No.196 〜 No.200

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No.200 2008.01.19(Sat) 09:00           晴     水温  1.0 ℃    気温  1.5 ℃

 この水曜日、木曜日と小雪が舞いました。水曜日はチラチラと乾いた雪が、木曜日は少し気温が上がったこともあって湿った雪が一日中舞っていました。滋賀県でもこの日は南雪といって湖南方面だけに降ったようで、湖北では快晴の空だったといいます。気温が高めでほとんど積雪をみることはありませんでしたが、それでも午前中は屋根に薄っすらと今季初めての雪化粧がありました。ここのところ珍しく平年並みの冷え込みが続いており、早朝は霜を見ることがあります。しかし陽が射してくるとたちまち消えてしまいます。

昨日の雪に覆われた比良山系。(烏丸半島からの撮影)

 きょうの写真。一枚目は寒水仙が咲く冬枯れのビオの景色。一の溜りから観察デッキの方向を見た構図です。二枚目の写真はクヌギのどんぐりのお尻。昨年の11月にプランターにどんぐりを埋めておきましたが生きているのか気になり掘り起こしてみました。もっと早い時期に根が出ているのかと思っていましたが、ようやくその気配が・・・・。根が出かけている様子です。春には根を伸ばし、発芽してくれるものと思います。期待しましょう。三枚目は「カレハガ」の幼虫と思われます。ヤナギやホウキポプラ、サクラの幹の地上60cmぐらいのところに数匹くっ付いているのが観られました。成虫は見事な枯れ葉の色形をしているガ≠ナす。四枚目はミノムシがヤナギの枯葉をまとい越冬しています。真冬も虫達は息づいています。

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No.199 2008.01.12(Sat) 09:00          晴     水温  3.0 ℃    気温  3.5 ℃

 昨日夕刻から振り出した雨はそこそこの雨量をもたらしているようです。年末には琵琶湖の水位は−65cmまで下がっていましたが、今日の段階で−40cmと回復しつつあるようです。水位が下がったままで春を迎えると魚などの産卵に影響があります。

 すでに新年二週目の土曜日になります。昨日は鏡開き=Bお宅ではこのお正月、鏡餅を飾られたでしょうか。今の時代、こういった日本の習慣や歳時記を知らずに育つ子ども達がいますが、残念なことだと思います。同じくお正月の締めくくり行事としてのどんど焼き∴スいは左義長≠ニいったことも知らない子達のほうが多いようです。 「渋川のビオトープ」はかつて在った渋川の自然を再生、復元を目指すもので、里山、里地と切り離せない環境を併せてみれば、こういった地域の歳時記を子ども達に伝え、継承することも必要じゃないかと思うのですが、どうでしょう。13日は渋川の中仙道沿いの地区では獅子舞正月≠ェ昔より伝わり、行われますます。

 雨のビオトープ、一枚目の写真は四の溜り(池)にまで進出してきているカワヂシャの若葉が観られます。二枚目はここのところいたる処でセリが池や小川の淵から伸びてきています。三枚目はホタルブクロの種、果実?なのでしょうか。雨で水を含んでいます。

どんぐりの笠に雨水が溜まっていました。

 四枚目はカラスノエンドウの若葉についたアブラムシ。緑色をしています。・・・・雨のビオ、池の水は濁ってます。

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No.198 2008.01.05(Sat) 09:00           晴     水温  3.0 ℃    気温  3.5 ℃

 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ「渋川のビオトープ」をよろしくお願いいたします。年末から寒気が入り比良山系は雪雲に覆われていましたが、今朝は雪を抱いた山並みが見渡すことが出来、よく晴れ渡っています。明日は二四節季でいうところの「小寒」でお正月らしく寒い日が続いていますが、今季まだ降雪の日はなく、少しばかり寂しい気もしますネ。

 きょうは早、五日で昨日からすでに社会は日常の動きが戻りつつあります。公民館(市民センター)ではわんぱくプラザ≠ニ子供会共催で「書初め大会」を開催。50名の子ども達が参加しています。

 志那町の琵琶湖岸では、コハクチョウがこの冬も姿を見せてくれていますヨ。一度足を運び観察されてはどうでしょうか。

 きょうの写真。一枚目、何の木なのか判明していませんが観察デッキのヒノキの丸太の小口から新芽が伸びてきています。どこに根を張っているのでしょう。ちゃっかりした木の生命力に驚かされます。どこまで成長することができるでしょうか・・。二枚目は今朝の青空に背伸びするように立つホウキポプラの枝先です。新年の清々しさと、春を待つ力強さを感じます。三枚目はドウダンツツジの果実。果実が弾けて中の種が見えますヨ。四枚目はコノテガシワの葉で日光浴を楽しむガガンボでしょうか、アメンボほどの大きさがありました。冬のビオトープで生き物を観るとホッとします。寒さの中でも陽だまりを求め、小さな生き物が生きているのもその逞しさに感動するものです。

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No.197 2007.12.29(Sat) 09:00           雨     水温  8.5 ℃    気温 10.0 ℃

 冷たい雨が降るわりに気温は高めで、そんなに寒くは感じない土曜の朝です。昨日の雨以降、低気圧が東に抜け、顕著な西高東低の気圧配置になりつつあります。寒気が流れ込みやすく、このため年末年始は平地でも降雪になるとか。ビオトープでも積雪した景色が見られるかもしれませんね。かつて50年昔頃には渋川のこの地でも、例年冬には何度となく降雪があり、雪が積もることがよくありました。時に30cm以上の積雪も珍しくない時代で、最近は地球温暖化(?)などもあり、雪の降る日そのものが稀になってきています。

 07年の最後の土曜日。教職員の皆様も昨日をもって御用納め。雨の朝でもありスポーツ少年団の野球、サッカーをする子ども達の影も見ることはなく、校庭はひっそりと静まりかえっています。グランドも水溜りがみえます。

グランドも水溜りが見え、暗い今朝の様子です。

 今日の写真、一枚目はコノ時期でも緑色を保つイグサで、二枚目は交差するイグサについた水滴。三枚目はセリの新葉がすでに見受けられます。四枚目は先週見つけた違う処でもはやにえ≠ェみられました。

 07年、ビオトープ維持管理に携わっていただいたみなさまには大変お世話になり、ありがとうございました。また学校の子ども達はビオトープでの学習時間を通し多くのことを学んでくれたことと思います。学習時間だけでなく、管理作業や観察会にも積極的に参加した子ども達もおり、自然の中での生き物に関心を示してくれていたことに強い安心感さえ覚えました。来年もどうぞ、ビオトープ活動にご理解ご協力を賜りますようヨロシクお願い致します。

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  No.196 2007.12.22(Sat) 09:00           雨     水温  6.5 ℃    気温 8.0 ℃

 きょうは「冬至」。冬至10日前と言って日の暮れの早い時期は過ぎていますが、夜が一番長い日です。 朝、小学校へ来る途中すでに比良、比叡の稜線は見えない状態で全天暗く、ビオトープに入るなり雨が降り始めました。夏から今までまとまった雨が降りませんでしたが、今日は予報では雨脚もそこそこあり恵みの雨になるとのことでした。琵琶湖の水位がかなり下がっているようで少しはこの雨で回復するでしょう。 小学校は昨日二学期の終業式が行われ、冬休みに入りました。子ども達の影が見えなくなり、冬枯れのビオトープは寂しくなっています。

 そんな雨のビオトープ、雨の景色を写真に収めました。一枚目の写真は三の溜り(池)の水面に小波がたち、雨粒が落ち水紋が拡がります。二枚目は小枝に垂れる水滴、校舎が逆さに写り込んで見えます。三枚目はビオの冬の花、寒水仙(八重咲き)が咲き始めており、雨にあたり頭を下げてしまった花弁の上に水滴が泊まります。少し重たく感じているのでしょうか、そんな風に思いました。時雨の雨ではなく、気温の低いわりに寒くは感じませんでした。

紅葉?したキショウブの葉の上に着いた水滴。

 四枚目は百舌鳥(モズ)の「はやにえ」?。モズはこのようにして捕らえた獲物を木の枝やとげなどに刺しておく習性があります。モズがこのビオにも飛来しているのでしょうか。モズはスズメよりやや大きめの野鳥で、トビなどの猛禽類の仲間で肉食です。カエルや魚、昆虫も捕らえて食べるハンターでもあります。

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 Copyright (C) 2004 
最終更新日 : 2008/07/19

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