No.321 〜 No.325

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No.325 2010.07.24.(Sat) 09:00   晴れ   水温 29.0 ℃  気温 30.0 ℃

 小学校は21日から夏休みに入っています。先週末に梅雨明けして以来、気温35℃前後の猛暑日が続いています。昨日は暦でいうところの「大暑」蒸熱酷暑を感じる頃とのこと。この酷暑に「耐暑」って、身に堪える暑さになっています。午前9時で気温30℃。しかしながら、木陰は涼風を感じ、朝の澄んだ空気が美味しくも思います。水辺の緑は濃く見えますが、少し離れると元気なく枯死寸前の様子が伺えます。この暑さで、生き物も影を潜め姿を観る事は稀になっています。タモで水中の生き物をすくってみましたが、メダカ以外にこれといって目にすることはありませんでした。じっくり構えたわけではありませんがネ・・。

タモとバケツを用意しましたが・・・・

 きょうの写真。一枚目はビオではお馴染みのツバメシジミ(シジミチョウ科)の♂。二枚目はショウリョウバッタ(バッタ科)の♀。頭部が尖った大きなバッタ。♀は大きく8cm前後にもなる。オスは細身で4〜5cm程度と小さい。緑色型と褐色型がある。住宅地周辺にも生息する。地上性で、驚くと翅を使って遠くまで飛ぶ。オスは、飛ぶときにチキチキという音をたてる。三枚目は体長10mmほどのアカガネコハナバチ(コハナバチ科)。小さなハナバチです。四枚目はウシガエルの子どもでしょうか。成体になって、間がないものかさほど大きくはありませんが、背中がウシガエルの特徴を表しています。困ったヤツです。

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No.324 2010.07.17.(Sat) 09:00   晴れ/曇り   水温 24.0 ℃  気温 25.0 ℃

 この一週間梅雨の末期ということもあり、毎日豪雨に見舞われました。市内でも一時的に道路が冠水したような処も出たようです。いよいよ梅雨明けか、久し振りに澄み切った青空が雲間から見られ、夏の太陽も強い日差しをビオトープに投げかけてきました。小学校は20日の火曜日が終業式。21日から夏休みに入ります。平日、しばらくは静かな小学校になるでしょう。それでもビオトープは真夏の草が繁り、生き物達の姿がより濃くなることでしょう。夏休みこそ子ども達が観察にやって来て欲しいと思います。十分に自由研究の対象として活かされることと思うのですが。下の写真はやや陽が翳ったところですが、夏休み前のビオトープの様子です。6月末の草取り作業の後、緑の草がそこそこ覆うようになってきました。

7月中旬のビオトープの様子

 きょうの写真。一枚目は雲間からのぞく澄み切った夏の青空。ジョット機が飛行機雲を引いて東へ向かいます。手前はポプラの樹。二枚目はジュズダマの花がこの夏も見られるようになりました。黄色く垂れ下がるのは雄花です。三枚目は観察机の上に留ったイチモンジセセリ。開翅した後からのショット。翅の白紋がよく解かります。四枚目はシオヤアブ(ムシヒキアブ科)。セマダラコガネ(コガネムシ科)を捕らえています。胸部と腹部の境界部分に口吻を刺し込み給汁しているようです。(プランターの縁上で・・・)

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No.323 2010.07.10.(Sat) 09:00   曇り・晴れ   水温 23.0 ℃  気温 24.0 ℃

 雲の多い空ではありますが、雲間から淡い青空も見えたりもします。梅雨も後半時期、各地でゲリラ豪雨による災害ニュースを見聞きしています。この地でもこれからの空模様が心配されます。きょうはそんな梅雨の中休み。日中晴れ間も予想され、気温も33℃ぐらいまで上るようです。今年は台風の発生が今のところ1号のみです。近年少なくなってきているとはいえ20号前後の発生が記録されていますが、このあと秋口にかけて台風の発生があるのでしょうか。二週間前のビオトープ整備作業の折にアラカシの樹の繁みの中でヒヨドリが営巣しているのが見られましたが、きょうその巣に三羽の雛鳥を確認しました。孵化して間もない感じ。親鳥の姿が見えないので巣に近寄り写真を撮りました。ピントが合っていませんが、雛の頭が解かります。餌を待っているのか口を大きく開けて、ヒヨヒヨと鳴く声もビオトープに響きます。サクランボやクロガネモチの実を突っつき、悪さをするヒヨドリでも、雛鳥への小学校の子ども達の悪戯が心配です。

ヒヨドリの雛

 きょうの写真。一枚目はビオトープに人のお客様。珍しくN先生、H先生、S先生がビオの様子を覗きに来ておられました。二枚目は柚子の苗木の葉にナミアゲハの卵と幼虫を見つけることができました。ここのビオトープ生まれのチョウが無事、誕生するでしょうか。三枚目はオンブバッタの幼虫。四枚目はヤナギルリハムシの幼虫です。

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No.322 2010.07.03.(Sat) 09:00   雨   水温 25.0 ℃  気温 26.0 ℃

 梅雨も本格化しているようです。6月中旬以降九州地方で豪雨をもたらしていた梅雨前線は7月を境に近畿地方まで北上してきたようで、強い雨が降るようになりました。きょうはそんな強い雨が降る土曜日の朝になりました。かつて50年昔ではこのような雨の降り方はなく、しとしと雨の表現がピッタリするような梅雨の雨も風情のあるものではなかったでしょうか。この時期の紫陽花の花も雨の中、艶やかに見えたものです。大雨洪水注意報、警報なんて稀なことでした。今は頻繁に聞くことになり、人の生活に多大の被害が伴う雨の降り方になっています。地球温暖化防止の声が挙げられていますが、地球上はまだまだ人社会優先で、それぞれの利益が絡みストップ温暖化は進まない状況にあるでしょう。人間社会が引き起こした異常気象は加速度的に環境破壊を続けて往くでしょう。地球の45億年という大きな歴史上の寒冷化や温暖化の流れの中ではないことは確かです。

今朝のグラウンドとビオトープの入り口の景色

 きょうの写真。一枚目は三の池(溜り)の様子。大粒の雨が水面に落ちます。二枚目はクロガネモチの若い実。淡い緑色小さなの粒が雨に濡れます。三枚目はガマ。穂が伸び始めてきています。四枚目はアキアカネの若い♂と思われます。アキアカネはこれからの盛夏時は山へ移動し、秋になるとまた里へと戻ってきます。酷暑の年には移動先はより高い標高の地域となるようです。移動距離は凄いですよ。

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No.321 2010.06.26.(Sat) 09:00   雨   水温 23.0 ℃  気温 24.0 ℃

 6月も最終週の土曜日になりました。梅雨らしい雨の朝。きょうはビオトープの今年度第一回目となる整備観察会の日でした。小雨決行での案内を出していることもあって降雨を押して整備作業を実施しました。幸い合羽を着るほどの雨でもなく、帽子を着用の上作業に入ることになりました。蒸し暑さがありましたがかえって程好い雨ではなかったでしょうか。作業を終えたお昼過ぎに一時雨脚が強くなりましたが、思えば強行して良かったと・・・・。雨天でもあり、予定していた生き物観察会は中途半端に終ってしまい、十分なことが出来ませんでした。次回、改めてじっくりと観察会をしたいものです。参加いただいた渋川ビオトープの会の皆様、小学校の教職員で特に若い先生方、PTAふれあい部の親子連れで参加下さいました皆さん、公民館職員の皆さん、ありがとうございました。ご苦労様!。風邪を引かないようにしてくださいネ。

水 滴・・・・

 きょうの写真。左一枚目は3年目の夏を迎えるクヌギの苗木です。ドングリから発芽させてからようやく1mほどの背丈に育っています。二枚目はシマハナアブの♀。三枚目はお馴染みのベニシジミの♂。四枚目はツバメシジミの♂です。いずれもシジミチョウ科のチョウ。小雨といえ、やはり雨の日。生き物達の姿はほとんど見ることが出来ませんでした。しかし、池の中のメダカの数が減っています。。。。。

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最終更新日 : 2010/07/31

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