No.25 〜 No.21

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 No.25  2004.07.31(Sat.)  雨/曇り 水温 30.0℃ 気温 31.0℃

 昨日から台風10号が紀伊半島南部沖から四国西部方面へと移動中で時折風は強く、雨も激しく横殴り状態でたたきつけています。今回の台風は進路を西にとっており、過去10年間に5個目の異質な台風ということです。日本列島の北に偏った太平洋高気圧の勢力が強く、台風の通常の偏西風に乗った動きがとれない結果迷走しているとのことです。新潟や福井での大雨など地球温暖化現象のひとつのあらわれなのでしょうか。我がビオトープでも今日まで何回かの豪雨に見舞われましたが、幸い大きな被害を受けることなく成長を続けています。しかしながら今回の台風が気掛かりです。

 先週号でお届けの「マメ科の植物」の名称が判明いたしました。「クサネム」といいます。田んぼの畦や池の畔、湿地に生育します。一年草の背丈が50〜90cmの水辺植物といえるでしょう。

 少し前からですが「アキアカネ」が飛び交うようになってきています。季節的に秋の訪れを告げるものですが時期的に早く感じます。同じ渋川内でも秋を告げる蝉でヒグラシの鳴き声も聞いたとの報告も受けています。明日から8月ですが、自然のサイクルは既に秋を予感させるものになってきています。酷暑で経過した7月でしたが今年初めてのビオトープの夏、完成直後の3月に比べると激変しました。

 赤とんぼ「アキアカネ」を写真に収めようとしましたがボケてしまいました。スッキリした写真を皆様からお寄せいただけると有り難いです。このページに掲載しますのでヨロシクお願いします。

 29日(木曜日)に草津第二公民館の夏休み子供宿泊体験教室の一環で本ビオトープにてメダカ観察会が行われました。(新着情報に掲載)渋川ビオトープの会から子ども達への説明、解説を行いました。

 

↓ ピンボケのアキアカネ

雨の波紋が広がる1の溜り ↑

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No.24  2004.07.24(Sat.)  晴/曇り 水温 28.0℃ 気温 31.0℃

 

↑ 野田先生提供の写真と情報

↑ オハグロトンボと名前不明のマメ科の草

 7月22日は暦でいう二十四節季の「大暑」。「蒸熱酷暑を感じる頃」の意味。「土用の丑」の日は21日でした。夏の暑さもピークかとも思う此の頃です。小学校周辺は樹木に乏しく蝉の鳴き声を聞くチャンスが稀になっています。それでも今、耳にするのはアブラゼミ。アブラゼミが鳴き出すとやはり夏の盛りの真っ只中といえましょう。ビオトープも士気旺盛です。今日は午後1時30分にビオトープに入りました。

 先日野田先生の情報提供で今週のお客様として、「キゴシジカバチ」「アオモンイトトンボ」を見つけていただきました。

 「キゴシジカバチ」は私達の周辺でごく普通にみられるもので水辺の湿った土をとって巣作りに使うとのこと。古い家の軒下などに土の固まりがついているのは、このハチです。

 「アオモンイトトンボ」は早い時期から目撃されていましたが、写真に捉えられたのは今回が初めてになります。綺麗な、また華奢なトンボです。

 先週のビオ通信でも「オハグロトンボ」の来訪を伝えましたが、まだこのビオトープでは写真には撮れていませんが、短大跡地で撮ったものを掲載してみました。木陰の陰気なところでハタハタと羽根を動かします。

 以前から気になっていた草で、いま花を着けているものがあります。マメ科の植物と思われ、レンゲに似た花です。名称を調べていますが只今のところ不明です。ご存知の方がおられましたらお知らせいただきたく思いますので、ご一報ください。

 ●お知らせ

他、皆様からのビオトープ情報をお待ちしております。実験的にホームページをアップしました。無料HPでアップしていますので広告バナーが入り、目障りかと思いますが「今週のビオトープ」の過去の全ても掲載しています。まだ工事中のところもありますが楽しんでいただけると思います。このHPについてもご意見ご感想を頂ければ今後の参考になります。「今週のビオトープ」を1週間更新で続けたく思っていますので宜しくです。

 

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  No.23  2004.07.17(Sat.)  晴/曇り 水温 26.0℃ 気温 28.0℃

 暑中お見舞い申し上げます。

 今、暦でいう「土用」で士気旺盛なる時期ということです。動植物の活気に満ちた生態系がみられる時期でもあります。梅雨は明けた模様との発表がありましたが、今年の梅雨は空梅雨に終わったようです。新潟県の集中豪雨による大きな災害には驚きました。被害を受けられた地域の皆様には災害お見舞い申し上げます。

 今日も朝、9時にビオトープに入りました。雲が多くあるものの日差しは夏のもので、暑いことに変わりありませんが湿気が低くまずまずの天候です。風が少し強く吹いています。

 今日のお客様。と言っても虫や魚ではなく、北島先生が東京より連休を利用されてお戻りになっておられ、ビオトープの様子を見にきておられました。東京での生活や活動の話を交えながらビオトープの近況などをしばし報告しあうことができました。お元気にされているとのこと。皆様によろしくとのことでした。

 告知看板に、メダカのイラストを描いて頂きました。文字だけの看板にメダカが入り、目を楽しませてくれます。地域の人で西村さんのイラストです。有り難うございました。

 今週のお客様で、写真に捉えることは出来ていませんが、武村さんからの目撃報告で「イトトンボ」「オハグロトンボ」が来たと知らせがありました。いずれカメラで捉えることが出来るかと思います。また誰かの写真の提供も楽しみです。

 以前から姿を観ていたのですが、色の違うメダカが一匹おりましたが、写真に納まりましたので掲載します。オレンジ色して見えますがけっして金魚ではありませんよ。「ヒメメダカ」とか。なぜここに混じっているのかは謎です。観賞用のメダカとしてペットショップでも売られているそうです。

 ●お知らせ

 皆様からの目撃情報やご意見、ご感想をお寄せください。ホームページや掲示板を準備中です。早くアップ出来ればいいのですが。

 今日の一の溜り部分の様子 ↑

 

 ↓ 左上にヒメメダカ、右下にクロメダカ

 ↑ 中・シオカラトンボ 下・看板にメダカ絵

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   No.22  2004.07.10(Sat.)  雨・曇り・晴れ間 水温 24.0℃ 気温 26.0℃

 今朝は8時30分、大雨洪水警報が発令され、約1時間の間夜中と見間違うほどに暗くなり、稲光が空を駆け突風が街路樹を大きく揺らし、豪雨が地面をたたきつけました。少し明るさが戻り小雨になりかけると陽も差し蒸し暑さを感じるに至りました。そんな小雨混じりの中10時前ぐらいにビオトープに入ってきました。

 今週のお客様は「シオカラトンボ」。何度も目撃されてはいましたがようやくカメラに収まりました。この写真は週始めの月曜日、下のハキリバチの写真共々小学校のクラブ員4名と野田先生との執念の撮影によるものです。動く被写体の撮影は困難なものです。絶賛!。決して攻撃的な蜂ではないので興奮させずにそっと近寄っても逃げることはなく写真撮影に応じてくれたようです。 子ども達の学校のクラブ活動とも連携をとり、渋川ビオトープの会もうまく動き始めています。

 「カエルグサ」「セリ」に花が付きました。彩りに欠けるビオトープには「ツユクサ」の花とともに夏の暑さの中、一時の清涼感を抱かしてくれます。

 「ハキリバチ」おおアゴを鋏のようにつかって、器用に円く切り取ります。切り取った葉を足で固定しながら進めますから切り取った葉の円の直径はこの蜂の体長とも一致。 最下段の写真は切り取った葉を大事そうに6本の足で抱え込んで飛び去る瞬間です。飛び去った跡には円く綺麗に切り取られた葉が残ります。

 

●お知らせ (第二公民館・夏休み子供宿泊体験学習)

 7月29日(木曜日)午後2時半から4時にかけて、地元1級河川「伊砂々川」(西会館近く)探検と渋川小学校ビオトープの観察会を 夏休み子供宿泊体験学習のプログラムの一環で行います。「伊砂々川」では動植物の生態調査を、水質検査や河川清掃も実施。「ビオトープ」でも自然の復元や保全について学習し、メダカの観察勉強会を行います。

 平日の午後という時間帯ではありますが、お手すきでしたら参加下さいますようお知らせします。なおこの事業には地域協働合校をはじめ、地域の各種団体も協賛して行われています。

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    No.21  2004.07.03(Sat.)  晴れ・曇り 水温 26.0℃ 気温 28.0℃

 7月になりました。夏本番!

 午前9時に覗いています。今年は台風がよく日本列島に向かってきますね。今週も7、8号が日本海側と太平洋を列島沿いに北上しました。ビオトープには影響なく幸いでした。相変わらず「アオミドロ」「アミミドロ」が繁殖を続けています。

 ビオトープ内も日毎、緑が色濃くなっております。学校の花壇でも夏の花が色採りどり咲き、賑やかになっています。「ツマグロヒョウモンチョウ」が飛び交っています。  ↓ 地面にとまる(ビオトープ外)

 地面にとまるツマグロヒョウモンの♀

 病気ではないでしょうが、大きめのメダカが死んで浮いているのが見かけました。天寿を全うした結果なのでしょうか、生まれ出るものが有れば死別するものもあるということ。浮いたメダカの体にアメンボが群がっていました。ある種池の清掃係りのようですね。

 今週のお客さん、上の木橋の裂け目を営巣のために利用しようと「ハキリバチ」が行き来しているのが目撃されています。葉を円く切り取り運びます。近くの「オオイヌタデ」の葉にその痕跡が残ります。果たして巣は完成できるでしょうか楽しみです。大あごをはさみのように使って葉を切ります。お腹には花粉も付けているようです。

 蒲の穂の小型版「ヒメガマ」の穂が姿を現しました。当初葉山川より移植したものの一株です。雌花穂と雄花穂が離れて着くのが特徴だとか。先々週に花が見られたジュズダマに実が着きました。

死んだメダカに群がるアメンボ ↓

↑ ハキリバチの刈り込んだ葉の跡

ヒメガマ(ガマ科) ↓

↑ ジュズダマが実を付け始めました

 オオハキリバチ = http://www.city.nagoya.jp/10eisei/ngyeiken/insect/hymenopt/cs.htm

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最終更新日 : 2006/08/12

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