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No.225 2008.07.12(Sat) 09:00    晴れ   水温  28.5 ℃    気温 30.0 ℃

 朝9時から30℃ありますが、柔らかい少し乾き気味の風が吹いており、暑さもありますが爽やかでもあります。青空というには全天白っぽく濁った感じの空気の中、弱い日差しを感じます。比叡・比良山系の山並みも稜線が霞み見えている程度です。近畿地方の梅雨明けは未だのようで、真っ青の夏空、白い入道雲を見るにはまだ先のようです。そしてもう来週末には小学校は一学期を終え、夏休みに入ります。

 先週号で掲載したトンボ(マユタテアカネ♀)としたものは「マイコアカネ♂」の名前で、未熟体だということが判明しました。8月以降成熟した♂の個体は顔が青くなり、さながら舞妓さんに似るからコノ名前がついたそうです。また尾が赤く染まってきます。

ガマの穂が8cmぐらいになってきています。

 きょうの写真。一枚目はウキクサ、5月にもっと観られるかと思っていましたが、整備作業以降の水面が開いた今になって広がりが見えます。二枚目は川の縁に生えていたモノが、水の中まで進出してきているチドメグサです。三枚目、シオカラトンボの交尾。このあと離れたカップルの雌は尾先を跳ねながら水面に産卵していました。四枚目はモロコ。ホンモロコとは違うかも知れませんが、春先に孵ったものらしくまだ4cm強程度の大きさで稚魚ではなく、養魚ってところでしょうか。目盛(スケール)付きのお魚撮影ブース(容器)を使っています。お魚の大きさがよく判り、すぐれものですヨ。

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No.224 2008.07.05(Sat) 09:00    晴れ   水温  27.5 ℃    気温 29.0 ℃

 7月に入りました。あと半月も経てば小学校は夏休みになります。先週に整備作業で人が多く入ったビオはさすがに生き物の影が薄いといえましょう。昨日、四国地方が昨年より2週間も早く梅雨明けの発表がされました。近畿地方でも週明け以降も晴れマークが並ぶ予報になっており、夏本番の強い日差しが照りつける時節になろうかとしています。今朝9時の気温が既に29℃になっています。日中は33、4℃ぐらいは上昇し、昨日に引き続き真夏日になるのは確実かと思われます。

 整備作業後の今週はスッキリとしたビオの光景が広がります。そんな中、ジュズダマの初穂が観られました。新鮮な緑色のジュズダマの花芽が垂れ下がっています。

ジュズダマの初穂

 きょうの写真。一枚目はオカナダモも花。滋賀県の特定外来種の一つ。ここのビオトープでは駆除の対象になっていますが、執拗な繁殖に手をこまねいている状態です。二枚目はトノサマバッタ(バッタ科)。日本では最大のバッタで、この写真の個体は6cmほどあったでしょうか。飛び去るときには迫力を感じましたヨ。三枚目はマユタテアカネ♀(アカネ科)でしょうか。四枚目はこのビオでよく観られるクモ。コガネグモの幼体だと思われますが同定出来ていません。クモの巣も特徴的なんですがね。

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No.223 2008.06.28(Sat) 09:00    曇り   水温  22.0 ℃    気温 23.0 ℃

 きょう6月末は「渋川ビオトープの会」の今年度第一回目の整備観察会で、午前9時から観察会と整備作業を行いました。様子を新着情報で紹介しています。 朝方、僅かながらに陽射しが出たようです。その加減で気温が上がったようにも思いましたが、概ね曇り空でやや蒸し暑くなったものの、作業日和になったといえるでしょう。雨は午後になってからとのこと、梅雨時とはいえ、此処5年で雨で作業が中止になったことはなく有り難いものです。作業に入ると少し汗も滲んできますが、紫外線もあまり気にすることなく、女性の皆さんもお喋りを交えながら頑張ってくれていました。次回の作業は8月末の土曜日・午前中の予定です。皆様、ヨロシク参加のほどお願いします。

作業前のガマで、既に穂が出てきています。

 きょうの写真はそんな作業前のビオの生き物を撮りました。一枚目、二枚目は(ムシヒキアブ科)の仲間で25mm以上ある大型のアブになります。一枚目がアオメアブ、緑色の眼が特徴。二枚目はシオヤアブ、尾先の白い毛が特徴でこれは♂だけのようです。いずれも他の昆虫などを捕らえて体液を吸います。三枚目はシオカラトンボですが、♂のグレー色と♀の黄色系の色の特徴が見られます。しかしこれは♂で、羽化間もない未成熟体と思われます。四枚目はお馴染みのベニシジミ(シジミチョウ科)の春型の♀かと思われます。此処のビオトープでは他にヤマトシジミ、ツバメシジミのシジミチョウ科のチョウが棲息しています。

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No.222 2008.06.21(Sat) 09:00    晴れ   水温  21.5 ℃    気温 22.0 ℃

 夏至を迎えました。午後7時を過ぎても外は明るく、日中の長さが一番長い日。昨日と強い降雨が未明まだ続きましたが、朝方には雨は止み垂れ込める雨雲の隙を突き陽の光も洩れます。比良比叡の山並みは山裾こそ見えはしますが、中腹から上はガスっており隠れてしまっています。北欧では、夏の太陽の恵みを感謝して夏至祭がいたるところで賑やかに行われるそうです。

 来週土曜日には今年度第一回目の整備観察会が実施されます。整備作業の一週間前のビオトープは夏草が十分に伸びてきており、今朝のような雨上がりのビオでは歩く足元は当然で、腰あたりまで草木に着いた雨露で服が濡れたりして困りました。

三の溜り、雨露の着くトチカガミの浮葉

 きょうの写真。一枚目はミゾソバ(タデ科)の今年の一番花でしょうか。これから秋にかけてピンク色の可愛い花が咲き続けていきます。二枚目は此処のビオトープでは初のお披露目になるでしょう。緑色の帯模様が奇麗なコガタミズアブ(ミズアブ科)をカメラに収めることが出来ました。三枚目はアオモンイトトンボの交尾シーン。上が♂、下が♀になります。四枚目はウロコアシナガグモ(アシナガグモ科)で、腹部の緑色がのウロコ状の模様で、アップで観ると七宝焼のアクセサリーのように奇麗なクモです。雨上がりのビオトープ、豪雨で物陰に潜んでいたであろう虫達も活動開始。池では卵を着けたメダカも観られました。

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No.221 2008.06.14(Sat) 09:00    晴れ   水温  22.5 ℃    気温 24.0 ℃

 梅雨に入って二週目の土曜日。晴れの天気です。午前9時ですでに気温は24℃に達しており、暑いですよ。きょうはそれほどでもないのですが、昨日は久々の深い青空が広がり、空気も澄みスッキリした秋を思わす清々しい一日でした。これからしばらく晴れの天気が続くとか・・・・。陽射しが強く紫外線を感じます。梅雨前線が南海上まだ下がり、北の乾いた空気で列島が覆われているようです。

 11日の水曜日、小学校の何学年だったかは解かりませんでしたが、朝の一時限目からビオトープに入って生き物観察をしていた子ども達と先生がフェンス越しに見えました。何か発見があったでしょうか。下の写真のチョウはウラギンシジミ♂(シジミチョウ科)です。フジの葉、花に着くチョウで近くにフジの木があるようです。ビオへは遊びに来たのでしょうか。

ウラギンシジミ ♂

 一枚目の写真、今夏もホタルブクロ(キキョウ科)の白い花がたくさん咲いています。二枚目のトンボはムスジイトトンボの♂でしょうか。背中の筋が六筋あることで、アオモンイトトンボとの区別がつくようです。三枚目はシオカラトンボの♀のようですが、左上翅の一部がよじれてしまっています。羽化時にトラブルがあったように思います。しかしながらしっかり飛んでおり、安心しました。四枚目はツバメシジミ(シジミチョウ科)のカップルで、交尾中です。右の小さい方が♂のようです。マメ科の草葉に産卵します。

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最終更新日 : 2008/12/05

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