池に影を落とすには、まだまだ年数を必要とするかもしれませんが大事に育てたいものです。木々の緑が繁ると、木の下ではまた植物の植生が変化し、広がります。

 二枚目の写真、ビオトープのオーバーフローの水が落ちる用水路です。運動場の排水も兼ねており土砂が溜り気味になっています。明日の作業でこの水路の土砂上げも必要になります。

 三枚目の写真はセリの葉っぱの縁に霜が付着したもの。けっして葉の縁が白くなった新種の植物の葉ではありません。今朝の気温が氷点下になっていて池の一部でも水面が凍っていました。また日陰部分では、まだ霜が解けずに白いところがありました。風もなく、冷え込みが強かったように思われます。

 四枚目の写真は寒水仙。朝日を逆光で撮ってみました。今日は青空が深く感じます。

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No.101 2006.02.25(Sat)   晴れ 水温 4.5℃ 気温 5.5℃

 良く晴れて青空が拡がった土曜日の午前です。風もなく暖かくなりそうな気がします。少しばかり黄砂の加減でしょうか遠くの比良山系の山並みは輪郭だけが薄っすらと見えるだけです。

 各地で梅の開花が遅れていて、最近になってようやく開花のニュースを聞くよういになりましたが、小学校の児童の通用門脇の紅梅の蕾が膨らんできています。暖かさが続けばここ二日、三日で開くかもしれません。

 ドウダンツツジの植えられている堤ではイヌノフグリの青紫色の小さな花が咲き始めています。今は枯れ草の下に可憐に顔を覗かせいて、気をつけて見ないと見逃してしまうほどですが、ようやくビオトープも初春の彩を感じるようになってきました。その反面、冬の花“寒水仙”はそろそろ咲き納めでしょうか、少し元気なく終ろうとしています。

 日差しが出て暖かくなりだすと、池の水面ではアオミドロが広がりつつあります。最下段の写真は、三の溜りから四の溜りへ通じる川の入り口部分に溜まったアオミドロの様子。

 

 ●お知らせ

 次週3月5日(日曜日)に草津市提供の緑化樹木苗の植栽作業を実施します。観察机、椅子、デッキの塗装作業も併せて行います。平成17年度の最後の整備観察会になります。観察会ではビオトープ内で「春みつけ」を考えています。午前9時からの予定で、是非都合をつけてご参集下さいます様にご案内申しあげます。

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最終更新日 : 2006/08/12

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