今ビオ131
No.651 〜 No.655

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 No.655  2018.05.19(Sat)  9:00   曇り   水温 15.0 ℃   気温  16.0℃  

 昨夜夕刻から降りだした雨は未明には止んでいました。気温が16℃、昨日までの夏日を記録する暑さから一変、寒さが身に堪えます。上着を一枚羽織る状況です。明後日の21日になりますが、24節季の一つ小満≠迎えます。「陽気が満ち、枝葉が茂る」頃と記されています。ビオトープの景観は今まさにその通りの精気に満ちた緑の賑わいになっています。雨で埃が洗い流され、潤いを得てビオトープ全てが新鮮です。雨上がりの曇りの空ではありますが、植物の色を観るには、影が出ることがなく陰影も淡く適しているのかも知れません。スイレンが花を咲かせ始めました。一際鮮やかなピンク色の花が目を引き、ビオトープが明るくなります。来週26日の土曜日は運動会、数年前から9月末の秋開催だったものをこの時期に移されました。昨今5月も暑くなっていますが、9月の長引く残暑より良くて、子ども達や観覧に訪れる保護者さん達にも配慮した結果だったのでしょう。しかし、入学間の無い一年生はまだまだ幼い感じがあり、指導にあたる教職員も一生懸命で頑張っているようです。

 
ウィークデイは運動会の練習が行われています

 今日の写真、一枚目はイチゴツナギの花穂(イネ科)、コレを含め春のイネ科植物の花が最盛期で花粉を飛ばしています。イネ科花粉アレルギーの者には辛い時期になっています。二枚目は葦(ヨシ)はもう1m前後まで成長しています。1年生なら隠れてしまいそうです。三枚目は水揚げ舛の中のたぶん、ミナミヌマエビだと思います。たくさん観掛けますヨ。四枚目は葉っぱの表裏でナミテントウの幼虫と、蛍光緑色のコガタノミズアブが居ました。捕食関係にはなく、偶然に居合わせたものでしょう。ミズアブ科で10〜11mm前後、♂のようです。

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No.654   2018.05.12 (Sat)  9:00   快晴  水温 16.0 ℃   気温  17.0℃

 5月中旬、チョッと前にサクラの開花時期が早いって話題をしていたのに・・・。2018年の1/3が過ぎてしまっています。ビオトープは瑞々しい新緑に溢れ、生き物の活動を促すように花を付け、実を結び、葉を繁らせ外からの生き物の訪れをも待ちます。かつてこのビオトープの小さな池にもカルガモのカップルが飛来し、羽根を休めている光景がありました。さあ〜今日も良く晴れて夏日になりそうな予感がします。ヒンヤリ感のあるこの時間帯ですが、背中に受ける日差しは既に暑さを感じます。池の中は数が少ないようですが、メダカの泳ぐ姿があります。気温と水温に敏感で、まだ影を潜めているのでしょうか。水温20℃もなれば活発に動く様子が観られるでしょう。しかし今年もザリガニの出現を危惧しています。哀しいかな、ザリガニも定着してしまっているようです。毎年駆除に困り果てています・・・。

シダレヤナギの小枝にとまるヒヨドリ

 きょうの写真から、右一枚目は緑の繁みが増して眼に優しい景観が拡がっています。キショウブの花が終わりかけています。株が分けつし、ボリュームを増しています。6月の整備作業では間引き作業が必要となります。二枚目はクスノキの枝先の様子、目下花盛り。遠目に樹は薄い黄緑色に覆われています。アオスジアゲハがまとわりつくように飛んでいました。クスノキは春と秋に古い葉を落とし、新しい葉を着けます。この新しい葉にアオスジアゲハは卵を産み付けるようです。三枚目、前肢が特徴的なアオヒゲナガトビケラ、触角を除く体長は10〜11mm。今日、幾つもの姿を観ましたが、きっと此処の池から出たのでしょうね。四枚目、やはりトビケラの仲間でニンギョウトビケラ、触角を除く、体長は13〜14mmぐらい。コレも此処の出でしょう。

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 No.653  2018.05.05(Sat)  9:00   快晴   水温 16.0 ℃   気温  17.0℃  

 子どもの日、端午の節句、児童福祉週間、そして24節季のひとつ立夏≠ナす。4月に夏日を記録する日が続き、30℃を越える真夏日もありました。しかし今朝9時の気温は17℃、全天青色の気持ちのよい清々しい五月晴れになりました。まだすっきりとした透き通るような青ではありませんが、快晴には違いありません。ビオトープは新緑で包まれ、空気が浄化されているのでしょうね、深呼吸をしている自身があります。クヌギの葉っぱはよく陽に照り、艶やかに揺れています。葉を付けた木樹で木影も生じてヒンヤリした、しかし寒くはない落ち着いた感覚を覚える空間があります。椅子に腰かけ、ホットコーヒーを入れた水筒を持ち込み、ゆっくりと小説でも読み更けるのもいいのかもしれませんネ。GWも明日で終わります。

滋賀県指定の特定侵略的外来種 キショウブ(アヤメ科)

 今日の写真左一枚目、ショウブ(サトイモ科)の花が着きました。アヤメ科のショウブじゃなくて華美な花を咲かすことはありません。このショウブの葉を手の平で揉むと柑橘系の匂いがしますヨ。一度試したください。二枚目はエゴノキ(エゴノキ科)の花、下向きに花を咲かせます。三枚目はヤナギの幹に着いていたヨコズナサシガメ(サシガメ科)の成虫、綺麗な個体です。日本のサシガメの仲間では最大だとか・・・肉食系で大きく、横綱級の迫力があります。四枚目は今季の完熟サクランボ。3月の施肥が効いたのか、とても甘く美味でした。ここ一両日中には無くなってしまうでしょう。やはり、完熟時期が例年より10日ほど早かったと思います。この後、6月になる頃にはビワが、またヤマモモが完熟を迎えます。口にすることが出来るのは人が先か、小鳥が先か。季節の中の瞬時の楽しみになっています。

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No.652   2018.04.21 (Sat)  9:00   快晴  水温 15.0 ℃   気温  16.0℃

 今日も気温が上がりそうな気配です。快晴! 4月にして既に真夏日の25℃を何度か経験しました。日中は汗ばみます。快晴ではありますが、青空はやや彩度に欠け、空気は乾いているものの遠く山並みはその端を薄く映しています。大気中に何か混ざり物を感じますネ。昨日20日は暦の24節季でいうところの穀雨でした。「春雨に五穀潤い成長する」とあります。春雨=Hそんな雨の日は無かったように思います。従来の日本情緒ある雨の降り方はやっぱり観なくなりました。春先で豪雨、黄砂混じりの汚い雨には何かにつけて困ったものです。それでも木樹は花を付け、実を結び健気に生きています。人も自然も何が普通なのか解らなくなり知らず知らず適応して往くのでしょうか。今朝から菜園では春の「じゃがいも植え」が地域の人の手を借りて行われています。この地域のまちづくり協議会≠ェ主催するもので、協議会役員さん、ボランティアの協力者、子ども達、教職員が参加しています。収穫は大勢の人が集まるイベントになっています。

長崎シャクナゲ(園芸種)

 きょうの写真から、右一枚目は半月前ぐらいから咲き出しているムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科)、やっぱり開花時期は例年より早かったですね。二枚目は四の溜りのヨシ群、もう60〜80cmぐらい伸びてきています。ヨシの新芽が吹き、真っ直ぐに伸びる様子は力強く好きな光景です。三枚目、画像では視辛いですが左にはショウブ(サトイモ科)、右にはイグサ(イネ科)が写っています。池の縁に生える緑も今は新鮮な感じがします。四枚目はサクランボの葉っぱに出来た「虫こぶ」、サクラコブアブラムシの仲間が寄生により葉の縁にできたもの。葉の裏側に折れ、屈曲部は少し肥厚する

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 No.651  2018.04.14(Sat)  9:00    曇り・晴   水温 11.0 ℃   気温  12.0℃  

 曇り勝ちの空、気温12℃。ここの処、日中の気温が20℃を越えることが多く、この時間はヒンヤリ感じます。サクラの花は散って葉桜に、既に瑞々しい新鮮な緑色を見せてきれています。駆け足で春が進んで往くようです。サクラ同様に木樹の花は時期を早め早めに咲きだして、そして終えています。異常とも思える移ろいの速さを覚えるのですが、やっぱり地球の温暖化は加速度を増しているのでしょうか。空気、大気の淀みは花粉、PM2.5や黄砂の影響が重加算され、酷い状況になっています。メディアは伝えてはいませんが、決して良い環境下ではないことを知っておきましょう。小学校は入学式を終え、新学期が始まり、給食もスタートしました。若年層の人口減少がニュースになっていますが、此処の小学校では新一年生の数が増加しています。滋賀県でも限界集落の道を辿ろうとしている地域もありますが、平均すると年齢層も全国比では若く、全人口微減になっていますが将来性を秘めています。今の子ども達が元気な滋賀県を築きます。

咲いた、並んだ  花壇のチューリップ・芝桜

 今日の写真は開花時期が何れも早い、木樹の花の様子を並べました。一枚目、ドウダンツツジ(ツツジ科)。二枚目、ヤマモモ(ヤマモモ科)。雌雄異株で、これは雌株。雌花の様子です。雄株には実が付きません。三枚目、シラカシ(ブナ科)常緑広葉樹でドングリができます。ひょっとして苗木を植樹してから初めて花を観たように思います。ビオトープ入口の樹はアラカシで毎年ドングリを観ていますネ。四枚目は、ヤマモミジ(カエデ科)の花です。雌雄同株で、一つの花序に雄花と両性花の両方をつけます。画像左が雄花、右が両性花(雌花)です。ちゃんと小さなプロペラの子どもが見えていますネ。

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最終更新日 : 2018/05/19