No.131 〜 No.135

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 No.135 2006.10.21(Sat)  9:00     快晴  水温 16 ℃ 気温 18 ℃

 この時期にしては暖かな午前になっています。空の雲は秋特有の成層圏にあるものでなく、低い位置を往く夏の雲のようです。朝夕は秋らしさを感じるようにはなりましたが、日中は真夏日になる日が続いています。処によってはヒマワリとコスモスが同居するように咲いているとか・・・・。夏の花木の百日紅(サルスベリ)や槿(ムクゲ)の花もまだ見られ、秋の花木の金木犀(キンモクセイ)はすでに終りかけていたりします。それにしても雨が降りそうな気がしません。来週、週明けは傘マークの予報も出ていますが果たして潤いの雨になるでしょうか。

 10月も下旬、晩秋へと季節は移っていこうとしていますが、日中の気温高のせいでもあるのでしょう、溜りの中の藻の繁りに衰えはありません。一週毎に着実に拡がっています。一枚目の写真はそんな二の溜りの様子。水上ではオオフサモが、水中ではオオカナダモが競うように伸びてきています。オオカナダモの花がやはり夏を過ぎた今も水面に顔をみせています。

 オオルリシジミチョウの写真が上手く(?)撮れましたので掲載しました。最下段の写真はタンポポの綿毛。

 下の写真(左)は何に見えるでしょうか。大きな衣を着た人型のようにも見えますが、両翼で2cmぐらいの“蛾”の姿です。色んな擬態(?)を見ることがありますが、これは何なんでしょうか。(右)の写真は顔の一部と前足が見えるもの。羽の形が妙なので撮ってみました。もちろん名前は不明です。

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 No.134 2006.10.14(Sat)  9:00     快晴  水温 17 ℃ 気温 18 ℃

 今朝は快晴とは云え、真っ青な空ではありません。比良、比叡の稜線も空の色とさほど変わることなく、山の端を見過ごすぐらいな曖昧さです。決して秋らしい視界良好といった感じの天気になっていませんね。

 グランドでは明日行われる草津市と消防署の主催するところの地域一斉防災訓練の準備が早くから進んでいます。先週は運動会、この日曜は防災訓練と地域の皆様も大変だあ。なんでもヘリコブターでの救助訓練も披露されたり、1000人規模以上の参加で大掛かりな訓練になるとのことです。火災はもちろん、土砂災害、水害、震災など多岐に渡る災害を想定しての訓練が行われます。

 ビオトープ内は今、ミゾソバの花が最盛期を迎えるように広い範囲で咲いていますよ。朝の気温は20℃を常に切っていますが、日中は真夏日になる日もあって池の水草の繁りも衰えることなくいまだに拡がっています。11月の整備観察会での整備作業でも少し手を加えることも必要かと思います。しかしながら全体に良いビオトープの雰囲気の状態にあります。

 「ショウリョウバッタ」体長が8cmもある日本最大のバッタ。写真はオスのようで、メスはオスよりも二回りは大きくなる。小柄でスマートなオスは「キチキチ」と音をたてながら飛ぶので「キチキチバッタ」と言われることがある。また、足の先を持つと体を上下に動かすのだが、その独特の動きが米をつく動作に似ていることから「コメツキバッタ」と言われることもある。ショウリョウバッタ本来の名前の由来は、お盆(一部では精霊祭という)の頃からよく見かけだすということのようです。 

 アカトンボの代表とも言われている「アキアカネ」です。
アキアカネも、ナツアカネと同じように6月ごろ平地の池で生まれ、山に向かいます。すると、今まで「むぎわら色」だったものがだんだん赤くなります。しかしオスはナツアカネのように全身がまっ赤になることはなく、やがて9月から10月にかけて、もとの池にもどってたまごを産むということです。

       アップで観る昆虫の写真も面白いですね。 

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 No.133 2006.10.07(Sat)  9:00     雨/曇  水温 18 ℃ 気温 19 ℃

 昨夜は中秋の名月、十五夜だったのですが雨雲に覆われ観ることは出来ませんでしたね。夜明けからは陽が射し今日は晴れの天気かなと思いきや、8時を過ぎると同時に小雨が降りだしました。やっぱり雨の天気か? 午前中、きょうは“わんぱくプラザ”で「ロケットを作って飛ばそう」と云う科学的実験を体験するプログラムが実行されます。最小の火薬(花火)を使い40〜50m上空までロケットを揚げようと云う計画です。生憎の天候で打ち上げ時には雨が止んでいるかが心配です。

 初秋に咲く草花が次から次とビオトープに彩を添えてくれています。全体の緑も真夏の勢いを失くしやや薄らいできているように思います。コナギ、オモダカ、トチカガミも茶色く変色が始まりました。最上段の写真は三の溜り(池)で、縁に在るドウダンツツジも赤茶けてきていて、やがてもっと赤く色を変えることでしょう。

 ミゾソバのピンクの花が目につくようになり、その間をヨメナの薄紫色の花が顔を覗かせています。渋川小学校のビオトープは春、夏よりも秋の花の方が数も種類も多いように思われます。この外にイネ科の植物も沢山の穂(花)を出してきており、よくよく観てみると植生の豊かさを感じることが出来る筈です。

 三枚目の写真はヨモギの花、まだ開ききっていないのでしょうか? ヨモギの花は秋に咲くが、春の植物のイメージが強い。しかも、秋のヨモギは全体が大きく生い茂るのでヨモギのイメージとはかけ離れた姿をしているようで、ヨモギの花と気付く人も少ない。春の若葉はいろんなことに使われます。餅と一緒につきヨモギ餅を作ったり、おひたしやてんぷら、油いためなどにしてもおいしいです。一方で、切り傷、引っかき傷などの血止めなど民間の万能薬にもなります。

 四枚目の写真は 続、毛虫!! 毛の長い毛虫です。やはり成虫の想像がまったくできませんです。難しい!

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 No.132 2006.09.30(Sat)  9:00     快晴  水温 19 ℃ 気温 20 ℃

 日本列島は特徴ある秋の雲が空高く往く安定した高気圧に覆われ好天が続いています。昨日は五年生によるもち米の稲刈りがありました。体験学習の一環ではありますが、田植え時とこの稲刈り時の二度ばかりの現場体験です。果たして二度(?)でいいのでしょうか。稲刈りまでの日常の苦労も是非とも体験して欲しいと思うのですが。明日からは下り坂の天気予報。来週の地域の運動会の空模様は怪しい気がします。どうでしょうか?

 先週号三枚目の草の名前が判明しました。「キツネノマゴ」タデ科ではなく“キツネノマゴ科”らしいです。新着情報に詳細を載せました。少し毒の有る植物のようですが・・・・。

 一の池から二の池までの瀬(水路)に繁茂したトチカガミ、コナギの一部を間引き揚げ水面が見えるようにしました。すぐ、メダカの泳ぐ姿がよく観えるようになりましたよ。一枚目の写真はヒガン花の赤色が鮮やかな一の橋付近。トチカガミを除去した後の写真です。

 三の池の縁にあるミゾソバが花をつけ始めました。これからの時期、コンペイ糖のような可憐なピンク色の花が楽しめます。朝露に濡れる小さな花弁は周囲の緑に映え、陽の光の加減も微妙に変化してとても印象的に奥深い花だと思いました。写真の被写体には面白い花ではなおでしょうか。

 イヌタデ、白い幾分大きめのオオイヌタデと違って草丈も少し低め、花も小振りに出来ています。サクラタデ(前号掲載)とよく似ているようですが色は同じと云えますが、花の着きかた、形が違います。

 最下段の写真、毛虫!。どんな成虫の幼虫なのでしょうか。少し綺麗で、少し可愛く、少し気味悪く。あまり見かけない姿、形なもので掲載してみました。

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 No.131 2006.09.23(Sat)  9:00     快晴  水温 20 ℃ 気温 21 ℃

 きょうは秋分の日。またお彼岸の中日でもあります。青空が拡がり、わずかに空高く刷毛引きの雲が浮かびます。絶好の行楽日和でもありスポーツに最適な二連休になりそうです。一週間前の運動会は雨の中挙行されましたが、きょうのこの快晴が羨ましくも思います。セミの鳴き声は何時しか虫の音に変わり、郊外では稲刈りもあと少しを残す程度、川の堤ではススキの穂も出揃い夕陽を受けて輝いているようにみえるようになりました。

 秋分の日を迎え、秋らしい気温になり日中でさへ暑さを感じなくなっています。ビオトープの水温も明け方には20℃を切るようになってきているようです。毎年秋分の日「お彼岸の中日」に合わすように真っ赤な彼岸花の開花が見られ、緑の草とのコントラストを楽しませてくれています。

 すこし時期的に遅いと思われますがナツスイセンの白い花も観ることができますよ。9月も下旬、ビオトープの草の中でも秋に花をつけるものが沢山あります。オオイヌノフグリ、「サクラタデ」、イヌタデと思いきやひとつひとつの花の付き方が違い、そのひとつひとつがさくらの花の風に花弁を広げます。三枚目の写真、葉を観るかぎりタデ科の植物のようですが検索を試みましたが未だに名称が把握出来ていません。

 四枚目の写真は「イヌコウジュ」と思われます。シソ科の植物になります。 

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最終更新日 : 2007/03/24

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