No.486 〜 No.490

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No.490  2014.04.19(Sat)  9:00     晴れ   水温  14.0 ℃  気温 15.0℃

 サクラの花が散り、後を追うようにモクレンの花が咲き、ユキヤナギ、コブシ、ハナミズキ、フジと次から次に木樹の花が賑やかに花開きます。スッキリとした青空の下では色あでやかに輝くのですが、今春は花粉に加えPM2、5の飛散で琵琶湖西岸の比良・比叡の稜線すら見えなくなるほど見通しが悪くなることが多く、空気も決して良くない状況にあります。きょうの土曜日は北風が吹き、幾分ましな青空が広がりました。ビオトープは春の花の時期が過ぎ、新しい緑が目立つようになってきています。クヌギはそれまでくっ付いていた枯葉を落とし、新芽は若葉に変わり太陽の光を求めるように一枚一枚手の平を広げて往きます。シダレヤナギも綺麗な緑のスダレに仕上がりました。ホウキポプラの艶のある若葉がキラキラ朝日に輝いています。

ひなげしの花

 きょうの写真から右一枚目はクヌギの若葉。どんぐりから育てて来た木ですが5年が経ち6年目になる筈、そろそろ実が出来てもいい頃ではないかと期待しています。結実は花が咲いて翌年だったでしょうか。二枚目は柿の木の葉っぱ。種類は定かではないのですが、大きな縦長の渋柿とのこと。柿の葉っぱにはイラガの幼虫が着き、学校には相応しくないと聞きますがどうでしょう。三枚目はショウブ(サトイモ科)の新しい葉です。アヤメ科のショウブではなく、綺麗な花は咲きませんよ。5月の歳時記ショウブ湯はアヤメ科ではなく、このサトイモ科のショウブのこと。葉を手もみするとイイ香りがします。四枚目はメダカです。水温も上がってきました。メダカの数がもっと増えればいいですネ。 

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 No.489  2014.04.12(Sati)  9:00     晴れ/曇り   水温  9.0 ℃  気温 10.0℃

 四月に入り、既に第二週目の土曜日です。先日の九日、小学校は入学式が行われ、新学期が始まっています。先週土曜日には8分咲き程度だった桜の花は、この入学式に合わすように満開時期を迎え、やや花冷えの日が続き散り急ぐことなく静かに終わろうとしている感じがします。この日曜日も名残の花を楽しむことができそうです。年度初めの最中、各種団体の総会が土曜・日曜に行われています。「渋川ビオトープの会」においてもこの25日金曜日、平日の夜になってしまいましたが予定しました。関係者の皆様には案内書をお届けすることにしています。是非参加してくださいますようにお願いします。ビオトープはサクランボ、サンシュウ、トサミズキ、サクラの花を観てなおも春の花の開花が続いています。水の溜り(池)の中を覗くと、水面ではアメンボが跳ねて、水中にはメダカが泳ぐ姿が確認できました。

登下校通路、名残りのサクラの花。

 きょうの写真から左一枚目はヒメコブシ、真っ白ではなく淡いピンク色しています。二枚目はドウダンツツジ、まだ咲き始めで白く鈴形の花はごく僅かに見える程度です。三枚目はシラカシの花で、雄花序と呼ばれるもの。柔らかく新しい葉っぱとともに見ることができます。四枚目は例年数を減らしてきていますムラサキサギゴケ(ハエドクソウ科)の花。人間が踏み締める部分が広がってきており、草の生える隙が無くなりつつあります。草の育つ柔らかい部分が減っています。水際ではタデ科の草が元気よく生育を見せ、水中からはヨシ、ガマの新芽が伸びてきています。しかし、水質は相変わらず貧栄養の様子が続いています。動植物の多様性においては欠点となる環境状況になっています。

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 No.488  2014.03.29(Sati)  9:00     曇り   水温  11.0 ℃  気温 12.0℃

 小学校は春休みに入っています。3月末の土曜日、教職員の異動が内示されている筈です。新設開校以来11年勤続されたH先生は動区ことになるでしょう。これで庫のビオトープ作りにかかわった先生は居なくなります。わずか10年の歴史ではありますが、ビオトープ造りの意義やその活用について、当時ほどの情熱や意識の高さは蔭りあるものになっているように思います。此処のビオトープ自体が痩せてきており、内容が今の人々の関心度に比例しているようにも思えます。それでも11年目、12年目と時は過ぎて往くのでしょう。やや先細り感のあるのが心配です。校庭には10本ほどのソメイヨシノが植えられていますが、その中の1本が5〜6輪の花を開かせていました。サクラの花の開花です。入学式は10日先、満開になっているでしょうか。明日は花お越しの春の雨になるようです。一気に花開くかな。

開花宣言!

 きょうの写真から右一枚目はシダレヤナギの花が咲き、黄緑色が細枝を彩り、他の落葉樹の芽吹きを催促して新緑を呼んでいるようにみえます。二枚目はヒメコブシのつぼみ。三枚目はセリの若葉です。水の流れの中から生えてきており、飛沫に濡れる葉は新鮮で美味しそうに見えます。四枚目は5cmほどのタナゴの死骸です。用水路からポンプに吸い込まれ上ってきたのか、給水桝の中にも魚影を観ました。ビオトープの池から遡上することは無いでしょうから、きっと隣接用水路からのものでしょう。ザリガニも吸い上げられるわけですネ。良いことか、悪いことか、対処しなくてはならない事項なのでしょう。次年度の宿題として、今年度を終えることにします。お付き合い有り難うございました。

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 No.487  2014.03.21(Fri)  9:00     雨   水温  4.0 ℃  気温 5.0℃ 

 今週のビオトープ通信は都合により、昨日金曜日のレポートになりました。寒の戻りなのでしょう、みぞれ混じりの冷たい雨になっています。周辺部の山沿いは薄っすらと雪化粧をしました。時折り薄日も射しましたが、暗い日中で青空を見ることはありませんでした。昨年の同時期のレポートを見ると3月27日に降雪があり、10cm程度の積雪になっていました。遅い時期の雪というのも今後あるかも知れませんネ。今日の土曜日は晴れの天気になっていますが、気温は低め、風も有り冷たく感じます。それでも春は着実に歩みを進めており、先週土曜日のレポートでサクランボのつぼみが、膨らみを増していたものが今日は満開に咲き揃っていました。校庭のソメイヨシノのサクラもそのつぼみを一段と膨らみを見せていました。入学式は4月9日、その頃には開花しているだろうと思われます。

薄雲のその上には太陽が・・・・

 サクランボの花が咲き揃ったきょうの写真から、左一枚目はそのサクランボ。ハナアブやミツバチが訪れて受粉のお手伝いを待っています。二枚目はやはり先週まで一塊のつぼみだったサンシュウの木、一輪ですが花開いていました。三枚目は土筆の穂のマクロ画像。あちらこちらで土筆が背伸びしてきていました。ようやく花の春を感じるビオトープの景色に変わりつつあります。四枚目は遠く、シダレヤナギの花穂が一斉に小枝に付き、その膨らみもまして、木全体を緑色に変えつつあります。クヌギの枯れ葉は未だに落ちずに枝にしがみ付いていますが、その下には新芽が出てきており、やがて世代交代で散り往くことになるでしょう。さほど時間を要しないでしょう。

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 No.486  2014.03.15(Sat)  9:00     曇り   水温  4.0 ℃  気温 5.0℃ 

 暦でいうところの「啓蟄」は早、過ぎて来週はもう「お彼岸」ですよ。一度暖かくなった日がありましたが、まだまだ寒い日が続いております。木の芽、花芽が膨らみかけてまた足踏み状態。サクラの開花予想が例年より遅いとかの発表がありました。昨年は既に3月半ばではサクランボの花が開いていましたヨ。またミツマタの花も咲いていましたが、つぼみどころか木≠サのものが無くなっていました。苗木の状態でしたが夏に枝が折られ、秋にはか細い幹が辛うじて残っていたのですが、この冬の間に姿を観なくなっていました。人の踏み込む隙があったため、踏まれたのでしょう。また、グラウンドからのボール等も転がり込む処に植えてしまっていたのが悪かったようです。来週19日は卒業式です。当たり前のように6年間を過ごした子ども達が卒業して往き、4月には新一年生達が入学してきます。ビオトープにも馴染んでくれた子ども達の記憶の片隅に此処での思い出は残るでしょうか。新一年生は、これから思い出を作ってくれるでしょうか。

寒 水 仙

 きょうの写真から、右一枚目は開きそうで未だ開かないサクランボのつぼみ。二枚目はサンシュウのつぼみ。三枚目は一の溜りに育つショウブ、コレはサトイモ科のいわゆる「ショウブ」なんです。四枚目はシダレヤナギの花穂。つぼみの状態です。これから気温が上がると、一気に色んな花木に花が咲くことでしょう。水温が上るとメダカの姿も観ることが出来る筈です。眠っていた命が戻ってくるように思います。土筆を探してみましたが、まだ見つかりませんでした。我が家の庭の陽だまり部分ではもうオオイヌノフグリやヒメオドリコソウの花が咲き、土筆もどんどん伸びてきていますよ。陽がよく当るビオトープですが、寒風が通り抜けるのでしょう、春の訪れはやや遅めなのかも知れません。

 

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最終更新日 : 2013/12/21

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