No.216 〜 No.220

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No.220 2008.06.07(Sat) 09:00    晴れ/曇り   水温  19.0 ℃    気温 20.0 ℃

 まあまあの晴れの天気です。湿度は少し高めでしょうか、気温の割りに蒸し暑さを感じる一日の始まりです。今週初めに近畿地方も梅雨入りしました。はっきりしない青空ではありますが、ビオトープの上空を飛行船が南西方向を通り過ぎて往きましたヨ。環境エコ<Lャンペーン中とか、先週の日曜日も同じ時間、コースを飛んでいたようです。きっと多くの人たちの目にも触れたことでしょう。果たして飛行船は「環境エコ」なのか考えてみては如何でしょう。

「環境エコ」キャンペーン飛行船・・・・

 先週の土曜日は雨の天気で、ビオの生き物は姿をあまり見せませんでしたが、きょうはたくさん目にすることができました。テントウムシ、シオカラトンボ、イトトンボも多く発生しているようです。この土曜日もコムラサキ(チョウ)の蛹が見つかりません。

 きょうの一枚目の写真はカツオゾウムシ、本来黒い体をしていますが、カツオ節の表面につく粉のようなものを身にまとい茶色くなっています。二枚目はクスノキの葉に着くアオスジアゲハの幼虫の姿です。都会のクスノキの街路樹にも発生し、生息域は広いようです。三枚目はキキョウ科のキキョウソウの花です。1円玉(直径2cm)ぐらいの小さな花。四枚目はキク科でオニタビラコと言うもの。これも直径は7mmほどと小さめの花で、キタヒメヒラタアブ♀(ハナアブ科)体長やはり7mmほどが止まっていました。

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No.219 2008.05.31(Sat) 09:00    小雨   水温  18.0 ℃    気温 19.0 ℃

 今朝未明から小雨が降りだしています。時折止み間もあれば、傘を必要としなければならない降り方をしており、また気温が20℃を割っており、ひんやりした空気が漂います。空は低い位置で雨雲が流れるのが見え、決して明るくもなく生き物達の姿を観ることが出来ません。

 そんな土曜日の朝、わんぱくプラザ≠フ今年度初めて事業で35名ほどの子ども達が「栗東自然観察の森」へ市のマイクロバスで出かけて行きました。今頃はモリアオガエルの卵塊を樹上に観ることができるかと思います。ひょっとしたらもうオタマジャクシとして池に落ちてしまっているでしょうか。そんな観察会が出来るものと思います。

クヌギどんぐりから発芽したモノ。20cmほどに成長しています。

 きょうの写真。生き物の姿がなく、植物の写真を並べました。上から三枚は何れもイネ科の植物です。一枚目はイヌビエ。二枚目はヒメコバンソウの花穂。垂れ下がる一つが2mmほどの大きさでしょうか。三枚目はスズメノカタビラの花穂。垂れ下がるクリーム色したものが雄花、白いブラシ毛のようなものが雌花。 四枚目は今朝のビオトープの様子です。傘を持って出かけましたよ。左四の溜り方向ではヨシが繁ってきています。二の溜り方向ではガマの葉が背丈を増し、密集してきています。コノ時期春と夏の間で、花が少なくやや彩りに欠ける緑のビオになっていますネ。運動場では雨中、サッカー少年達の姿がありました。

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No.218 2008.05.24(Sat) 09:00    快晴   水温  20.5 ℃    気温 22.0 ℃

 全天曇り空の午前です。気温22℃のわりに風が生暖かく感じますね。午後には雨になりそうです。風が強く吹いており、写真が非常に撮りにくい状況にありました。

 5月の初めにトンボの羽化が始まりましたが、眼を凝らして観るとイトトンボがたくさんいますよ。数種類は棲息していると思われます。よく目にできるのはアオモンイトトンボです。左の写真で一枚目が♂の成体、二枚目がオレンジ色した♀の未成熟体です。♀は成熟すると♂とよく似た同色型と、茶色の褐色型になるモノがあるようです。微妙に色、模様や尾先の節に色が付く種がおり、オオイトトンボ、ムスジイトトンボがいると思われます。

ヨシ(アシ)の花

 5月も下旬、ビオトープはイネ科の植物が行く種類も観られるようになり、それぞれ穂先に花を着けています。ヨシにも穂が伸び花が観られます。三枚目の写真がソレ。赤紫色の垂れ下がるのが雄花で、白くヒゲのようなモノが雌花になります。四枚目の写真はスイバの雌花。イネ科の花に似ていますが、スイバはタデ科になります。酷似するものにギシギシ(タデ科)がありますが、若干の葉形の違いや花の違いで全くの別物とする説明があります。一見同じに見えますが、やはり違うものでしょう。スイバの雌花はタデ科特有のサクラに似た花が付きますヨ。また成長すると穂先が赤く変色します。写真の左、オレンジ色はてんとう虫の蛹がみえます。

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No.217 2008.05.17(Sat) 09:00    快晴   水温  18.5 ℃    気温 20.0 ℃

 快晴の青空が拡がっています。火曜日に降った雨は翌日未明には上がり、それ以降5月らしい清々しい快晴に恵まれています。黄砂、花粉の便りもなく澄み切った青空が嬉しいものです。

 昨日、小学校ではPTA総会が開かれ、今年度ビオトープの維持管理作業に関っていただけるふれあい部≠フ皆さんも決まりました。20名近くで構成されており、地域との連携を担当される方々です。これを機会にビオトープに関心を寄せていただいて、後々もビオの会に残ってくれる人達もいます。少しずつですが、興味を抱くことで自然環境のこと、子ども達への情緒教育のことなどに目覚めてくれる人が増えればと願っています。

きょうのビオトープの様子

 今日の写真。一枚目はニワゼキショウ(アヤメ科)の花。北アメリカ原産の帰化植物です。二枚目はキショウブの花の蜜を探りに体長23mmほどもあるずんぐりとした大きなクマバチ(コシブトハナバチ科)がやってきました。キショウブは特定外来種に指定されておりビオトープでは排除対象の植物になっています。整備作業で撤去を試みていますが、この時期には株を増やしているようにみえます。三枚目は腹部を上に向けた状態でコノテガシワの葉にとまるカメムシの仲間でチャバネアオカメムシと思われます。四枚目はガガンボの仲間で、交尾中の様子です。

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No.216 2008.05.10(Sat) 09:00          雨り    水温  11.5 ℃    気温 14.0 ℃

 この一週間、5月とは思えないような気温高の天気が続きました。夏日、真夏日のになった日がありましたね。このまま盛夏にでもなればと思うと恐ろしくなります。と、いいながら一転して今日の雨。朝9時の気温が14℃で、一時間後には13℃に下がっていました。明日もこのまま気温は低めで3月下旬頃の天候に戻るとか・・・・。北海道では雪も舞うといってましたよ。すべて地球温暖化の影響といえる変な状況なのかもしれません。ビオトープはガマ、ヨシの葉が低学年の子ども達の背丈ぐらいに伸び、ヤナギやモミジの新緑も揃い初夏の装いになってきています。今朝の冷え込みで生憎、小動物やメダカの姿は稀にしか見られません。ヤナギの葉にコムラサキの蛹を探しましたが、見当たらず残念でした。ムクドリがたくさんやってきているとの情報もあり、幼虫ともども狙われたかも知れませんね。。。。。

新緑のビオトープ

 今日の写真。トンボのヤゴです。先日来の晴れの高温の天候で、沢山のトンボが羽化した様子です。一枚目はクロスジギンヤンマの蛹殻。二枚目はシオカラトンボの蛹殻のように見えます。三枚目はおそらくアオモンイトトンボのものと思われます。いずれも観察デッキのある二の池で見られました。今日の冷え込みでトンボはどこかに身を潜めているのでしょう、姿を見ることはできませんでした。四枚目の写真はシロツメグサ(クローバー)の花のアップ写真で、マメ科特有の花の形がよく解かります。

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最終更新日 : 2008/12/05

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