No.316 〜 No.320

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No.320 2010.06.19.(Sat) 09:00   曇り   水温 22.0 ℃  気温 23.0 ℃

 近畿地方も梅雨入りしました。乾燥気味だったビオトープにとっても、木樹の緑や花、はたまた畑の野菜達にのっても恵みの雨になっています。雑草達もその勢いを増してくることでしょう。先週のビオトープは潅水不足で、一部この春に植栽した樹が枯死寸前だったのですが、今朝は息を吹き返し新鮮な緑の葉がピンと張って見えホッとしました。未明までの雨が上がり暗い曇り空になっています。気温の割りに蒸し暑さを感じます。グランドコンディションも良くはありませんが、いつもの土曜日でスポーツ少年団のサッカーチームが元気に練習を始めていました。ビオトープにも近所の子ども達が訪れ、生き物探しに夢中な姿がありました。何を見つけたかな?・・・・

川を覗き込む子ども達

 雨上がりの今日の写真。一枚目はイグサの枯れた花に着いた水滴。水滴の向うに逆さになった校舎が映り込んでいますよ。二枚目はコガタルリハムシ。5mmに満たない小さなハムシです。ポプラの葉っぱを食べたいるところ。三枚目はキンシバイの葉っぱの上にいたツユムシと思われる幼虫です。四枚目はアワフキムシ科のハマベアワフキと言われるものか?。カメムシやセミの仲間ですヨ。

 きょうは安土小学校から「ぼてじゃこの会」の皆さんが、ビオトープの視察に来られました。前前教頭のO先生もお見えになりました。懐かしいなあ〜。

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No.319 2010.06.12.(Sat) 09:00   快晴   水温 23.0 ℃  気温 24.0 ℃

 暑く、紫外線も強くまた乾燥した日が続いていますが、明日日曜には下り坂になりいよいよ入梅かと言われています。ビオトープの緑はやや元気がないように見えますが、降雨を心待ちにしていることでしょう。 小学校では先日プール開きが行なわれ、水泳授業が始まりました。毎年のことなんですが、プール開きを前に、一年近く放置しておいたプールの掃除が行なわれます。数年前に一度立ち会ったことがあり、水棲昆虫を観ることができました。トンボのヤゴ、タイコウチ、ミズカマキリ、ゲンゴロウなどが居ました。ビオトープ内で観ない生き物を見つけて嬉しく思ったものです。プールのヤゴ救出作戦って話題を何度も聞いたことがあります。プール清掃の前に生き物観察会なんかを企画してみたいと思いました。

スイレンが開花しています

 上の写真は、スイレンの花です。今年3月上旬のビオトープ整備作業の後、誰かが無断で睡蓮の株を放り込んでいました。植え付けると言うことなく、正に無造作に放り入れてありました。ビオを管理する者にとっては迷惑なことなんですが、しかし夏の賑やかしにと少し大目にみて様子を観ることにたものです。左の写真、一枚目はヨシノボリ(ハゼ科)。二枚目はドジョウ(ドジョウ科)。いずれも“せせらぎの瀬”に居ついています。三枚目はウシガエル(アカガエル科)侵略的特定外来種に指定されています。ビオでも駆除対象の生き物です。四枚目はホタルブクロの白花。

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No.318 2010.06.05.(Sat) 09:00   快晴   水温 22.0 ℃  気温 23.0 ℃

 一週おいてのレポートになりました。ここのところ晴天で陽射しが強く、暑い日が続いています。植木の潅水に気をつけたいところです。ビオトープ内はいっそうの緑が濃くなってきており、背丈も伸ばし子どもの姿を隠すほどになってきています。一方、一の池を占拠していたカワヂシャが成長のピークを過ぎ、太くなった茎が倒れてしまっていました。夏を前に植物の盛衰も伺えます。いつも隣接水路に来ているセグロセキレイの姿はなく、今朝は電線にハクセキレイが留っているのが観られました。顔部で目の下も白くなっているのがハクセキレイの特色です。

電線に留るハクセキレイ

 きょうの写真。一枚目はカメムシの仲間でアカスジカメムシ。体長10mm前後。警戒色の黒地に5本の橙色縦縞が特徴。誰かが故意に赤と黒の筋を入れたような、虫にしては不思議な模様かと思います。幼虫成虫共になどセリ科の花穂や、種子の汁を吸う。二枚目はナミアゲハ。やや傷ついていています。三枚目はイネ科のコバンソウ。小判型の穂がゆらゆら揺れていますした。四枚目はクロガネモチの花。今年もたくさんの花を着けています。一つの花の花径が5〜6mmの小さな花ですよ。

●6月26日(土)午前中は今年度第一回目のビオトープ整備観察会です。興味の有る方は是非お越しください。観察会と草刈作業を実施します。

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No.317 2010.05.22.(Sat) 09:00   快晴   水温 22.0 ℃  気温 23.0 ℃

 蒸し暑さを感じる朝になっています。快晴とはいえ真っ青な青空ではありません。比叡・比良山系は輪郭だけが見える状況でした。湿度がやや高めなのと黄砂を含んでいるようです。きょうの日中は30℃ぐらいの真夏日になるのではないでしょうか。また紫外線が強くなっているようです。ビオトープ内はイネ科の植物が繁り、それぞれ花を付け始めました。イネ科のアレルギーを持つ子ども達にとってはこれからちょっと酷でしょうか。イロハモミジのプロペラが見られるようになってきました。薄紅色の翅が新緑の中、陽の光を受けて新鮮で綺麗ですよ。

イロハモミジの若いプロペラ

 きょうの写真。一枚目、先週の土曜日には今季初めてシオカラトンボを見つけることができましたが、きょうはアオモンイトトンボを発見しました。これからぼちぼちとトンボの姿も観られることでしょう。二枚目はシダレヤナギの葉上で見つけたコハナグモ(カニグモ科)。コガタルリハムシを捕らえたところようです。ハムシはまだ必至に逃げようと頑張っています。しばらく様子を観ていたら、巧くクモから逃げることができました。三枚目はホソハリカメムシ(ヘリカメムシ科)。イネ科の植物に着く。四枚目はニワゼキショウ(アヤメ科)の花。紫っぽいものや白い花がありますが、このビオトープではこの赤紫色のものばかりが目立ちます。

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No.316 2010.05.15.(Sat) 09:00   快晴   水温 15.0 ℃  気温 16.0 ℃

 5月中旬を迎えています。今朝はその5月中旬とは思えないぐらいの気温の低さでした。昨日も寒気が入り、曇り空の一日で寒く感じました。それでも自然の様子は、ビオトープともども季節は初夏の装いを呈してきています。いちもの土曜日の光景ではありますが運動場では少年サッカークラブの子ども達が練習に来ていました。この週は天気が愚図つき気味でしたが、週末のきょうは快晴になり、青空が澄み渡りビオトープの緑も冴えてみえました。新鮮です。下の写真はこの時期に羽化したと思われる綺麗な個体のシオカラトンボ(♀)。今季初めて観ることができました。ヤゴの抜け殻を探してみましたが見つかりませんでした。

羽化間もないと思われるシオカラトンボ ♀

 きょうの写真。右一枚目は、ビオトープの入り口に設けてあった看板。ビオトープ利用の心構えを記したものですが、ビオ開設当時から7年が経過しており朽ちて落ちてしまいました。時期整備作業で取り替える必要がでてきました。早急の対処は出来ないですね。二枚目はサクランボの様子。先週までたわわに実を付けて紅くなって来ていたものが、今朝はまだ薄緑いろした数粒が残っている状態でした。収穫したのは先週土曜日にも様子を見に来ていたヒヨドリでしょうか。三枚目は体長5mmほどのクロヒラタヨコバイ(ヒラタヨコバイ科)と思われます。四枚目はビオトープではお馴染みのアシナガグモの仲間です。

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 Copyright (C) 2004 
最終更新日 : 2010/06/26

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最終更新日 : 2015/05/02