今ビオ
No.691 〜 No.695

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 No.695  2019.05.11 (Sat)  9:00   快晴  水温  18.0 ℃  気温  19.0℃  

 五月晴れの空、気持ちの良い朝を迎えています。しかし陽射しが強く、降り注ぐ紫外線を感じますネ。日中気温は上がり、昨日同様に夏日を越えそうです。初夏立夏≠烽「つの間にか過ぎ、暦でいう七二候の一つ蚯蚓出=iみみずいずる)の頃。みみずが地上に出てくる頃。畑土をほぐしてくれるみみずは、時期として動き始めるのが少し遅めです。ビオトープの池の中、未だにメダカの姿を観ません。池底を15mmぐらいのモノが素早く動きます。動きから察するにザリガニの子どものように見えます。3月の初めに相当な量の池の底泥を揚げましたが、泥中で越冬していた小魚をも揚げてしまったのでしょうか。ザリガニは横穴を開け奥深く潜み越冬しているようで、この泥揚げにも影響なく春を迎えたということでしょう。ザリガニだけが生き延びても食餌する獲物が乏しいというもの。小魚を入れることの前にこのままザリガニを飢えさせることも考えてみましょうか。ザリガニ駆除のチャンスかも知れません。

キショウブ、咲く

 上の写真は咲き初めたキショウブ(アヤメ科)の花、キショウブは滋賀県の特定侵略的外来種に指定されている植物です。此処では一部を観賞用として株を残し、毎年間引き除去を行っています。左の画像、一枚目はショウブの花。コレはサトイモ科です。二枚目はサンシュウ(ミズキ科)の若い実。晩秋まで落ちずに経ると真っ赤なルビー色に熟します。三枚目はこの時期に彩りを添えてくれるサクランボ。完熟までもう少しの処ですが、完熟の収穫を待てず、鳥以前に子ども達が容器持参で採りに来ています。「まだ甘くないよね」と言うと、「もう大丈夫」って言いながらどんどん収穫。なんか独占欲が出ている様。鳥たちにも残しておいてやって欲しいなあ〜。四枚目はカメノコテントウ。

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No.694  2019.04.27 (Sat)  9:00    小雨−曇り−晴れ  水温 9.0 ℃    気温 10.0℃

 気温10℃、北寄りの風やや強く、未明まで降っていた雨が弱まり小雨に、やがて雨が止み青空が垣間見え陽射しがこぼれてきました。数日前に25℃という夏日を体感した身には真冬の寒さに思え、困惑しています。明日は上々の空模様になるそうで、市内旧東海道では「くさつ宿場祭」が展開されます。観光目的で新設されたお祭りで、それでも定着してきており多くの見物客を集めているようです。七二候の一つ「霜止出苗」しもやみてなえいずる≠フ頃とされています。苗はたぶん稲苗のこと、5月から6月にかけての田植え準備が始まっています。地域一斉の河川清掃もすでに終えました。水が巡り、田んぼにも水が張られ、水面に青空が映しだされ、ツバメが飛び交う景色が郊外へ出ればまだこの地域では観られます。くさつ宿場祭は観光まつりですが、旧来のお祭り≠ヘ近在の集落のほとんどが5月3日をお祭り日としています。渋川地域も伊砂砂神社の祭礼日であり、大小お神輿が出、まる一日をかけて地域を巡行します。五月晴れになるでしょうか・・・藤棚には薄紫色の花が観えるようになりました。

正面玄関前植え込みのツツジが満開状態です・・・

 今日の写真、右一枚目は萌黄色≠ゥらやや色濃くなった新緑を楽しめる景観になってきています。そんな緑の中にサクランボの実が赤味を帯び大きくなっています。またビワの実も膨らみ、色付きを待っているような感じです。二枚目は四の溜りのヨシの様子、背丈がかなり伸び、繁りを見せています。春のイネ科の植物が勢力を拡げる時期で、伸び盛りにあり花穂も付き始めています。スギ、ヒノキ花粉から解放される間もなくイネ科花粉によるアレルギーを発症する人もあるようです。三枚目はスズメノエンドウ(マメ科)の花、カラスノエンドウ同様にあまり嬉しくない雑草です。四枚目はキツネノボタン(キンポウゲ科)。

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 No.693  2019.04.20 (Sat)  9:00   晴れ  水温  11.0 ℃  気温  12.0℃  

 この朝もよく晴れました。でも、先週の土曜日ほどではなく深い青色の空ではありません。花粉の飛散がピークを迎えているようです。眼のかゆみ、鼻のムズムズ感、喉のイガイガ感に悩まされています。我々の先人たちが苦労を重ね、山を開き植林をしてきた過去が今になって仇になってしまっているようです。ビオトープ活動にも繋がる話ではありますが自然と共存すること、山を治めることも重要な人の営みに直結するものなのだと思う訳で、動植物の多様性を守ることが大事なのでしょう。そんなことを伝えられる活動をして行きたいですネ。花粉症≠チてだけで話を終えずに何故人に影響を及ぼすほどの花粉が出現するのか、市街地が増え、地表がみえなくなっていることも一因します。人の生活が大いに関与して、この花粉症が引き起こされていることを知って欲しいです。花粉だけでなく、PM2.5も黄砂もそうですヨ。夏になると光化学スモッグとか、湖沼ではアオコ、海では赤潮なども同じことです。これらの環境ストレスを無くすことを勧めないと次世代、近未来は悲惨なことになると思う訳で・・・

シラカシ(常緑樹)の落葉

 今日の写真から左上はゲッケイジュ(クスノキ科)の花が咲きました。クスノキ科は常緑樹ではありますが、春先の新芽が出る頃に古い葉を落とします。二枚目はドウダンツツジ(ツツジ科)の花、根元から伸びて繁茂するカラスノエンドウに負けそうに埋もれてしまっている株があります。カラスノエンドウって困り者です。三枚目はホウキポプラノ芽吹き、枝も幹も切られて無残な姿を晒していますが、新芽は頑張って枝葉を拡げつつあります。逞しいですね。四枚目は長く枯葉をその小枝に残していたクヌギですが、葉を落としたとほぼ同時に新芽が吹き、若葉が萌え始めました。やがて葉は陽を受けキラキラ輝きを放つのでしょう。

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No.692  2019.04.13 (Sat)  9:00   快晴   水温 9.0 ℃    気温 10.0℃

 春先、珍しく綺麗な青空が拡がりました。秋の透明感のある濃い青色には程遠いですが、黄砂や花粉の影響が少ないのか比叡山の山肌もよく観える空気感が良いです。気温10℃、日陰はヒンヤリしていますが、日向はホッコリするぐらいの陽の暖かさが伝わります。この週初めに満開を迎えたサクラの花は、花冷えが続きまだ8分程度が残っています。今日一日、花を楽しむことができるでしょう。明日の日曜は曇り空になるようです。入学式、始業式を終え、既に新学期の学習が始まっています。新一年生の初々しい姿は新鮮で未来を担う希望をも感じさせてくれます。ビオトープは木樹の花を終え、若葉の芽吹きで「萌黄色」を観賞しうる光景が見られます。陽光に照らされてキラキラ煌めきを見せていますよ。新一年生のように次の季節へと成長を約束してくれるかのように生命力を溢れさせています。昨年、台風に倒され伐採されたポプラやヤナギの芽吹きに力強さを感じています。一方、小学校正面玄関先の形の良い武者立ち≠フケヤキの木の数本が若葉を出しません。手足を落とした武者のようです。原因は何故なのか、回復は出来そうに見えません。惜しいなあ〜

昨年の台風以降枝を伐採されたヤナギにも若葉が・・・

 今日の写真、右一枚目は萌黄色≠呈してきたビオトープの光景です。二枚目は四の溜りヨシの新芽、ぐんぐん力強く日々伸びています。三枚目はサクランボの実の様子。いち早く開花し、ビオトープ内で華やかさを見せたサクランボ。5月下旬には赤く完熟した実が見られます。四枚目は生き物の姿がぼちぼち帰って来ているようで、早目の登場はアメンボ。新学期、教職員の異動もあり、慣れ親しんだ先生が出られ、新たに入って来られた先生もいます。人によってビオトープへの関心度・理解度も違い、これから大いに関わってくれることを望みたいものです。

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 No.691  2019.04.06 (Sat)  9:00   晴れ/曇り  水温  11.0 ℃  気温  12.0℃  

 暖かい! 9時の気温で12℃。昨日も日中気温は20℃まで上がりました。昨日5日は二四節季で言うところの清明=u万物に清新の気が満ちる」だそうです。また七二候の一つで玄鳥至=uツバメが南の国から渡って来る頃」といいます。玄鳥って燕(ツバメ)の異名です。ビオトープ通信を一週お休みしてしまいました。年度末、年度初めという時期で何かと多忙です。この事故の2週間の季節の移り方は実に早いと感じます。サクラが開花してあっと言う間に8〜9分咲きになり満開近しです。シデコブシの花は既に終わり掛け。トサミズキ、サンシュウも花は朽ちかけています。寒水仙はもう観られません。シダレヤナギも花が終わり、若葉が目立ちます。ショウブの葉は4〜50cmも伸びて来ています。気温も水温も上昇して来ていますが、水の中はまだ目立った動きは見られません。水温が15℃を越える日が増えるとその姿を観ることができるでしょう。晴れていても空気に透明感がありません。花粉のせいでしょうか。そして週明けの9日は入学式です! 新入生がまたビオトープに来てくれます。

サクラ 九分咲き!

 今日の写真から左上はシデコブシ(ヒメコブシ)の花の様子、すでに朽ちかけです。二枚目はギンモクセイの実、枕状の長径1cmほどの実です。キンモクセイも多く目にしますが実を観たことがありません。キンモクセイも雌雄異株で、日本では多くが中国から入ってきたもので、雄株だけが普及したことで実を観ることは稀だそうです。ウスギモクセイっていうのもあるようです。実は漢方薬にでもなるのでしょうか。三枚目はゲッケイジュ(クスノキ科)の花芽の様子。四枚目はモンシロチョウ(シロチョウ科)。名の花の株の下方をしきりに気にしている様子でした。産卵? 新しい生命の営みも始まった様な春です。

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最終更新日 : 2019/05/18