No.140 〜 No.136

最新のページ

 No.140 2006.11.25(Sat)  9:00     晴れ  水温  10 ℃ 気温 11 ℃

 昨日から良く晴れて風が無かったぶん、今朝早くはずいぶんと気温が低く感じましたが、9時の段階で11℃とそんなに寒く思うことはありませんでした。この秋も平均気温は高めで推移し、概ね暖かな晩秋で、これも地球温暖化の影響といえるのでしょう。

 前の日曜日にビオトープの池底の泥上げをしました。二の池、三の池の二つでおよそ1立法メートルの量の泥を上げました。これでビオトープの当初計画通りの最深部分が80cmという溜りが復元できました。一枚目の写真はそんな池底の写真です。写真の左部分で水深60〜70cmになり、水の透明度も良く底がはっきりとみえます。さすがに水温も10℃をきるようになり、めだか以外の小動物などの姿は外目では観ることは出来ません。

 平均気温、水温の高さもあって本来この時期にはもう観られないウキクサがまだ緑色も良く観られ、拡がってもいます。

 三枚目の写真、水仙の蕾をつけた花茎が伸びてきています。寒水仙で、12月中旬には開花するでしょう。四枚目の写真、ホウキポプラの木。葉が黄色く色づいてきていますが、一方では散り始めてもいます。ヤマモミジの木同様に染まり具合が悪く不揃いのまま散ってしまいそうですね。

この黄色の“花”はセイタカアワダチソウの花の天辺です。

 ページの最初に戻る

 

 No.139 2006.11.18(Sat)  9:00     曇り  水温  9 ℃ 気温 10 ℃

 日の出時間には太陽も顔を覗かせていましたが、9時を過ぎる頃には雲ってしまいました。今日からゆっくりと下り坂で明日、明後日はどうやら雨が降りそうです。今度の雨ではその後気温は下がる様子はないとのこと、意外と暖かさを感じる晩秋になりそうです。

 小さな綿毛の塊をみつけました。傍らにピンク色したキク科の花も。花は6〜7mm。綿毛の塊も1cm未満でしょうか。「ホウキギク」か?定かではありません。キク科、シオン属。

 二枚目の写真はミゾソバの花が枯れた状態です。この中に種はあるかな。

 白い泡の塊がミゾソバの葉っぱの裏に着いてます。泡と云うよりは綿のようにも見えます。アワフキムシ(白帯泡吹虫)にしては泡が細かく、綿の塊に見えます。アワフキムシの泡が見られるのは四月頃で、この時期に観ることはありません。では何か? どうも寄生バチのよう。蛹化前の蛾などの幼虫に白い綿状の塊をつくるらしい。一週間ほどの後大量の小さなハチが羽化する。集団で一つの繭を作るタイプらしい。名称はよく判らないが、卵寄生蜂アワノメイガタマゴバチと云うものかもしれません。

 四枚目の写真は堤のドウダンツツジの木株の下に苔が生しているのを発見!!。全日日射の陽ビオトープに小さな木陰でも苔が生すのが判りました。

 ページの最初に戻る

 

 No.138 2006.11.11(Sat)  9:00     雨/曇り  水温 15 ℃ 気温 16 ℃

 北海道で竜巻が起こった日(7日)の前日以来の雨でしょうか。良く晴れた日が連日続いていますので、このような雨は草木には良い恵みの雨になっている筈です。今日の雨の後も北日本の方では荒れ模様の空になると天気予報では言っております。竜巻などの現象を近年よく耳にし、映像も見ますがこれも地球温暖化の影響なのでしょうか。ようやく最低気温も10℃を割る日もでてきましたが、それでも日中は暖かくてビオトープの池の中はアオミドロの拡がりが顕著です。オオフサモもまだまだ若葉を伸ばしている状態でもあります。

 10℃を下回る最低気温が現われるようになって、葉の色を変える落葉樹は変化を見せるようになりました。街路樹のイチョウの葉は夏の深い緑色から、今はずいぶんと色褪せ黄緑色をしてきており、一部黄色くなっているところも見かけるようになりました。小学校正面玄関先のシンボルツリーでもあるケヤキの葉は赤く染まり紅葉のピークを迎えており、時折吹き抜ける風に枯れ葉が舞い上ったりしています。

 ビオトープの紅葉鮮やかなドウダンツツジの葉。今年は夏の水の管理が行き届かなくてこの時期既に葉落ちしているものが多い中、数本はこのように綺麗に紅く色づいています。

 四枚目の写真、クロガネモチの葉に糸を張るクモ。種類、名前ともよく解かりません。やがて葉を丸めるように葉先を併せて筒状にします。その中に蟻などを誘い込み餌にしているようにも思えます。あるいは誘い込んだ蟻をストックしておき卵を産み、卵が孵ったときの小クモの餌用にしているのかもしれません。一つの葉の筒の中には数匹の蟻が入っていました。写真のクモの尾の下の薄茶色の塊は卵?でしょうか。

 ページの最初に戻る

 

 

 No.137 2006.11.04(Sat)  9:00     快晴  水温 15.5 ℃ 気温 17 ℃

 渋川のビオトープもようやく秋らしさを感じられるようになってきました。ミゾソバの花は色褪せて、周囲の枯れ草も目立ち始め、セイタカアワダチソウの黄色い花も見られるようになってきました。セイタカアワダチソウは繁殖力があり、整備作業時には気がつけば除去しているもののひとつですが、どうしてもビオトープ内に残ってしまいます。ヨシの穂が秋風に揺れていますよ。

 今朝はN先生、Tさんが来られていました。ちょっとしたミニ観察会。給水口のコンクリート枡からの漏水も気になるところですが、桝にタモを突っ込みヨシノボリ探しです。生憎見付けることは出来ませんでしたが、カワニナの稚貝が思いの外沢山網に入りましたよ。四枚目の写真はクロスジギンヤンマ(?)のヤゴでしょう。ビオトープ内で確実に生命の繰り返し営みが行われている証拠です。足の姿が見えないから形だけを見ているとまるで“ツチノコ”みたいで笑えますすね。

 きょう午後からは明日の「ふれあいまつり」の準備が始まります。

 チョウセンカマキリあるいは、ハラビロカマキリ(カマキリ科)?の卵鞘(らんしょう)でしょうか。カマキリの卵じゃないかもしれません。

 チョウセンカマキリの卵鞘であるならば、真ん中と左右に山があり、縦に長いです。見かける場所は開けた草地で、背の高い草の茎や、細い低木の幹(高さ150〜250cmの所)に付いていることが多い。

 ページの最初に戻る

 

 No.136 2006.10.28(Sat)  9:00     快晴  水温 15 ℃ 気温 16 ℃

 この週になってようやく日中の最高気温が20℃を下回るようにもなってきました。昼夜の気温差が感じられるようにもなり風邪ひきさんを見かけます。健康に注意したいまもです。今日も青空が拡がり秋晴れに恵まれそうです。

 一枚目の写真、ドウダンツツジに赤い実が付いていました。晩秋にもなると色鮮やかな紅葉を楽しませてくれるドウダンツツジですが。このような実を観るのは初めてです。ご存知の方がおられたでしょうか。その下の写真はクロガネモチの実。まだまだこれから先赤みを増し艶良くなっていきそうです。小さな木に例年に増して沢山の実を付けています。 三枚目の草花、一見カワヂシャの花のように見えますが、カワヂシャの花期は初夏とされています。我がビオトープの“一の橋”下で8月末に若葉が目撃されて以来、この時期に開花しています。異種!?。外来種でオオカワヂシャなるものが最近繁殖をし、在来種の“カワヂシャ”は追い詰められて準絶滅危惧種にもなっていますが、いずれも初夏に開花するものです。それでは果たしてコレは? 季節を間違わせているのでしょうか。

 上の写真はギシギシの花ではあるが、このギシギシの花期も本来初夏に見られるものである。

 ビオトープに隣接の道路を隔てて渋川公民館の新築現場が見られます。いよいよ鉄骨の建て方が始まっていますよ。

 ページの最初に戻る

 

biotop of shibukawa 

 Copyright (C) 2004 
最終更新日 : 2007/03/24

biotop of shibukawa 

 Copyright (C) 2004 
最終更新日 : 2015/05/02