No.161 〜 No.165

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No.165 2007.05.19(Sat) 09:00   晴れ    水温 18.0 ℃   気温 19.0 ℃

 空の8割強を雲が覆いますが、隙間から青空が覗き、やや暑さを感じさせる陽が背中を射してきます。昨日の19日にはPTA総会が開催され、いよいよ本格的に今年度の活動が始まります。PTAの「ふれあい部」のみなさんには特にビオトープ整備作業の携わってもらっており、一年間お世話になるところです。

 イロハカエデのプロペラ型した赤い種子を見つけました。新緑の葉先に今にも風に乗りパタパタと翼を羽ばたかせ次から次へと飛んで往ってしまいそうに着いています。晩秋に見る他のカエデ類とは少し様子が違うようです。二枚目の写真、新着情報でも掲載しておりますが此処数日次々とクロスジギンヤンマがビオトープ池から羽化、旅たって往っているようです。成体の姿がまだ捉えられていませんが、池のガマの株下に毎日のようにヤゴの抜け殻をみることができます。

 三枚目の写真はススキ科の植物。名称はまだ判っていません。近いうちに調べておきましょう。

ニワゼキキョウ アヤメ科 ニワゼキキョウ属

 四枚目の写真ホンモロコ(?)をゲット。四年前のビオトープ完成時にはメダカ、タナゴ、シマドジョウの三種類しか池に放流していません。それ以外の種類が入り込む可能性としては、隣地農業用水路からポンプアップする水に混じって入るか、誰かが故意に入れるかしか考えられません。でもビオの住人になったのでしょう。増えるかな?

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  No.164 2007.05.12(Sat) 09:00   晴れ    水温 15.5 ℃  気温 16.0 ℃

 先週の夏日になった日に比べ空気は澄み、やや乾燥気味で5月らしい爽やかな朝を迎えています。GWの連休から隣接する用水路の水は上での田植えの影響もあり濁水になっています。ビオトープへの流入がありますが、水草や藻の繁りがあり、ここで水を浄化してまた用水路へ放流している感じになっています。放流する水は給水時に比べ非常に綺麗な状態で出ていきます。川や、池の水辺植物が水の浄化に一役かっているのが、小さなビオトープの水の循環のなかでも解かります。

 観察机の傍らで野バトを発見しました。最近は街中でも人を怖がらないハトが多くなり鳥害を訴える声も聞こえます。ドバト、ヤマバトあるいはキジバトとも云うらしいが地方で呼び方が違うのでしょうか。

 春から初夏にかけて穂をつけるイネ科の植物が沢山観られるようになってきました。日を改めてまた紹介していきますよ。キショウブの花の最盛期かと思われます。株元ではトチカガミが水面を覆いはじめています。最下段の写真はハルシオン、ビオトープ内では迷惑植物の一種です。

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 今日は9時過ぎから「わんぱくプラザ」の5月度プログラムで“しゃぼん玉飛ばそう”を開催。60人の子ども達一緒に大きなシャボン玉づくりを楽しみました

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 No.163 2007.05.05(Sat) 09:00   晴れ    水温 19.0 ℃  気温 22.0 ℃

 午前9時、既に気温は22℃まで上がっています。相変わらず平均気温は高めで推移しているようです。今夜は雨になるとか。GWの連休も明日で終り、ようやく日常の生活が戻ってくるという感じで何故かホッとする気がします。ビオトープ内は初夏を迎え、緑も色よく繁り始めています。キショウブが開花し、その存在を誇示しているようです。

 去る1日に道路を隔てた向かいに新しく建設された公民館がオープン。翌2日、館の利用団体第一号で当ビオトープの会が全体会(総会)を開催しました。新年度の会員数60名に対し小学校の職員さんも参加され、役50名近い出席者得て今後の活動計画などについても話合いが持たれました。関係者方々、尚一層のご理解、ご協力を賜りまして運営をしてまいりたいと存じます。よろしくお願いします。

左・キショウブの花が咲き始めています。右・キツネノボタン(キンポウゲ科・キンポウゲ属)三の溜り淵にて撮影。

 二枚目の写真、メダカの姿が判るでしょうか。平均水温も15℃以上と安定してきており、少し大き目のメダカのお腹には卵が付着しているのが確認できるようになってきましたよ。あと少し経てば子メダカを観ることも出来るでしょう。三枚目、カワヂシャの花にアオスジアゲハが盛んに密を吸っていました。四枚目の紫の花はムラサキサギゴケ(トキワハゼとは同じゴマノハ属になりますが、異種になります。)

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 No.162 2007.04.28(Sat) 09:00   晴れ    水温16.0 ℃  気温17.5 ℃

 GWの始まりです。前半はまずまずの好天に恵まれそうですね。今朝は薄く霞みがかかったような晴れの空になっています。これからの隣接農業用水路は田植え時期を迎え、ビオトープ内への安定した水の供給ができそうです。しかしながら汚濁水の流入も当然在り得ることでしょう。幸、この用水路の水上では田んぼが激減しているのが現状で、水の汚濁は一時的に限られようです。運動場ではスポーツ少年団の新年度の活動が始まったのか、サッカー部の小さな子ども達が集団で駆けていました。新緑の若葉を観るようで初々しい光景です。

 一の溜りから出る水路部分ではトチカガミの新葉が顔を覗かせはじめました。これから遠慮をしない繁茂が待っていそうです。その一の溜りではキショウブの花茎が伸びてきています。黄色の花を見せるのはGW明けの頃でしょう。三枚目の写真はビオトープ池ではすっかりお馴染みになったヒメダカ君。この春で最初に目撃されて丸二年が経つと思いますが、彼(?)が生き続けることで、水槽で飼われているメダカではい池のメダカの寿命が計れそうです。(それとも二代目、三代目のメダカでしょうか・・・・・・・?)

 イグサと イグサの花。イグサの針状の茎は全て花茎で、“葉”ではないそうです。

 二の溜りから三の溜りへ向かう水路は今、ミゾソバの若葉に覆われその流れをも止めてしまいそうな勢いで繁ってきています。でもこの黄緑色が陽光に映え綺麗ですヨ。

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 No.161 2007.04.21(Sat) 09:00   曇り/晴れ 水温16.5 ℃  気温18.0 ℃

 四年生が理科の授業で、二年生が生活の授業でビオトープの生き物や植物について観察をしています。観察ノートにルーペも片手に、活動が目立ち始めた生き物や一斉に若葉が芽吹き緑濃くなってきた草木を興味深く観察していたようです。おおいに学習の場として利用していただきたいものです。

 全天を雲が覆うような空ではありますが、雲間から射す陽の光は生暖かさを感じ、雨の匂いがしそうな土曜日の朝です。

 ドウダンツツジの花が盛りを迎えていますが、多くの木が常の水不足もあり、木の成長もなく花を付けるものが少なくなかったようです。 落葉低木。小さな壷(ベル)を逆さまにしたような花がつく。国語辞書によると「満天星躑躅」と書くとなっていますが,もともとは「灯台躑躅」のようです。秋になると美しく紅葉する葉は、有柄で、細かく分かれている枝の先に集まって互生します。葉の展開する時期と花期はほぼ同じです。ドウダンツツジ属として中国、日本、ヒマラヤ、他東アジアに多種分布する。日本には6種類が自生しているそうです。その下の写真はカワヂシャ。

 葉が広がった様が子どもが手を広げたようにみえることから名付けられた。雌雄同株、雄花は球形で黄褐色、雌花は淡紫緑色、球果は1〜2.5cmの卵球形又は長楕円形ではじめ光沢のある濃緑色、10〜11月に成熟して褐色になる。 中国原産で、日本へは江戸時代中期に入ってきたとされている。本来コノテガシワは大きく育つ木であるが、よく見かけるものの多くは「センジュ」(千手)といわれる園芸種で成長が遅く大木には成りえないようである。

 三枚目の写真、今朝も数人の子ども達、大人の方が遊びに来てくれていました。エビが観られると云うことで早速網を持ち出し捕獲です。四枚目の写真、なかなか見付けにくいのですが見事一尾をゲット。カメラに納めることができました。「スジエビ」 テナガエビ科・スジエビ属。 ヌマエビとは異種だそうです。

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最終更新日 : 2007/11/24

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