No.166 〜 No.170

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   No.170 2007.06.23(Sat) 09:00    曇り    水温 23.0 ℃   気温 24.0 ℃

 梅雨の合間の晴れの天気。強い日差しが朝から紫外線をともない降り注ぎます。このビオトープにも小さいながら木陰が出来るようになりました。観察デッキの上にホウキポプラの影が降ります。やはり影のなかに入ると1℃、2℃気温を低く感じ、爽やかですよ。昨日の雨のなか、六年生は泊まりかけの自然体験旅行に出かけています。折角の旅、今日が晴れて良かったでしょう。昔で云うなら「修学旅行」だそうです。

 下の写真はヒメジオン。昨年には数多くは見られなかったものですが、この夏は大発生って感じでビオトープ内を進撃してきています。もちろん外来種¥恚獅ェ求められます。根絶は無理と解かっていますが、来週の整備作業時にはメインの仕事になりそうです。その外には外来種≠ニして拡がりをみせているのがオオフサモ、アマゾンチドメグサ。これらも同時に除去しなければなりませんね。あまり固く考えるのではなく、出来る限りの排除を目指していきましょう。それにしても繁殖力の旺盛さには閉口してしまいます。

ヒメジオン拡がる 

 左、二枚目の写真はヤマモモの葉を集団でむさぼり食う蛾≠フ幼虫。周辺の葉は太い葉脈を残すだけになってました。貪欲です。三枚目は隣接用水路で発見したザリガニの死骸、ビオへの進入?が心配です。最下は交尾中のアオモンイトトンボの♀(?) 

 ● お知らせ 来週30日(土)午前9時ヨリの整備作業の出席をヨロシクお願いします。

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   No.169 2007.06.15(Fri) 18:00    曇り    水温 23.0 ℃   気温 24.0 ℃

 このレポート、写真は金曜日のものです。

 昨日、梅雨入りになりました。毎日が雨の降る湿っぽい日に成ると思ってましたが、きょうは曇り空から一時晴れ間もある日に。少々蒸し暑さがあるものの雨の降る様子はなく、風が湿っぽさを飛ばし過ごし易い夕暮れ時になっています。明日は朝早くから「わんぱくプラザ」にて40人ほどの子ども達と、親御さん10人ほどの団体で栗東自然観察の森に出かけることになっているためビオトープの定時の観察が出来ませんでした。いつものことですが「渋川のビオトープ」には無いものばかりを目にし森≠ェ生き物の宝庫になっていることに感激、うらやましい思いをすることでしょう。この時間、珍しく老上小学校の校長先生がビオトープにお越しでした。夏至を前にして日没時間が遅く、まだ明るいグランドでは子ども達が野球に興じていました。

ビオトープから防球ネット越しに野球をする子ども達を見る

 今年はテントウムシをよく見ます。それだけ草木に付くアブラムシも多い訳で、真っ赤に密集している枝を見ることがあります。一枚目の写真はナナホシテントウムシの幼体かと思います。二枚目は白のホタルブクロ。赤の開花に遅れること10日目ぐらいでしょうか。三枚目はおなじみのミゾソバの花の蕾。これから晩秋まで花を付け続けることでしょう。四枚目の葉に付く白い綿のような塊は何んでしょうか。

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No.168 2007.06.09(Sat) 09:00   曇り/雨    水温 20.0 ℃   気温 22.0 ℃

 薄日も射しますが、梅雨入り間近な雨雲も垂れ込んできています。日中一雨有りそうな空模様。近頃降る雨は数分間に大粒の雨がまとまって落ちてきているように思います。通常想像する梅雨時の天候とは少し異質な感じを受けます。大陸からの寒気の南下による不安定な空だと云うことですが、亜熱帯的な空の雲と雨の降り方のようにも思います。今朝早くも雷を伴いそんな雨が降り、池の水は濁っていました。気温のわりに蒸し暑さを感じます。

 シオカラトンボがようやくやってきました。例年より遅いようです。週に一度しか覗きに来れない身ですから、もしかしたら小学校の子ども達の方がもっと早い時期に目撃しているのでしょうか。上の写真は一の橋に止まる♂。その下は♀。三枚目の写真は四の池、ヨシが育ちました。もう五、六年生の子ども達の背丈よりもずうっと高く伸びています。子ども達の目線では道路を隔てた住居、マンションが垣間見える状態になっています。4枚目の写真はヤマトシジミチョウ。

ヤナギハナガサ

 ●お知らせ 6月30日(土曜日)午前9時より12時までの午前中、今年度の第一回整備観察会を実施します。会員の皆様はもちろん、広く地域からの参加を募っています。今回はビオトープのメダカをお分けしますので、飼ってみたいとお考えの方は容器を持参してください。ただし先着30名様程度とさせていただきます。

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   No.167 2007.06.02(Sat) 09:00   晴    水温 19.5 ℃   気温 21.0 ℃

 少し雲が占める率が高いものの、白い雲の背後には真っ青な空が拡がっているのが垣間見えて気持ちが良い土曜の始まりです。6月に入り、うっとうしい梅雨時期を前にして清々しい風も吹きぬけるビオトープです。一枚目の写真は正面玄関前広場の小学校のシンボルツリーのケヤキの枝先です。澄んだ青空を探して撮ったものです。陽に照らされてキラキラ輝きを放つ緑が実に新鮮に感じられます。

 二枚目の写真は蜘蛛。イネ科の植物の穂で獲物が近づくのを待つコハナグモ(カニグモ科)です。葉の上などで暮らし、網を張らない仲間のようです。三枚目は子ども達にも人気のテントウムシ。正式な名前はよく解かりません。日本だけで約170種、世界中では4000種以上の仲間がいるそうです。渋川のビオトープ内でも10種以上の模様の違うテントウムシが観られますよ。テントウムシは完全変態をする昆虫ですが、成体を見ることは出来ますが、幼虫、サナギを見つけることがないのはどうしてでしょうか。ただ見逃しているだけなのかな ?

右は先週号にも掲載しました(花)オニタビラコの綿毛です。

 四枚目の写真は植生が豊かな一の溜り(池)の今日の様子です。一の溜りは当初から浅瀬と湿地を再現しようとした部分で、植物の種類も多く観られますよ。 キショウブの花の時期は終りつつあり、花跡には大きな種のサヤが出来ています。目を凝らせばアオモンイトトンボが低い位置を這いながら飛んでいるのが判ります。

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   No.166 2007.05.26(Sat) 09:00   快晴    水温 20.5 ℃   気温 22.0 ℃

 昨日は5月に入って珍しくまとまった降雨になりました。今年の夏も琵琶湖の渇水が心配されていますがこの雨は少しぐらいの備蓄にまわすことが出来るのでしょうか。雨の後とあって池の水の濁りを心配しましたが透明度も良く、池底を這うスジエビやモノアラガイの姿までハッキリ観えます。空気は今のところ澄んでいますがきょうは春先のように黄砂の流れ込みを予報で言っていましたから、これからは見通しが悪くなってくるのでしょう。気温は既に22℃。暑くなりそうですよ。

 ビオトープ内のシロツメグサの花は茶色く、変色を始めピークを終えようとしていますが一隅にアカツメグサの花が咲いていました。いずれもマメ科の花で、よくよく花のアップを観るとマメの花の形をしています。二枚目の写真はオオバコ。穂というか花というかよく判らないが、穂先に付く花とでも云うか花の時期によって雌性期、両性期、雄性期と変わるらしい。穂先を拡大して観察するのもいいでしょう三枚目の写真はお馴染みになったのではないでしょうか。アオモンイトトンボのヤゴの抜け殻です。体長1cmにも満たないもので、これもその気になって探さないと見つからないものかも知れません。ヤゴの抜け殻探しもまた面白いですよ。一年生の女の子、今朝は興味津々で付きまとってくれました。

オニタビラコ   キク科 オニタビラコ属

この花の後の綿毛も可愛いですよ。耳掻き棒のアレみたい。

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最終更新日 : 2008/06/14

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