今ビオ
No.711 〜 No.715

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 No.715  2019.11.09 (Sat)  9:00   快晴  水温: 8.0 ℃   気温:9.0℃  

 今朝はよく冷え込んでいます。気温9℃、澄んだ青空が拡がり見透しも抜群! 渋川跨線橋の上からは遠く琵琶湖の北の山々まで観ることができます。昨日8日は暦でいうところの「立冬」。しかしながら、まだまだ晩秋の趣が今一つ伝わってこない景観があります。紅葉の色づきが遅いと言うのか、悪いのか・・・。夏が長く、秋の風情を感じる間もなく冬に移行していく感じがします。と言っても冬は暖冬傾向にあり、近年メリハリの効いた四季感が伝わり難くなってきています。今朝もビオトープには赤トンボのアキアカネが朝日に翅を温めている姿がありました。晩秋から初冬まで生き、子孫を残し絶えます。卵での越冬のようです。草地を歩けばオンブバッタ(バッタ科)、コバネイナゴ(イナゴ科)の飛び出す姿がありました。それでも着実に生き物の姿は消えつつあります。水の中も静かです。水面の一カ所にアメンボが群れていました(下の画像)。アメンボは成虫越冬するそうですが、その姿を見たことはありません。何処にいるのでしょう。こんなことを調べる自由研究も面白いと思います。

群れるアメンボ

 左一枚目、ビオトープのまだまだ秋色には程遠い景観です。二枚目、ようやく鈍い赤色を呈してきたドウダンツツジの葉の様子です。校庭のソメイヨシノもケヤキの葉もこんな感じ。美しいという表現にまでは至っていません。三枚目はアラカシドングリの様子。例年よりやや大き目、太目ですヨ。それに沢山着いています。山間部なら山の生き物には歓迎される豊作ではないでしょうか。四枚目はアキアカネ。花壇の園芸用支柱のてっぺんです。近年赤トンボが減ってきている現状があります。かつてもっと密度が高くよく目にすることが出来たものです。飛んでいても、留まっていても数が少ないだけに見過ごしているようです。

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No.714  2019.11.02 (Sat)  9:00    晴れ  水温 13.0 ℃    気温 14.0℃

 今号も2週間振りのレポートになりました。季節はどんどん進んで往きますね。樹々の紅葉が始まっています。これまでの夏の緑は色褪せて落葉の準備に入っています。朝夕の気温が下がり、「霜降」を経て霜≠アそまだ観ませんが、朝露はしっかりと草端に泊まり、踏み込むと足元が濡れてしまいます。11月2日は七二候の一つ「楓蔦黄」かえでつたきばむ&磨iかえで)や蔦の葉が色づく頃。山々は赤や黄に彩られ、季節は晩秋へと向かいます。令和3年(2021年)春に滋賀県で開催する第72回全国植樹祭や、関連する植樹行事等で使用する苗木を、2019年度の森林環境学習「やまのこ」事業の取組の一環として、学校の子どもたちが育てています。滋賀の森林づくりを身近に感じるという取り組みです。「苗木のスクールステイ」の苗木は、広葉樹と針葉樹で「イロハモミジ」と「ヒノキ」がセットになっていて、樹種による成長の違いを学ぶことも出来ます。二年をかけて苗木を育成、その苗木を令和3年春までに回収し、全国植樹祭や県内各地域の植樹イベントに活用させることにしています。立派な苗木に巧く育って欲しいですネ。

アキアカネ 雄

 今日の写真右一枚目、「苗木のスクールステイ」小学校での植樹祭用苗木育成プロジェクト。既に芽が出ています。これからの季節、冬を乗り切ることができるでしょうか。二枚目は柿の色付きが今日の青空にしっくりと馴染む様が美しく思いました。でもコレは渋柿です。接ぎ木処理をすれば甘い柿に変えることができるでしょう。三枚目はヨモギ(キク科)の花、ひょろっと伸びたモノが雄シベ。四枚目はセイバンモロコシ(イネ科)の花。ブラシ状モノが雌シベ。上の画像、今ビオトープに飛来するトンボはアキアカネ(アカネ属)です。熟成した大人のトンボです。

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 No.713  2019.10.19 (Sat)  9:00   小雨  水温  18.0 ℃  気温  19.0℃  

 二週間振りの通信です。気温19℃、小雨。傘が必要でない程度の雨。湿度は高そうです。午後からは局地的な豪雨があるように予報が出ています。昨今は当日の予報は的確に予報してくれます。災害の起こるような降雨はないように祈ります。台風19号の爪痕はかなり深く酷い状態を残しました。先週の台風15号といい、関東・東北地方の被災を聞くのはこれまでにあまり無かったことですが、連続してしまいました。台風被害は西日本が普通と言う概念は崩れてしまいましたね。大型、強烈化する台風ですが日本列島を避けて通ることはないのでしょうか。昨日、18日は七二候の一つ蟋蟀在戸=uきりぎりすとにあり」戸口で秋の虫が鳴く頃。昔はこうろぎのことを「きりぎりす」と呼んでいたそうです。来週も台風20号の接近が言われています。渋川のまちづくり協議会では防災訓練を近々予定されていますが、地震対応の緊急避難訓練等のメニューが主で、風水害での対応についての情報を多く盛り込んで欲しいものです。旧中山道沿いはハザードマップでは水色に染められています。地域住民は避難指示が出された時や、浸水時の避難について知りたいことがある筈です。災害は地震だけじゃありません。

中秋のビオトープ

 左一枚目の画像は開花しているキンモクセイ(モクセイ科)。この花の強い芳香を好む人が多いようですが、強すぎて嫌だと言う人もいます。二枚目はギンモクセイ(モクセイ科)。こちらの匂いは微かで上品な感じがします。いずれもこの時期代表的な樹花でしょう。三枚目はサンシュウ(ミズキ科)。まだ赤くなり始めてところ、晩秋にはもっと赤く、紅くなります。四枚目はショウリョウバッタ(バッタ科)緑色型。茶色した褐色型と言われるものも居ますヨ。

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No.712  2019.10.05 (Sat)  9:00    晴れ/曇り  水温 20.0 ℃    気温 21.0℃

 ここのところ、台風が引きずり連れて来た雨雲の影響で不安定な天気になっていました。いまだに気温は高めで湿った空気に浸かっているようです。蒸し暑いですネ。一昨日10月3日は七二候の一つ「水始涸」みずはじめてかるる″とか。田んぼの水を抜き、稲刈りの準備をする頃とされています。近年は早生米の普及で、既に刈り取りが終わって株跡から萌芽した新しい緑が伸びて来ている様子が観られます。明日は小学校区内の区民運動会があります。今日の午後からはその準備で関係者が集まって来ます。ライン引きが主な仕事、テント張は各町内毎に明朝に行われます。「世界陸上選手権2019」の最中、リレーで盛り上がっていますが今朝方競歩で金メダルを得ましたネ。凄い頑張りを観て感激しました。地域の運動会とは言え、なにか感動を受けるそんな場面があったらいいと思います。気温が高いこともあって急な秋の深まりは感じませんが、そのスピードを落としゆっくりですが進んでいるように見えます。今年の紅葉は遅いかな・・・。

ビオトープの柿  渋柿ですヨ

 今日の写真右一枚目、ドングリで一番早く熟すのがクヌギどんぐり。ちょうど栗の時期と重なりますネ。クヌギの樹の葉っぱはまだまだ艶やかな緑を保っていますが、小枝には茶色く色づいてきたドングリが見え隠れしています。二枚目はエゴノキの実、殻を破り中の実が見えます。三枚目はノシメトンボ(アカネ属)の雌。観察机にて朝の日光浴。アカネ属のトンボを観ると秋を感じますネ。四枚目はイチモンジセセリ(セセリチョウ科)、さほど珍しくもない普通種です。ガ≠カゃないですヨ、チョウの仲間です。池の中は静かになりました。ザリガニはもう冬を越すための穴に入り込んだのでしょうか。アメンボは水面に留まり、アシナガグモが網を張り静かに獲物を待ち受けています。

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 No.711  2019.09.28 (Sat)  9:00   曇り  水温  23.0 ℃  気温  24.0℃  

 気温24℃、曇り空。蒸し暑いです。グランドでは近隣保育園の運動会らしく、若い夫婦連れの家族が沢山入場してきておられました。今日、このまま雨が降らなかったらいいのですがね。今日9月28日は、七二候の一つ「蟄虫坏戸」むしかくれてとをふさぐ=B虫たちが土にもぐり、入口の戸をふさぐ頃。冬ごもりの支度をする時期とされています。ビオトープ、お天気の優れないこともありますが、すでに虫の姿が観えないですネ。二週間振りにビオトープに入りましたが、季節は秋へ秋へと進んでいるのがよく解ります。草花は紛れもなく秋のモノ。9月になって台風が次々と通過するなどやや不順な傾向にあったのかヒガンバナの開花が一週間ほど遅く感じます。お彼岸の入りに合わせるように何時もなら咲いていたように思います。そう思えば残暑は例年に比べ厳しくはなかったのでしょう。日照時間が少なく収穫前の稲にも少しばかり影響があったようです。陽が照ればそれだけで残暑が耐えられない酷いものになっていたかも知れませんネ。池中ではザリガニが我が物顔のように走ります。今年の夏もザリガニ退治が不十分な状態で終えてしまいました。何とかならないものでしょうかネ。このまま来春を迎えるのでしょう。 ><;

シロバナヒガンバナ

 上の写真、シリバナヒガンバナです。花壇の植え込みのモノです。なかなか密植がイイ感じを醸し出しています。左一枚目の画像はビオトープの池の縁に咲いた赤いヒガンバナ。まだ咲き初めで周辺に蕾をつけたモノがたくさんありました。やはり開花が遅いですネ。二枚目はイヌコウジュ(シソ科)。三枚目はオギノツメ(キツネノマゴ科)、地方、地域によっては絶滅危惧種に指定されています。四枚目はヨメナ(キク科)の花。これらの草花は季節変化の指標です。

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最終更新日 : 2019/11/16