No.121 〜 No.125

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No.125 2006.08.12(Sat)  9:00     晴れ   水温 28 ℃ 気温 29 ℃

 相変わらずの酷暑続き。“立秋”は過ぎたもののまだまだ秋の気配は、今年に限っては感じられません。正に盛夏。今年は台風の発生が少なく思っておりましたが数の帳尻を合わすように一気に3個の台風が行き過ぎていきました。滋賀には何の影響も無く、唯一7号台風の雨を期待したところではありますが、これも肩透かし。草木の為にも、田んぼの稲の為にも一雨欲しいところです。今日は晴れてはいますが薄曇り勝ち、大気が不安定になっているとかで雷雨の予報もあります。果たした恵みの雨があるでしょうか。

 最上段の写真、ショウジョウバッタがクモの網に掛かり餌食になりつつあります。生き物の大小に関係なく弱肉強食の関係はあります。二枚目の写真はオモダカの花の蜜を採取中のミツバチ。

 一円玉の大きさにも満たないようなシジミチョウの姿をよく見かけることがあります。このビオトープにも数種類が棲息しているかと思われますが、この写真はクロツバシジミチョウでしょう。羽根を広げると濃い灰色一色です。

 一の溜りから二の溜りへの水路にはコナギやオモダカが幅を効かせています。やがてコナギはホテイアオイに似た薄紫色の花をつけるでしょう。今回、クサネムの花の写真を撮り損なっておりますが、実を撮ることが出来ました。マメ科らしく豆の入った鞘の姿です。カラスノエンドウ、スズメノエンドウのそれに比べて“品”があります。いかがでしょうか。

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 No.124 2006.08.05(Sat)  9:00     晴れ   水温 27 ℃ 気温 29 ℃

 先週末、遅い梅雨明けのあ後、夕立も少なく夏らしい酷暑が続いています。木樹のためには一雨欲しいところです。

 せせらぎの瀬で「チドメグサ」が出ているいるのを見付けました。 水草? それとも水辺の草? 別に場所を特定するような植物ではないようです。

[花期]    6〜10月
[草丈]    1〜3cm
[生活型]   多年草
[生育場所] 道端、芝生の中
[分布]    在来種  本州、四国、九州、沖縄
花地をはってひろがります。葉は直径1〜1.5pの円形で、掌状に浅裂し、基部は深い心形。表面は光沢があります。花枝は短く、葉の下に隠れて10数個が丸く固まった花を付けます。よく似たノチドメは葉の切れ込みが深く、オオチドメは花が葉の上に出ています。ヒメチドメは林内に生え、葉の切れ込みの間が開いています。

 一方で二の溜りへの入り口付近ではアマゾンチドメグサが拡がりつつあります。これは名前の通り外来種でその広がりを止めなければなりません。

 一の橋付近の水路ではオモダカの花が咲き始めています。またアオバナも花をつけてきていますヨ。三の溜りでヒメダカを発見。昨年の夏にも一匹居たようですがその一匹が生き残っていたのでしょうか。誰かの持ち込み?なのでしょうか。

ウスバキトンボ」日本各地に分布する。
全世界の亜熱帯、熱帯、温帯に広く分布し、全トンボ類中最も分布域が広いとされる。

写真からもわかるように他のトンボと比べ、後羽が幅広く、複眼が大きいので頭部が全体的に大きい。
飛ぶ力が強く、日本には夏に、南の国からやって来て、どんどん北に向かって分布を広げる。
幼虫は寒さに弱いので越冬することができないが幼虫の成長速度が1ヶ月足らずという速さなので、この長所を利用して全国に広がることができると考えられます。

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 No.123 2006.07.28(Fri)  17:00     晴れ/曇り   水温30 ℃ 気温31 ℃

 ようやく梅雨明けでしょうか、青い空に白いモクコクと湧き上がる雲が夏らしくていいですね。暑いですがこんな夏が好きですよ。

 明日は一日の予定で「わんぱくプラザ」の“川体験”を実施、同行します。よって今回は金曜日のレポート、配信とさせていただきます。

 先の整備作業でほとんどが刈り取られた草の類ですが、四の溜りではヨシが伸びてきています。ガマも少し残っておりよううやくですが立体的な夏の繁りになってきました。三の溜りでは今年もウキクサの広がりが顕著でその水面を覆いつくそうとしています。三枚目の写真の水草ですが名前が定かではありません。この初夏に2〜3葉あったものがここへきて増殖を始めています。名前の候補として「ガガブタ」「トチカガミ」「アサザ」などとあげてはみましたが解かってはいません。花でも付いたらよく解かるのですが。解かれば教えて下さいね。

 気になる姿?・・・上の写真は何だろう。エビ、カニ類の死骸のようですが、時間が経過しているようで何だかよく解かりません。もしかしたらアメリカザリガニ!?。もしそうならどうしてここで死んでいるのでしょう。ビオトープ内に他にも入り込んだザリガニがいるのかなあ。心配の種です。誰かが持ち込んだものかなあ。

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 No.122 2006.07.22(Sat)  9:00     曇り/晴れ   水温25 ℃ 気温26 ℃

 昨日から小学校は夏休みに入りました。これから長い、長〜い休み。子ども達はどう過ごすのでしょうか。先週末から本格的に降りだした梅雨末期の大雨、各地で大きな被害が出ています。雨の天気が続く日本列島ではありますがヨーロッパでは雨が降らず酷暑の夏のようです。最近の雨の降り方や体温を上回る気温には閉口するばかり、地球温暖化のあきらかな傾向を示すもので、戦争どころじゃなく直面して人類が温暖化防止について対策を考える必要のある事柄だと思います。

 そんな大雨も一休みの土曜日。池の水面に久振りの太陽が映りました。例年一部の子ども達がプランターで栽培していた「あおばな」の若葉がビオトープ内に顔を出しています。

 今週も珍客。腹部の先端に白い毛が生えているアブをビオの物置の戸部分で発見。よくよく観るとアシナガバチが捕まっており体液を吸われているようです。

シオヤアブ」、分布はほぼ日本全土の草地。体長23〜30mm程度。見晴らしのよい野原などに普通に見られるムシヒキアブの仲間。都市部でもよく確認できます。全身黄褐色で、頭部・胸部は黄色の毛で覆われています。腹部は体節より生える黄褐色の毛によって、縞模様に見えます。オスの腹部先端には特徴的な白い毛が生えており、これが塩に見えたことから「塩屋虻」という名がつけられたと言われています。性質は獰猛で、他の昆虫を襲い鋭い口吻をほぼ決まった場所に刺し、体液を吸います。通常、ハエや甲虫、蝶、蛾を獲物としますが、時としてスズメバチ、トンボ、セミなど自分より何倍も大きな昆虫を襲うこともあります。見晴らしのよい野原などの周囲で獲物が現れるのをじっと待ち、飛行する昆虫の後ろから飛びかかり捕らえます。
幼虫は土中で過ごし、コガネムシの幼虫などを襲います。
(某サイトより引用させていただきました)

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 No.121 2006.07.15(Sat)  9:00     晴れ/曇り   水温27 ℃ 気温28 ℃

 朝から雲が多い割りに梅雨も末期の晴れ間が出ており、蒸し暑さを感じます。朝9時の気温ですでに28℃あります。

 この時期、シオカラトンボの姿をよく観ます。例年このビオトープに訪れていてくれていますがシオカラトンボのヤゴはまだ発見されてはいないですね。見付けられたら情報として是非お知らせくださいましようお願いします。

 今週の珍客を紹介。「アオメアブ」黄褐色で、美しい緑色の複眼を持ったムシヒキアブの仲間。脚は黒色で、すねの部分が鮮やかな黄褐色。
草原や林の周辺で見られ、甲虫やハエ、アブなど、他の昆虫を捕まえて体液を吸う。

 小さいながらもランの一種で、ラセン状に並んだ小さな花は下から上へ咲き登り、「頂上に達する頃に梅雨があける」と言われています。ラセンのねじれは、左巻き、右巻きのどちらもあります。

 別名を「モジズリ」といい、百人一首(河原左大臣)の次の歌で有名です。

 「みちのくの しのぶもじずりたれ故に 乱れそめにし われならなくに」  以上(某サイトより引用)

 今朝も3人の子ども達が一緒に観察に入ってくれました。

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最終更新日 : 2007/03/24

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