No.110 〜 No.106

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 No.110 2006.04.29(Sat) 9:00   曇り  水温 14.0℃ 気温 15.0℃

 朝の気温としては少し暖かめでしょうか。ドンヨリとした曇り空です。通学路を歩きながら道沿いの民家の庭を見ると、春の花々が咲き誇っており、フジやハナミズキの花、ボタン桜の木樹も艶やかな彩りを楽しませてくれています。いい季節になってきました。

 ビオトープ内も一月前に比べると随分緑が豊かになってきたように思います。二の池、四の池ではガマの新芽が水面から30cm以上も伸びてきて“溜り”を占拠するような勢いがあります。株下をメダカが器用にすり抜けていく姿が面白いですよ。

 アメンボが水上を軽妙に走り、跳び廻っていますが、実際のところ何を捕食しているのかよく解かりません。また彼等の行動半径はどれくらいのものかふと考えてみたりしましたが、不可解のままです。子ども達が総合学習の中でも調べてくれたら面白そうだと思いますが、どうでしょうか。 三の池の淵ではカワヂシャが花を開き始めました。昔から水辺に咲く草花としてよく目にしたものですが、最近渋川の地では見ることが無くなってきています。最下段の写真は「スズメノエンドウ」。一つの花は3〜4mm程度で薄いピンク色。以前に掲載したもので赤紫色したものはどうやら「カラスノエンドウ」と呼ぶもののようでした。花の大きさは5〜6mmとやや大きめです。いずれもマメ科の植物になります。

 

 ●4月25日、平成18年度の「渋川ビオトープの会」の総会を開催させていただきました。会員の皆様の沢山の出席をいただき、有り難うございました。お礼申しあげます。

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 No.109 2006.04.22(Sat) 9:00 晴れ/曇り 水温 11.0℃ 気温 12.0℃

 朝方はずいぶん冷え込んだようですが、9時現在の気温は12℃まで上がっています。晴れてはいますが空は青空ではなく白っぽい感じがします。陽の光も薄日といったところ。今年の3月以降の空模様はスッキリとした青空は無かったように思いますね。花粉や黄砂の飛散が多く空気中はチリ、ゴミだらけの春になってしまっています。地球温暖化の影響で中国大陸の砂漠の拡大化も影響しているようで、昨今の愚図ついた天気はこのようなところでも災いしているのでしょう。

 ヤナギやモミジなど木樹の若葉もそのボリュームを増し、今まで平面的なビオトープの景観がそれなりに立体的に見えるようになってきました。植栽された木樹はまだ幼木ですが早く大きく育って欲しいものです。と云っても20年30年先のことになるでしょうか。

 ドウダンツツジが花を着け始めました。少し小振りですが数多く咲いています。桜の花に先駆け可憐な花を見せてくれたサクランボに実が着いています。紅く実るまで育ちますか楽しみです。

 ビオの倉庫脇にハナニラの花を見つけました。花壇の球根が何等かの理由で運ばれてきたのでしょうか。最下段の草花はトキワハゼ。

 水温も平均して10℃以上になってきておりメダカの姿が目立つようになってきています。

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 No.108 2006.04.15(Sat)     9:00 雨   水温 10.0℃ 気温  9.0℃

 新一年生の児童を向かえ、新学期が始まり一週間が経ちます。生憎の雨や曇り空で推移しましたが元気に子ども達は登校しています。今日も雨が降り暗い空模様ですが校庭の桜の花は今が満開状態で、青空が恋しい気がします。

ビオトープ入り口近くの桜

 4月も中旬、木樹の新芽が芽吹き初め、若葉が顔を見せてきています。3月に植栽したイロハモミジ、ホウキポプラなど、根付いたかどうかは定かではありませんが今のところしっかりと生きているようです。ドウダンツツジも黄緑色した新芽が随分膨らみをみ帯びてきており、やがて若葉が開き、5月には可憐な白い花を着けるでしょう。

 春の草花を2点。「ホトケグサ」(シソ科)紫色の小さな花が点在して付き、葉がシソ科らしくシソの葉そのまんまの色形をしています。ちなみに春の七草で云うところの“ホトケノザ”とは全く違ったものです。「イヌカキネガラシ」(アブラナ科)、菜の花の仲間である黄色の花はこの時期よく見かけることがあります。野菜の葉ものの多くが収穫されずに畑に残っていると、このような黄色の花が咲いていますよ。大根の花は白色が普通です。

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No.107 2006.04.08(Sat)   9:00 曇り  水温 11.0℃  気温 12.0℃

 比較的暖かい朝になったと思います。午前9時前の気温ですでに12℃を記録しています。風が強く黄砂の影響で見通しが良くありません。遠く比良山系は霞んでいますが、比良山頂には僅かに残雪が望めます。

 きょうはすでにモクレンや梅の花は散り落ちてしまっており、若葉の新芽が伸びてきています。 校庭の桜はまだ幼木の域を出ませんが、花が3分咲きまで来ました。月曜日の10日は入学式ですが、あと二日でもっと開くことでしょう。入学式と桜の花の組み合わせが似合うと思うのは大人だけの想いなのでしょうか。

 ビオトープの池の水温も11℃と温んできています。メダカの姿がよく見えるようになってきましたよ。タネツケバナの花が観られます。ナズナに酷似していますが葉元とか花の後の実の付き方が少し違うようです。水上ではアメンボの姿も観られ、いよいよ生き物達の活動が始まったように感じられます。ドウダンツツジの新芽が膨らみつつあり、5月になれば花芽も出てくることでしょう。そんな枝間にミノムシの衣が在り、枯葉が落ちてしまっており中の繭糸が露出していて、すでに成虫に変態していると思われる目が見えているものを見つけました。

 四の溜り周辺では先に広がりを見せていたセリの間からヨシが芽吹き始め、葉を伸ばしつつあります。

 ●お知らせ・・・・4月25日(火)、午後7時30分より小学校のふれあいホールにて「渋川ビオトープの会」第三回平成18年度の総会を開催します。会員の皆様には是非出席下さいますようにお願い致します。

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No.106 2006.04.01(Sat)   9:00 晴れ  水温 6.0℃  気温 8.0℃

 今朝は晴れてはいますが霞のかかった感じで、決して青空とは云い難い空模様です。昨日はこの冬最期(?)の降雪で比叡山を含め湖西の山々は一時白くなったところがありました。近畿中部域でも桜の開花便りをぼちぼちと聞くようになりましたが、小学校の校庭で日当たりの良い場所に在る桜の枝先では、蕾の先がピンク色に膨らんできているものもあります。もう一週間で一気に花開くことになるかもしれません。 先週にも掲載したサクランボの木は花が終わり、新葉が元気良く伸びてきています。ハクモクレンの大きな花も開きました。

 気温はまだ低いものの日中は暖かくなりそうです。グランドではスポーツ少年団の野球チームが練習を始めていました。一学年進級した新チームが編成されるとか。ハツラツとした子ども達の動きが新鮮に見えました。もう春休みも中盤です。

 ミゾソバの葉は新芽の二葉を過ぎ、親葉が出てきています。他の草葉も緑濃くなりつつ、広がりを見せ春ののどかさが伝わるようになりました。最下段の写真、ユスリ蚊が水面上に止まっている様子。琵琶湖岸ではこの時期に大発生して公害になることもかつてありました。ユスリ蚊の幼虫は赤虫と呼ばれているもので釣り餌にもなっています。

 学校長がこの4月で代られることになりました。前校長にはビオトープを通じて大変お世話になり、教えて戴くこともたくさんあって感謝しております。本当に有り難うございました。渋川小学校を離れられても「渋川ビオトープの会」の会員として、随時活動には参加してくださるとのことで、これからも宜しくお願いするところです。

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最終更新日 : 2006/08/12

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