今ビオ
No.696 〜 No.700

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No.700  2019.06.15 (Sat)  9:00    曇り  水温 17.0 ℃    気温 18.0℃

 ビオトープ通信は今回で700号になります。毎週土曜日の観察をもとにレポートし、動植物の季節の移り変わりや学校の様子も織り交ぜながら15年余りを続けてくることができました。何週もレポートが出来ないこともありました。ポツンぽつんと単発になることもありましたが、此処までカウント数が伸びるとは自身思ってもいませんでした。絶やすことは容易ですが、この後誰かに引き継ぎたい想いがあります。正直なところやや疲れ気味です。もう少し頑張って続けるかなあ〜。6月も中旬芒種≠煢゚ぎて七二候の一つ「梅子黄」梅の実が黄ばむ頃だそうです。そして来週はもう夏至≠迎えます。昨夜の天気予報で今日は90%の降水確率で風も強く荒れた雨の一日になるとされていました。気温18℃、風があって半袖では肌寒く感じます。でも、雨の気配は遠く、南東からの雲の流れだけが早く、時折陽射しさえこぼれそうな明るい空が望めます。雨は降るのかな・・・。近畿地方の梅雨入りはまだだったか。地域によっては豪雨になっている処もあるようです。これからの雨の降り方には注意、警戒が必要になってくるでしょう。災害が起こらないことを願います。

キマダラカメムシの産みたて卵です・・・

 今日の写真一枚目は、時折青空、陽射しさえ見えそうな雲の流れ、風が強く寒さを感じます。二枚目は5月に花をつけたエゴノキの実、秋には殻が弾け濃い茶色の堅果が姿を現します。三枚目はヤナギの葉に付いたヤナギハムシの2mmに満たないでしょう初齢幼虫、葉っぱの葉脈だけを残し、せっせと食餌中でした。四枚目はキマダラカメムシ、上の画像の卵の母親です。体長20mmを越える大きなカメムシ。此処のビオトープでは毎夏見掛けることで、生息地になっているのでしょうかね。本来南方からの外来種で、既に帰化種として馴染み、拡散しているようです。

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 No.699  2019.06.08 (Sat)  9:00   曇り  水温  21.0 ℃  気温  22.0℃  

 昨日からの降雨はこの未明までたっぷりと雨量を示してくれました。まだこの地域では豪雨に至りませんでしたが、梅雨入りが発表された途端に雨による災害が報告された地域もあったようです。温暖化が進む地球で、海水面の温度も上昇が続いています。海水面の温度が高くなることで水蒸気の発生が活発になり台風の大型化が観られます。前線による降雨も同じことで海上の湿った空気の供給を受け、雨が降れば豪雨を伴うことが当たり前になっています。50年に一度と表現される降雨が、梅雨時に限らず頻繁に起こっている事態になっています。バカバカしいバラエティー番組を垂れ流すTV局は国家に制限をうけているのか、環境変異についてもっと積極的に市民に知らせるべきだと思います。かつて話題になった「不都合な真実」を明るみに出たすべきでしょう。一部の権力者、利権者に操作、左右されるものではないことを知らなければなりません。ビオトープの小さな空間でさえも植生の変化、生き物の変化を観て、温暖化を伺うことができます。

スイレンが咲き始めています・・・

 上の写真は、3月の整備作業時に一部の株を残しかなり間引きをしたのですが、水路を塞ぐぐらいの勢いで繁茂し、そんな隙間に花を見付けました。咲き始めで、これから次々と咲き出すことでしょう。左の写真一枚目はヨシの茂りが目立つビオトープ。低学年の子どもの姿を雄に隠してしまうほどになっています。二枚目は一の溜り、キショウブに負けじとショウブが頑張ってシェア争いをしているように見えます。三枚目、本来整備作業は6月末の予定ですが、繁る草を見かねて学校側が草刈をしたようです。スッキリしたのは良いのですが、いつも言っていることが届いてないというのか、刈り取って欲しくない草もあると。四枚目は苔玉が観られます。注水枡のすぐ下です。

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No.698  2019.06.01 (Sat)  9:00    晴れ  水温 21.0 ℃    気温 22.0℃

 きょう、小学校は運動会。雲は多めですがまずまずの晴れの天気と言って良いでしょう。気温22℃、上昇中です。陰にいると爽やかですが、日射は強そうで暑さがあります。1週間前は北海道で猛暑日になっていたりしてとても運動会どころではなかったでしょう。この日に運動会を予定されていた小学校では中止を余儀なくされた処がありました。ここ数年来5月末の土曜日開催になっている初夏の運動会。これまでの9月下旬開催は残暑が長引く近年は避けられる傾向にあるようです。5月下旬開催の運動会は入学して間もない一年生にはキツイものがあるように思いますが、新しい規律のもとに頑張る姿が可愛いです。朝早くから観覧席には色とりどりのレジャーが敷き詰められパッチワークのように見えました。開始時刻には多くの保護者の方々でシートの上は埋まり、カメラの三脚なども並びました。1人の子どもに3人4人の保護者等が来校する時代になっています。昨日5月31日は七二候の一つ麦秋至(むぎのときいたる)#桙フ穂が実り始める頃。「秋」は実りの季節を表し、穂を揺らす風は「麦の秋風」初夏の季語にも使われます。郊外では麦畑の刈り取りが進み、遅植えの稲作の準備が行われています。

画像左側がビオトープ 右は観覧席・・・

 今日の写真、ビオトープ越しに観覧席の保護者の後姿の様子です。二枚目は全員集合の様子。各学年3クラス、赤・青・黄色に色分け、縦割りの繋がりをチームとして色別対抗の形をとっています。三枚目は準備体操の様子、最近はラジオ体操じゃあないんですヨ。やわらか柔軟体操≠セそうです。国歌斉唱も今時の運動会では歌われないみたいですネ。四枚目は黄色チームさんの応援風景、何年生かな? 手作りボンボンと色畑を振って応援ですがチアダンスみたいなものは観ませんでした。みんな頑張れ!

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 No.697  2019.05.25 (Sat)  9:00   快晴  水温  20.0 ℃  気温  21.0℃  

 快晴の空!、気温は21℃。容赦のない陽射しが降り注いでいます。木陰でホッとするという季節になりました。空気が乾燥しているせいか紫外線も肌に突き刺さる感じがあります。早朝よりグラウンドでは少年野球の子ども達が元気な声を上げています。熱中症、熱射病などに気をつけて欲しいものです。日中の気温は33℃〜35℃も予想されています。5月下旬ではありますが、とても尋常でない気象状況だと思います。テレビでの気象予報士さんは天気図で丁寧な解説をしておられますが、何故このような天気図に至ったかの話をされることはありません。地球温暖化の原因を人間社会が作り出し、尚も悪化させていることの話をして下さいませんネ。国際環境会議においても具体策の提示とその実行は話≠セけに終わっているようです。開発途上国などは貧困とゴミのなか人の生活が危ぶまれています。また「支援」を大義名分に募金を煽るCMが流れ、そのお金の流れは一部の関係者の懐に吸い込まれるなど「環境」と言う名のビジネスが存在しているようです。グローバルなエコ学習を子ども達にしてあげて欲しいと思います。環境の基本的な仕組みを学んで欲しいですネ。

緑が濃くなりました・・・

 上の写真は、一段と緑の色が濃くなってきた今朝のビオトープです。枯葉や朽ちた木樹が見られない精気盛んな様子が良い。左の写真一枚目は、画像では見づらいですが、サクラタデ(タデ科)の若葉の様子で、花は秋に咲きます。二枚目はクロガネモチ(モチノキ科)の花が咲き始めているところ。秋に赤い実をつけます。三枚目はヒラタアブの仲間の蛹です。縦径10mmぐらいか。四枚目はピラカンサスの花に付いたヒメマルカツオブシムシ(カツオブシムシ科)2.5〜3mmの小さな甲虫。ピラカンサスの花径が小さいだけに、なお小さな虫だと解るでしょう。

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No.696  2019.05.18 (Sat)  9:00    曇り−小雨  水温 19.0 ℃    気温 20.0℃

 風が強く、黒っぽい雲が空を走ります。気温20℃ありますが体感的に寒く感じます。シダレヤナギの細枝が大きく揺れています。新緑の候は過ぎ、色濃く見えるビオトープ。樹木の花が咲き実をつける。既にサクランボの実は無くなっています。クワの実が赤味を帯び、ヤマモモの実も膨らみを増してきました。ビワの実は黄色くなりつつあり、また何れ誰かがそっと収穫に訪れることでしょう。果実や木の実は鳥や虫を寄せるために植栽していますが、それよりも人の方が完熟を待たずして獲って行ってしまうのが現状のようです。池の中の様子、ヨシの背丈が伸びました。イグサも繁り始め花を付けています。スイレンの葉ガ拡がってきました、間引きが必要でしょう。水温の上昇でアオミドロが発生しています。まだ魚影を観ることができていません。ザリガニが底を走ります。モノアラガイは残っているようです。魚の居ない池は寂しいですネ。手っ取り早く他から入れることを考えてみましょうか。もう少し、現状ザリガニの様子を観てからにします。トンボ、チョウの飛来は確認できています。鳥はヒヨドリ、ムクドリ、ツグミ、シジュウカラ、カワラヒワなどがが来ています。

下向き加減のエゴノキの花・・

 今日の写真、右一枚目はキショウブの萎れた花に訪れたのホソヒラタアブ(ハナアブ科)。二枚目はクワの実の様子、真っ赤に色付き、やがて濃い紫色にそして黒く見えるようになれば完熟で甘くなります。サクランボやビワと違って子ども達は獲ろうとしません。かつてヤマボウシの木があり、実を付けていましたがコレも子ども達は獲りませんでした。見掛け、見慣れていないのかも知れません。見知らぬモノには手を出さないのかナ。三枚目はアカツメグサ。シロツメグサと違って園芸種だそうです。四枚目はヤマモミジのプロペラの様子。たくさん付いていました。

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最終更新日 : 2019/06/15