No.35 〜 No.31

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No.35  2004.10.16(Sat.)  雨 水温 14.5℃ 気温 14.0℃

 今朝は少し早めの時間、7時30分に入りました。夜露がまだ草木に付いており、朝日にキラキラ光っていました。太陽が昇る未明では気温が10℃を切っているようです。(気温7.5℃、水温14.0℃)

 地区運動会では皆様もご苦労様でした。やっと朝夕の冷え込みを感じるようになりましたね。これからが秋本番。昨日からまさしく抜けるような青空で、快晴の日が続いています。アウトドアの活動が気持ち良い時節でもあります。

 今日は「わんぱくプラザ」で旧草津川堤防のコスモスの写生大会に参加してきました。日差しの下で子ども達とスケッチを楽しみましたが、多少の暑さを感じるものの涼涼しい風も受け爽快さもありました。作品は31日の「ふれあいまつり」に小学校で展示されます。ビオトープでお馴染みの児童の顔もたくさん来ておりました。

 イネ科の植物を2点、掲載します。「セイバンモロコシ」「キンエノコログサ」です。エノコログサはネコジャラシとも呼ばれていますが、種類が幾つかあるようです。「エノコログサ」「アキエノコログサ」「ムラサキエノコログサ」など。

 夏の花と秋の花が入れ替わる時期で、ビオトープも彩りに寂しいものがありますが 前号でお届けの「ミゾソバ」のピンク色の花が点在しており、目を楽しませてくれています。防球ネットのグランド側に植えられている「キンモクセイ」の花が真っ盛りで、強い匂いを放ってます。

 メダカの動きが止まりかけていますね。水は適度な透明度が有りますから様子がよく見られます。動かずに頭を揃えてじっとしてます。近寄るとさすがにサッと散りますがまた動きを止めます。さて、メダカは冬の水温が下がった状態ではどうするのでしょうか。考えてみてください。

 

 

 

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No.34  2004.10.09(Sat.)  雨 水温 19.0℃ 気温 18.5℃

 

 午前9時にビオトープに入りました。この時間、台風22号は紀伊半島の南方沖を関東方面に向かって進んでいるようです。風は吹いていません。雨も強くはなくシトシト降り続けています。昨日からの雨ですが池の浮き草はそんなに流されていませんね。水はさすがに濁っています。

 昨日8日は暦の二四節季で言う「寒露」。“気寒く露草重し”とか。残暑が続きましたがここへきて朝夕気寒くなりました。水温も気温に併せるように推移しており朝は20℃を切っています。今日の雨のような日はメダカも水底でおとなしくしていることでしょうね。

 写真上は右に水の流れを、左に湿地部分を見た光景です。秋も半ば、それでもまだまだ雑草の生育には勢いが有るようです。

「ミゾソバ」(カエルグサ)の花が結構観られます。夏から花を見かけていますが色合いが濃くなっていますね。「イヌタデ」のコンペイトウのような花も観ることができます。いづれもタデ科と植物です。

 池の中では「オオフサモ」が拡がってきています。8月末に一部除草した結果、池面が拓けて伸び易くなったようです。新鮮な緑が柔らかく美しく感じられますよ。

 

 11日(体育の日)は地区の運動会が小学校の運動場で開催されます。台風一過で好天になることが予想され地域の人達が沢山訪れます。防球ネット越しに在るビオトープも皆さんの目を引くことになるでしょうし、進んでビオトープにも入り、メダカなどを観てもらいたいものだと思っております。“地域とともにみんなで取り組むビオトープ”を目指しています。住民の方の意識の中にアピールができ、新たに興味を植えつけられたら、活動もに参加していただけるようになることでしょう。

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   No.33  2004.10.02(Sat.)  曇り/晴れ 水温 21.0℃ 気温 22.0℃

2日、明け方から雨が降り出しました。霧雨のようでしたが時間とともに本降りに。昨日は雲ひとつ無いという形容がピッタリの快晴でしたのにネ。今日も9時にビオトープに入りました。

 台風21号が頭上を通り過ぎて往き、中秋の名月の十五夜を見ることは出来ませんでしたが、十七夜の月は煌々しく輝いていましたよ。ウサギが杵を持つ姿もクッキリと見え、久しく月を眺めていないなぁ〜なんて感じ入っておりました。皆様はご覧になりましたでしょうか。 満月で天気が良い日であればビオトープ内で観月会でもし、風情を楽しむのもいいかも。

 今、ビオトープの池には小さな浮き草が水面を覆っています。昔、田植えを終えた田んぼに稚苗を埋めるぐらいに浮遊していた光景を思い出します。水生植物の浮遊性植物で「アオウキクサ」。水中の根の本数や葉の形、枚数によって名称が違うものがあります。冬は種で越すようなので気温、水温が下がれば自然と姿を消すでしょう。10月に入り夜の気温、水温も随分下がっているようで、明け方では水温18℃と低いようです。

 春先早くから真夏にかけて繁殖したモノアラガイですが、ほとんど姿をみることがなくなりました。土に潜ったのでしょうか。15mm〜20mmに成長したと思われる大きめのモノアラガイをよく探すと観る事ができます。また中にはカワニナも居ますよ。

 前号で予告しました「クロアゲハ」の写真を掲載します。ビオトープ内ではありませんが、職員室の西側の花壇で百日草の花に寄ってきたものです。9月11日の土曜日の撮影です。自己満足ですが良く撮れてます。

 メジャーリーグ、イチロー選手が84年振りにシーズン最多安打を一気に新記録達成しましたね。頑張ろうの勇気を与えてくれます。(余談でした。)

 よく読み返しているのですが脱字、変換ミスがあります。お詫びします。

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   No.32  2004.09.25(Sat.)  曇り/晴れ 水温 26.0℃ 気温 28.0℃

 

 今日は運動場では学校の運動会がありました。昨日の強い雨でグランドの状態は決して良好ではありませんでしたが、天気予報を裏切る好天に恵まれ、秋の雲浮かぶ爽やかな一日、青空高く日差しは強く暑いものの子ども達は元気そのものでプログラムを無事に消化したようです。写真はビオトープと運動場を仕切る防球ネット越に運動会のスローガンの垂れ幕と観客の様子です。

 と、いう訳でビオトープの取材はお休みにさせていただきました。蝶の写真はビオトープの会の武村さんが激写した孵化直後の「キアゲハ」の様子です。さなぎの殻から出たばかりで、まだ殻にしがみついている状態で、綺麗な配色の羽根の模様がよくわかります。羽根の下方の赤い紋が印象的ですネ。羽根を広げた中ほどが灰色が滲んだようにみえるのもよくわかります。残念ながらビオトープ内での写真ではないですが紹介しました。

 トンボは水の有るところなら産卵し、ビオトープ内で繁殖も観られますが、蝶は種類によって卵を産みつける木樹も違い、餌さになる花の蜜、樹液なども違いビオトープ内での繁殖の様子を観るには難しいものがありますね。それでも学校の花壇に花の蜜を求めて飛来する蝶はたくさん観る事ができます。先日もクロアゲハを見ることが出来ました。フィルムカメラに納めましたので次回上手く撮れていれば掲載しますヨ。

 

●お知らせ

1、10月31日は渋川学区ふれあいまつり。ビオトープの会も参加します。パネルでの活動報告の展示とネイチャークイズの実施です。皆様の協力をお願いします。

2、今回の蝶の写真の掲載のようにビオトープ外でも結構です、渋川地区での自然の動植物の写真をお寄せください。このビオトープ通信で掲載させていただきま。

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   No.31  2004.09.18(Sat.)  晴れ/曇り 水温 25.0℃ 気温 26.5℃

 九月も中旬を過ぎ、秋らしさがそこかしこと顔を覗かせます。虫の音も心地よい宵には、上弦の月、十五夜の月を愛でる心の余裕を持ちたいものです。ビオトープでも耳を澄ませば虫の音も聞こえてまいりますよ。

 今日18日は「渋川っ子・わんぱくプラザ」で小学校の子ども達50人あまりが栗東自然観察の森へでかけています。栗東歴史民族博物館を午前中に見学、茅葺きの旧民家を再現した家の“かまど”で実際に火を焚きもち米を蒸し、おもち突きも体験。お昼ごはんにそのおもちを食べるそうです。午後からは自然観察の森へ、初秋の動植物の観察をし、クイズや野鳥の木工品に色付けなどを楽しむことになっていると言うことです。楽しめたかなあ〜?

 蒸し暑く、午後には一時雨が降るお天気でしたが、今日は午前7時半にビオトープに入りました。朝のうちは時折日差しも出ておりましたね。

 先週号でお届けの写真で黄色の花がありましたが、花名は「ヒレタゴボウ」と判明いたしました。野田先生が調べてくださいました。そして緑色の絵の具を流したような状況のものは「アオコ」です。もともと富栄養過多の池の水で栄養を吸収していた草の8割は刈り取られ、日当たりが良くなり、といった環境の変化で現れたということです。「アオコ」は生態系にはあまり歓迎されるものでもないのですが、水は循環型の池で絶えず流れがあることから生き物達への悪影響は考えられないでしょうと聞きました。

 本日の掲載写真は「アメリカセンダングサ」が花をつけたものと「イボクサ」の花です。そしてカヤツリグサ科の2種で「クマカヤツリ」「ホソミキンカヤツリ」です。「クマカヤツリ」は三の池(溜り)のガマの根元に有り、「ホソミキンカヤツリ」は二の橋の東側に有ります。八月末の草の刈り取りを逃れた一種です。

 

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最終更新日 : 2006/08/12

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