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No.245 2008.11.29(Sat)  9:00   晴れ/曇り   水温 10.0 ℃    気温 11.0 ℃

 最近にしては暖かな朝になりました。雲が多いように思いますが、風は微風で暖かな陽射しが心地よく感じます。下の写真は今朝のビオトープ。親子連れが訪れていました。雑草も少しづつ赤茶けてきており、生き物(昆虫)達の姿も観なくなってきていますが、朝の柔らかな陽の光の中、ほんわかした初冬の雰囲気が伝わってくるような光景です。きょうは「渋川ビオトープの会」の年に一度、毎年の恒例事業になりましたお出掛け観察会の日です。今年で4回目のお出掛け観察会になります。今回はお隣の市にある龍谷大学の隣接する「龍谷の森」に出掛けました。

今朝のビオトープの様子

 今回の参加者は22名。「渋川ビオトープの会」の会員さんに参加の募集を計り、他に前回までのお出掛け観察会に地域住民で参加いただいた方に声かけをして、お出でいただいた人達での実施になりました。朝9時過ぎに公民館に集合し、揃い次第出発。やや早めの出発と、現地到着になり、帰り時刻もやはり早めとなりました。森の木立の葉が色付き、落葉が進みかけている小枝の隙間を陽の光が差し込み、寒く感じることなく晩秋・初冬の自然を満喫しました。今回の観察会では、「里山」についての勉強会に重点を置き、かつての人の生活と森の関りを知り、放置されてきている森の様子などを見、「里山」の再生の必要性などを考えさせられるものとなりました。左の写真は何れもその観察会の様子です。その他このHPの新着情報ページで写真等を掲載していますので、見てください。

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No.244 2008.11.22(Sat)  9:00   曇/晴れ   水温  6.0 ℃    気温 7.0 ℃

 ここ二、三日寒い日が続きました。滋賀県の北部、伊吹山の初冠雪も観測され、山間部の道路でも降雪のための通行規制が出ていました。いよいよ冬の到来を感じさせられますネ。昨日の最低気温は1℃を記録して今季の一番の寒さになりました。きょう未明からは雲が広がり、ビオトープに入る9時頃まで冷たい雨が降っていました。しばらくして雨は止み雲間から太陽の光が差し込んできて、暗い雲が上空の強い風に流され、青空がどんどん見えてきます。地上は風は微風、やがて暖かな陽射しが支配しました。

ホタルブクロ・・・花の後

 きょうの写真。上の写真はホタルブクロ(キキョウ科)の花の後の姿。種がすでにこぼれ落ちてしまっています。花が下向きに付くなら、果実の付き方も下向きです。右の写真の一枚目は、朝方の雨でシッポリ濡れた観察デッキの様子です。朝の陽射しが降り注ぎます。ビオトープの完成以降五年目ではありますが、この観察デッキの丸太が一部で朽ちかけています。来春の整備作業で修理を計画しなくてはならなくなりました。抜け落ちない内に手を打たなくてはなりません。二枚目の写真、百葉箱の傍のサクラの木の葉の紅葉です。登下校通路脇のサクラの葉はみんなすでに落ちてしまっていますが、この一本だけ辛うじて葉を残しています。三枚目は、ヨメナ(キク科)の花。寒くなった今でもまだ頑張って咲いています。雨の後の水滴が付いていました。四枚目はクロスズメバチ(スズメバチ科)で、アラカシの葉の上で日光浴していました。

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No.243 2008.11.15(Sat)  9:00   曇り   水温  13.0 ℃    気温 14.0 ℃

 三日間続いた快晴の秋の日和は気持ちの良いものでした。今朝は曇り空。明け方に小雨がパラついたようですが、今は薄日も射しそう空になっています。きょう15日は七五三。地元の神社でも朝から着物で着飾った子どもさんの姿を見かけましたヨ。菊の愛好者さんが、境内に並べたたくさんの咲き誇った菊花が皆さんを迎えていました。下の写真は小学校から南を見た光景で、100m超級の高層マンションの姿も間近に見える街になってきているのが解かります。それにしても小さなビオトープを実感するグラウンドの片隅です。狭いながら、生き物が暮らしています。

曇り空の街の遠景

 きょうの写真。一枚目はビオトープの南端、生垣のセイヨウアサガオ(ヒルガオ科)。アメリカアサガオ(ヘブンリーブルー)とも言われており、原産は熱帯アメリカとされています。園芸種として最近家庭の庭でよく見かけるようです。花期は8月から11月と晩秋の頃まで咲います。ビオトープには不相応な植物ではありますが、生垣の縁の彩りとして学校の先生が植えたものです。二枚目はお馴染みのイチモンジセセリで、陽射しの洩れた瞬間に翅を拡げ体を温めているよでした。三枚目はハナアブ科の仲間で、キゴシハナアブの♂。複眼の斑点が特徴です。四枚目はアメリカミズアブ(ミズアブ科)。先週号で掲載したモノと比べる判りますが触覚に特徴があります。アメリカと名前にあるように外来のモノ。ここのビオトープでは従来のルリミズアブと同居しているように思います。

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No.242 2008.11.08(Sat)  17:00   雨/曇り   水温  00.0 ℃    気温 18.0 ℃

 きょう11日の土曜日は生憎の多忙さで、ビオトープに入ることができませんでした。昨日からの雨が午前中にかけて降り続けました。弱い雨ではありましたが、市内各所で計画されていたイベントに支障をきたす雨になってしまいました。先週は渋川学区の「ふれあいまつり」が晴れの好天のもとに行われましたが、今週は他学区で行われたいたようですが、プログラムの半分程度の消化しか出来ていないと聞いています。きょう市役所では「パワフル交流・市民の日」というイベントが行われ、やはり屋外でのプログラムは中止になってしまいました。「渋川ビオトープの会」もこの事業にパネル展示で参加しており、屋内での展示コーナーで、ビオトープのチョウ・トンボの名前当てを来訪者にしていただく企画でコーナーを飾りました。その模様の画像を用意できず、今回の通信に載せるこおとが出来ず残念です。本来、新着情報で画像と共に載せるところでしたが、先週の「ふれあいまつり」の様子共々、未掲載のまま終りそうです。お許しの程。きょうの写真の右一枚目、二枚目は、9月末林野庁近畿中国森林管理局箕面森林環境保全センターが企画された「グループ対抗里山デジカメ選手権」にビオトープの会員仲間で応募していた写真の審査がこのほど行われ、その入選作品の展示場の様子です。「渋川ビオトープの会」から三枚一組で、二組の応募をしていたのですが、この二点共が重賞を逃すものの入選しました。147組中の30組が入選したそうで、その中での二点ということでなかなかの成果であったと思います。この14日まで琵琶湖博物館で展示されていますので、観ていただければ幸です。

琵琶湖博物館での写真展示場の看板

 右の三枚目の写真はビオトープ内のキショウブの実が弾け、種がこぼれつつあるものです。地下茎でも容易の増え、また種での発芽率も良いことから増えすぎるキライがあり、滋賀県の特定外来種に指定されています。四枚目の写真はルリミズアブ(ミズアブ科)の♂のようです。アラカシの葉表に泊まっていることが多いですよ。

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No.241 2008.11.01(Sat)  9:00   快晴   水温  15.5 ℃    気温 16.0 ℃

 月日が経つのは早いもので、もう11月です。08年もあと二ヶ月になってしまいました。ビオトープの緑も徐々にその色が褪せてきているように感じます。きょうから二日間は、小学校と地域がコラボした「ふれあいまつり」が開催されています。当、渋川ビオトープの会でも“ネイチャークイズpart5”で企画参加しています。今回はビオトープのチョウ・トンボの名前当てクイズを参加者に挑戦していただきます。きょうの写真で、一枚目の写真では「ふらあいまつり」の前日祭で、小学校の向かいの公民館会場がビオトープ越しに見えます。

イヌタデ(タデ科)の群生

 きょうの写真、二枚目はカマムシの仲間「ナガメ」(カメムシ科)、体長8〜9ミリ。よく見かけるカメムシです。アブラナ、ダイコン、ナズナなどを好む。橙色の条紋が綺麗。菜園のダイコンの葉い着いていました。三枚目はシロハラコカゲロウ(コカゲロウ科)
尾を除くと7mmほどでしょうか。羽化したてのようです。時間が経つと目が奇麗なオレンジ色に変わります。地域を問わず全国で最も普通に見られるカワカゲロウの仲間。ビオトープ内でもよく見かけます。四枚目はビオトープの入り口右にあるアラカシの木の「どんぐり」。アラカシ(ブナ科・常緑広葉樹)。ビオトープの完成時に植栽した木の一本で、当時1.5mほどの苗木でしたが、5年が経ち今では木丈3mほどになっており、虫達のいい止り木になっています。どんぐりはいまひとつ着きがよくないようで疎らです。

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 Copyright (C) 2004 
最終更新日 : 2009/01/17

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