No.516 〜 No.520

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  No.520  2015.02.07(Sat)  9:00   晴れ/曇り  水温  02.0 ℃  気温 03.0℃ 

 2月に入りました。「節分」が過ぎ、「立春」が過ぎ春を待つばかりです。土曜日のビオトープ、久し振りに薄氷が張っていました。夜明け前は冷え込んだんでしょう。陰では霜が降りた状態が残っていて葉上が白くなっていました。水滴が凍り付き、宝石のように美しく輝いていました。どのような過程を経てこのような氷が出来るのか不思議です。まだまだ寒い日が続いているのですが、生き物の姿を期待して探してみるのですが、ユスリカの仲間のような虫が日向を舞っていました。風が無く、陽射しだけは暖かさが増した感じのするビオトープです。あと一か月もすれば「啓蟄」を迎えます。草木の芽吹きや、生き物の姿を早く目にしたいですネ。サクランボの花芽が膨らみ始めました。

葉上の水滴も凍りました・・・

 今日の写真から右一枚目は、この冬何度か氷結しているビオトープの溜りですが、今日も薄氷が張りました。50年も昔では水溜りの氷も10mm以上の厚みのものをよく観たものですが、近年は厚くても5mm程度のものしか観ません。寒く感じる毎日ですが、やはり季節を通しては温暖化になってきているのではないでしょうか。二枚目はサクランボの花芽。膨らみ始めてきていますヨ。3月の始め梅の開花に次いで、サクラの前に花開きます。三枚目、キジバトがカップルで遊びにきていました。キジバトを一羽見付ければ、必ず近くにもう一羽が居るものです。四枚目は直径1、5mm程度の卵の殻。何の卵だったのでしょう。ハムシ科? カメムシ科? クモなどの餌になってしまったかも知れません。しかし、この冬の生き物の痕跡です。

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 No.519  2015.01.31(Sat)  9:00  曇り   水温  0.0 ℃  気温  1.0℃ 

 アッ!と言う間に1月が過ぎ去りました。お正月気分はもうどこにも残っていません。きょうは31日。明日から2月。そして3日は節分祭。翌4日は「立春」“春の気始めて立つ”だそうです。季節はどんどん移って往きます。ビオトープの一見、何の変わりもなくジッと春の訪れを待っているようで、静まりかえっています。昨日30日の金曜日、5年生を対象にしたスキー教室が実施され、地域サポーターの一人としてボランティア参加してきました。箱館山スキー場へ大型バス2台で向かいました。前の夜Kらの生憎の雨の天気。山へ上がれば雪かと期待しましたが、やっぱり雨。防水が効いている筈のウエアをジンわり沁みてきます。手袋の中はすでにグチョグチョの状態。寒さ以上に冷たさを感じながらのスキー教室になりました。午後には湿り雪に変わりましたが、状況は変わるものでなく。それでも子どもたちはそれぞれの想いで作りを楽しんでいたようです。良い天気の下でやらしてあげたかったですネ。来年からスキー教室は実施されないとか。

箱館山スキー場  2015.01.30 5年生スキー教室

 今日の写真から、左一枚目はポプラの小枝、アオスジアゲハの蛹が着いていました。どうしてこんなところで?。そんな感想ではありますが、もしかしたら死んでいるかも。蛹での越冬ですが此処では風当たりも強く、寒過ぎではないでしょうか。二枚目は今日のビオトープイの様子。春はまだ遠くセピア色の世界です。三枚目は、今朝ビオトープに入る直前まで湿り雪が舞っていましたが、そんな雪の後の小枝についた雫を撮りました。雪を降らした雲が去り、少し青空がみえてきました。四枚目は山茶花。

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  No.518  2015.01.17(Sat)  9:00   晴れ/曇り  水温  06.0 ℃  気温 05.0℃ 

 1月17日、阪神淡路大震災から20年です。今朝9時の気温は5℃。1月に入ってからでは比較的気温高の様子です。さほど寒さを感じません。薄日ですがもう少し陽が射せば暖かく感じるのかも知れません。ビオトープ通信の更新が3週間振り、その間にビオトープ内はすっかり真冬の様相に様変わりしており、セピア色の世界になっていました。クヌギの木の葉はまだ落ちずに小枝に着いていますが、モミジもヤナギ、サクラ、ポプラは細枝を微弱な風にも震わせています。寒さはまだこれからしばらく続きます。下の画像、サクラの花芽の陰に何やら生き物の姿があると見えましたが、よくよく観るとキク科の花の種、綿毛のようでした。虫かと思いましたが残念でした。今、5年生は真冬のびわ湖に、フローティングスクールに出掛けています。

真冬に 虫かと思いましたが・・・

 今日の写真から、右一枚目は、今年最初のビオトープの様子。アラカシと、生垣兼用のコノテガシワの常緑樹だけの緑が見えます。あとは小枝を露わにした寒そうな落葉樹ばかりです。二枚目は冬場、珍しく池の水が濁っていました。道路を隔てた向こうの住宅地で何やら土木工事が行われています。そこからの白濁した水が流れ出し水路に流入、ビオトープの集水枡まで流れ入ったようです。業者は何の気なしに普通に排水したのでしょうが、困ったものです。三枚目、寒水仙の八重咲きタイプ。ビオにはこの種の水仙が多く出ています。四枚目は近年気掛かりになっている導水路にあたるところの土留めの様子。当初のものは既に朽ち果てて今は仮補強の状態です。3月の整備作業への課題・宿題です。

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 No.517  2014.12.27(Sat)  9:00  曇り   水温  3.0 ℃  気温  4.0℃ 

 12月も末、2014年もあと4日。毎度の言葉、時の流れは早くどんどん歳をとって往くようです。冬至も過ぎ、夕暮れ時間がやや遅くなったようにも思います。比良山系は11月末から何度か降った雪ですっかり雪山に変わり、既に頂のスキー場もオープンしているようです。渋川小学校では最近取り止め傾向にある学校スキー教室が5年生を対象に行われています。計画から実施までの準備も大変だそうで、結果あまり実のある成果がないとのことで敬遠される事業になっているようです。大人、保護者が勝手に思っているだけで、子どもたちは貴重な経験と思い出を残しているのを理解してあげて欲しいと思いますネ。ビオトープ活動なども上手く利用できれば、大人が思う以上に子どもたちはいろんな自然体験をしているものと思います。自然体験をするというほどの広さがあるわけでなく、僅かな環境の中でも子どもの脳裏ではイマジネーションが拡がります。そんな場所へ誘うのは大人の役目であり、勤めかと思います。

市民センターの壁に掲げられた応援横断幕

 今日の写真から、左一枚目は寒水仙が咲き出しています。やはり貧栄養化が進むビオの中では葉の勢いがやや劣ってきているようにもみえます。全てにおいてビオの植物には施肥が必要な時期に来ています。例年3月の整備作業時にきっちり施肥したいものです。二枚目はほぼ丸裸になったモミジの細枝に残る数枚の葉っぱ。色の乏しいビオには新鮮です。三枚目は四の溜り、三の溜りにしか観らなかったアオミドロが、水路を経て下の溜りまで広がったようです。いい傾向なのか、悪いことなのか? 四枚目はイヌコウジュ(シソ科)の実殻。奥に種が見えます。

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  No.516  2014.12.13(Sat)  9:00   晴れ  水温  02.0 ℃  気温 03.0℃ 

 昨日の雨の後、また寒さが戻ってきました。北寄りの風が素手や顔に刺さる感じで、冬の訪れを寒さや冷たさで感じるようになりました。一度溶けかけた比良山系の雪はまた薄く化粧をし直していました。今日からまたしばらくは冬型の気圧配置になるそうで、山々は本格的に冬の景色に変わるでしょう。明日の日曜日は衆議院の総選挙投票日になっています。降雪が多い処では、その投票率の下がることが懸念されているそうです。ビオトープは冷えた経済状況同様に木樹の枯葉も舞い落ち、生き物達姿もなく冷たい空気だけが風通し良く吹き抜けて往きます。此処のビオトープは貧栄養状態で決して良い環境ではありません。コレからは少しは潤いのあるビオトープであり、世の中、社会に変えていかなくてはならないでしょう。

気温3℃、冬到来のグラウンドとビオトープ

 今日の写真から、右一枚目は、ビオトープの落葉樹の中で一番遅くまで緑色を維持してきたクヌギ、いよいよ黄葉が進んできました。枯れ落ちるにはまだ間がありそうです。二枚目は早くから葉を散らしてしまっていたヒメコブシ、冬芽が暖かそうです。三枚目は紅く染まっていたモミジですが、散り際でしょうか茶色味を帯びてきて枯れる、または散り往く寸前なのでしょうか。来週には葉は無いかもしれません。四枚目は学校菜園、“あおぞら”さんのクラスが育てていた大根です。収穫時を迎えていますヨ。放っておくと、青くなってしまいますヨ。菜園の隅にあったビワの樹、その枝先には花の時期を終えて、実を結んだ小さなビワがたくさん付いていました。初夏には食べ頃を迎えます。

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最終更新日 : 2015/05/02