No.521 〜 No.525

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 No.525  2015.03.14(Sat)  9:00  雨   水温  2.0 ℃  気温  3.0℃ 

 小学校は来週19日には卒業式が行われます。開校以降12回目の卒業式になると思います。初年度に卒業した子どもたちは既に社会人として働き始めています。結婚し、子どもを持つ身になっている者もいます。ビオトープを通して開校当時から関わって来ましたが、少し息切れし疲れを感じる管理者です。今日は冷たい雨が降り続いています。気温は3℃。三寒四温を繰り返し春本番になるのですが、今日は「寒」。一度でも暖かさを知った体には雨天の「3℃」は身に染みる寒さではないでしょうか。ビオトープの春は少しづつですが確実に進んでいます。シダレヤナギの新芽が膨れはじめ、遠目でも細枝の淡い緑色が増して来ているのが解ります。先週の整備作業で、冬の立枯れた草も除去された池の中からの、ヨシやガマの芽吹きも待たれます。

渋川いきものがたりシンポジウム

 今日の写真から、左一枚目はサクランボの蕾。冷たい雨の滴をたっぷりと含み、膨らみかけたところにブレーキを掛けられたように戸惑っているように見えました。一週間後には開花しているかも知れませんネ。二枚目はシダレヤナギの新芽。やはり花芽といえるでしょう。コレもあと10日後ぐらいには花穂が出ているものと思います。三枚目はサクラの花芽。一週間前に比べるとハッキリと膨らみが観えます。サクラの花は4月上旬の開花になるでしょう。入学式には咲いているといいですね。四枚目は唯一発見した生き物。ウロコグモの幼体です。6mmぐらい。透明感のある緑がとても綺麗です。よく観ると雨の雫、水球を肢に着けていてアクセサリーの様でお洒落です。春の到来です。

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  No.524  2015.03.07(Sat)  9:00   曇り/小雨  水温  05.0 ℃  気温 06.0℃ 

 昨日、3月7日は暦で言うところの24節季のひとつで「啓蟄」。冬ごもりの虫声を啓く頃かと。いよいよ春めいて来た感じがします。暦の24節季はその時々の季節の移り変わりを自然と人の暮らしを巧く絡ませた言い方をしている表現だと思っています。きょうはビオトープの整備作業の日、春を迎える準備のための作業を、渋川ビオトープの会、PTAふれあい部員、教職員の皆さんとともに作業をすることができました。子どもたちの参加もあり、総勢36名での作業になりました。午前中だけの作業でしたが、皆様のお力でスッキリと春を迎える準備ができました。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

植木の周りを堀り施肥しています

 今日の写真から右一枚目は、作業前の様子。二枚目が作業後の光景です。枯草が一掃されました。木樹も草も新しい芽吹きがすでに始まっています。コレからは緑が徐々に目立つようになるでしょう。サクランボ、サンシュウの花の蕾がずいぶん膨らんできていました。シダレヤナギの花芽も膨らみ見せていますヨ。三枚目は施肥のため植木の幹回りを掘っていると出て来たカエル。体長75mmぐらい、冬眠中を起こしてしまったようです。色形、模様からしてトウキョウダルマガエルのように思われます。関東地方に多い種ですが、最近は何処でもいるそうです。作業修了後には、また土の中に戻してもらいましたヨ。水路の泥揚げ中にはザリガニも上がりましたが、コレは駆除していただきました。四枚目は本日植栽した植木苗のひとつ、赤色のジンチョウゲ。他に2種を植えましたが、しっかりと根付いて欲しいものです。

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 No.523  2015.02.28(Sat)  9:00  曇り   水温  4.0 ℃  気温  5.0℃ 

 2月の月末、土曜日です。今週は幾分暖かな日がみられるようになりました。風も北西の風から南寄りの風に少しづつ変わってきているように思います。近畿地方の一部でも「春一番」が観測されたことを報じていました。澄んだ冬の空気から、春特有の霞んだ空気へと入れ替わりつつもあり、黄砂や花粉、PM2,5などの飛散も顕著になってきています。ビオトープは生き物の姿を観るにはまだ早いようですが、草木に春の訪れを観ることができるようになりました。しかし花の季節までは遠い気がします。昨日の27日金曜日、午後2時45分から これまで子どもたちや教職員が取り組んで来た環境学習の成果発表を「渋川いきものがたり」シンポジウムという形で、元県知事嘉田由紀子氏を講師に招いて行われました。しが環境リーディング事業「人と自然環境」部会の指定校になり三年間奮闘してきたものです。一応の活動の終止符を付けるということですが、コレからの渋川小学校の特色ある校風として繋げていって欲しいものです。

渋川いきものがたりシンポジウム

 今日の写真から、左一枚目は二の池縁から南西方向を見た画像です。ガマ、ジュズダマ、ヨシの立枯れです。来週の整備作業が終わればスッキリと刈り取られていることでしょう。二枚目は枯草の中からミゾソバ、セリの新芽が出て来ていました。三枚目はサンシュウの冬芽が弾け花の蕾がはっきり見えます。3月中旬になれば黄色い花が咲き揃うことでしょう。併せてサクランボの蕾も膨らみが観られました。四枚目は先週の土曜日まちづくり協議会子ども育成部会が花の植え込みをしたプランターが、玄関前等に数多く並べられていました。卒業式・入学式を彩ります。

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  No.522  2015.02.21(Sat)  9:00   晴れ  水温  02.0 ℃  気温 03.0℃ 

 昨日は暦で言うところの24節季のひとつで「雨水」。氷雪解け雨水温む頃か。9時の気温が3℃。先週の土曜日と同じく快晴の青空が広がっています。背中に感じる陽の光は穏やかで温かいです。遠く比良山系の雪を載せた山の景観が綺麗で、湖岸まで足をのばし観てきました。湖岸志那、山並みを背景に例年飛来するコハクチョウを観ることができました。かつて30〜50羽単位で飛来していたのですが、近年は姿を見せることも稀になったそうです。今季はこの2羽だけか? 湖岸の環境の変化に敏感に反応しているのでしょう。決して彼らにとって良い環境にはなってはいないということなのかもしれません。今日は菜園で「まちづくり協議会・子ども育成部会」の皆さんが“花植え”をされています。子どもたちを交えプランターに花苗を次から次へ植えこんでいきます。卒入学式の子どもたちや保護者の皆さんを花で送り、迎えましょうという試みです。

志那湖岸のコハクチョウのペア

 今日の写真から右一枚目は、今週も氷結したビオトープの溜りです。陽の光が映えてキラキラ輝いて見えます。二枚目、奥に見えるシダレヤナギの細枝が幾分黄色味を帯びてきているように見えます。近くで観ると新芽が大きさを増してきているのが解ります。しかしヤナギの「緑」は5月頃なのでしょうね。一見まだまだ寒そうな雰囲気のビオトープです。三枚目は、そんな寒そうなビオトープではありますが、ちゃんと早春には花開くサンシュウの花芽は殻を割き黄色い花の蕾を覗かせています。四枚目はハエトリグモの仲間。まだ体が温まらないのか日光浴中か? 眠っているような態勢で動きがありませんでした。

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 No.521  2015.02.14(Sat)  9:00  晴れ/曇り   水温  2.0 ℃  気温  3.0℃ 

 2月も中旬になっています。それにしても寒い日が続いています。風のない日は2月の陽射しも暖かく感じるのですが、比良山系が雪雲に覆われ西風が吹くと、冷たさが身にしみてきます。きょうもそんな天気になっています。時折、風花が舞うこともあります。ビオトープの草木は枯れきっており、一部の木樹には冬芽の準備が整い暖かな風を待っているようにも見えますが、花芽も今はしっかり防寒姿勢です。三週間先には平成26年度のビオトープの会最後の事業、春を迎えるための整備作業を実施します。新芽の成長を促す枯草の除去や、施肥も行う予定いです。囲障の傷みも目につくようになり、修理もしなくてはならないかと思っているのですが、具体策がまだ考えられていません。観察机やベンチ、看板も手を加えるか、作り変える必要をそろそろ迫られる状況になってきています。春が待ち遠しいですが、風が南寄りに変わると黄砂やPM2.5、花粉などが飛散します。きょうのような澄んだ青空はなくなることでしょう。でも、春よ来い!

冬の青空

 今日の写真から、左一枚目は二の池の様子、少しばかりの降雪があったようで、雪氷の状態が水面を覆っていました。二枚目は日本水仙(寒水仙)、花の無い冬場には嬉しい彩だと思っています。三枚目は白化するジュズダマの実、此処のビオトープでは貧栄養の土壌が災いしているのか実が黒くなりません。それとも病気なんでしょうか。四枚目はビワの実、まだまだ小さく小指の先ほどの大きさで青く、固いです。黄色く熟すのは5月から6月頃にかけて。その頃にはサクランボの実を熟れている頃か。

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最終更新日 : 2013/12/21