No.266 〜 No.270

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No.270 2009.06.06(Sat) 9:00    曇り/雨   水温  21.0 ℃    気温 22.0 ℃

 6月に入りました。先週同様にビオトープに入る9時頃から雨が降り出し、一時間ほどではありましたがビオの植物には丁度良い潤いをもたらしてくれたことでしょう。その後は天気は回復の方向へ向かいつつあるでしょう。小学校では先日からプールでの水泳の授業が始まりました。前もって行われたプール掃除では少数のトンボのヤゴが救出されたようですが、昨年では他の水生昆虫が観られたのに対し、今回の場合はヤゴのみであったそうです。下の写真は今朝の9時過ぎのもの。雨傘をさしての観察をしているところです。

雨のビオの観察風景

 きょうの写真。きょうの写真はそれぞれ見て、ちょっと引いてしまいそうなモノばかりになりましたヨ。一枚目はやや大き目の毛虫。長さ6cmほどマイマイガ(ドクガ科)の終齢幼虫で老熟したものの様です。棘(毛)にも毒があるようで、触れると痒み、痛みの症状が出ますよ。二枚目はガの仲間でウメスカシクロバ(マダラガ科)です。ウメ、モモ、リンゴなどのバラ科の木に付きます。コレはサクランボの木にいました。三枚目は巣作りを始めたアシナガバチの仲間で、ヤマトアシナガバチと思われます。まだ巣の中には卵や幼虫は観られませんでした。四枚目はコモリグモ科の仲間で、キバラコモリグモ。水辺に生息する。背中には孵化したばかりの子グモが無数に乗っています。水辺のクモとして水上を走るハシリグモの仲間もこのビオトープには居ますが少し違う形をしています。

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No.269 2009.05.30(Sat) 9:00    曇り/雨   水温  20.0 ℃    気温 21.0 ℃

 5月末の土曜日です。ちょうどビオトープに入った9時から雨が降り始めました。しかし長く降ることはなく、一時間ほどで止んでしまいました。その後少し蒸し暑くなりましたよ。午後には陽射しも出てくるでしょう。週が変われば6月に入ります。やがて梅雨を迎えるビオトープは雑草も生い茂り、歩く足元は雨露に濡れてしまいます。雨の中、ミゾソバの今年の一番花を見つけました(下の写真)。これから徐々に晩秋の頃まで花を着けていくでしょう。今朝のグラウンドでは新型インフルエンザの臨時休校や、諸団体の活動休止も解け、スポーツ少年団のサッカーチームが練習する姿があり、元気な子ども達の声も聞くことができました。なにかホッとしますネ。

今年のミゾソバの一番花

 きょうの写真、右一枚目は今朝の9時過ぎの三の溜り(池)。雨で水面に水紋が拡がります。一時的な雨ではありましたが、そこそこ強い雨でしたよ。二枚目はクロガネモチの花。一つが5mmほどの小さな花がたくさん着いていました。三枚目はガガンボのカップルと極小のカタツムリです。体長6mmほどの殻の透けた可愛いカタツムリでした。四枚目は???・・。コレは今時の観察グッズとでも言うのでしょうか。この容器に虫を入れ、丸い黄色い縁に嵌めこまれているレンズを通して拡大された生き物を観察しようというモノです。ヤゴを入れて覗いてみましたが、なかなか迫力ある姿を観る事ができましたよ。しかし、こんなモノが要るのかなあ〜なんて思いました。子ども達の興味を引くための手段と考えれば、それも良なのか。

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No.268 2009.05.23(Sat) 9:00    曇り/晴れ   水温  19.0 ℃    気温 20.0 ℃

 昨日は小雨ながら雨の一日。今朝9時の空は曇り空ではありますが西方向から明るくなり始めています。やがて晴れ間も出て来るでしょう。気温は20℃。しかしやや蒸しています。小学校は新型インフルエンザの予防対策の一環で20日から26日までの間、休校になりました。毎土曜日なら体育館もグラウンドもスポーツ少年団の子ども達の姿も多く見られますが、職員の姿もなくひっそりとしており、寂しい土曜日になっています。早く正常な日々が戻ってくることを祈ります。ビオトープも雨の後ということもあって、ぼちぼち生き物達も活動を始めようとしていました。下の写真はアオモンイトトンボの未熟な♀。先週掲載したものは♂の画像でしたヨ。

アオモンイトトンボ ♀(未成体

 きょうの写真。一枚目はオニノゲシ(キク科)の花に止まったホソヒラタアブ♀(ハナアブ科)。二枚目はテントウムシの卵だと思われます。アブラムシが群がるギシギシの葉表に40個ほどが産み付けられていました。三枚目はこの初夏にはもう出ないのかと思っていてアゼナルコスゲ(カヤツリグサ科)が一株だけですが観られました。昨年と同じ場所、四の溜まりの縁と観察机との間に出ています。四枚目はコバンソウ(イネ科)の花穂です。隣接用水路の縁にたくさん出ていますヨ。先週掲載したのはヒメコバンソウ(イネ科)で、花穂の大きさ、草丈・構造がまったく違います。コバンソウの花穂の一つは秋には黄金色に変わり小判に例えられます。

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No.267 2009.05.16(Sat) 9:00    曇り/雨   水温  18.0 ℃    気温 19.0 ℃

 しばらく続いた爽やかな晴れの天気から雨に変わりる今日、明日になりそうです。9時にビオトープに入った時点では曇り空ではありましたが、引き揚げる頃には小雨が降り始めました。生き物達の姿を観るのも稀な状態です。そんな中、アオモンイトトンボが羽化しているようで、数頭を確認することができました。ヤゴの抜け殻を探してみましたが、見付けることは出来ませんでした。濃いオレンジ色の未熟な♀も居ましたヨ。またシオカラトンボ♀の姿もありました。

 昨日、今年度のPTA総会が開催され、事業計画のなかで、6月27日(土)の一斉環境整備の日程も公表され、ビオトープの整備作業への協力参加も決定しました。PTAふれあい部さん達が当ります。

アオモンイトトンボ ♂

 きょうの写真。暗い曇り空のビオトープ、いつもながらピントが合わせ辛い状況でした。一枚目はクスノキの花。花径4mmほどの小さなものです。二枚目以降はイネ科の植物で、イヌムギの穂。南米原産の帰化植物です。三枚目はカモジグサの穂。紫色の長いヒゲが特徴といえるでしょう。四枚目はヒメコバンソウ。コレはヨーロッパから帰化したものです。これからイネ科の穂先にも花が着く頃で、スギやヒノキ花粉の季節が過ぎると、これらイネ科のアレルギーの症状を示す人達もいます。ここのビオトープではそれほどの量を飛散さすことはないでしょう。しかし敏感に反応する子どもが今の時代には居るようです。

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No.266 2009.05.09(Sat) 9:00    快晴   水温  16.0 ℃    気温 18.0 ℃

 朝から透き通るような青空が拡がりました。見通しもよく、遠くの山並みもクッキリ見えます。それだけにかなり紫外線が強いように感じられます。9時の気温は18℃。日中のは夏日の28℃を越す予報が出ています。暑くなりそうです。ここのところの雨の日が続きましたが、草木の緑が一気に濃くなり、背丈も伸びたように思われます。虫達の活動も顕著に観られるようになってきています。学校授業で「春見付け」の時間をもって欲しい時期ではあります。小さな草花も咲いており、木樹の若葉の色形も子ども達にとっては面白いものだと思います。よく観れば昆虫や蜘蛛の種類も多く観察できる状況になっています。先週ビオの池に居たウシガエルの姿がありませんでした。何処かへ移動してくれていたらいいのですが・・・。きっとまた現われることでしょう。気になります。

ウズラカメムシ(カメムシ科)

 左、一枚目の写真は二の池縁から南方向を見たビオトープの様子。ガマの葉茎が伸びて、ブラインド状態になってきています。セリやミゾソバ、シロチメグサの葉もずいぶん繁ってきました。緑が濃く、拡がりを見せるようになり、初夏のイネ科の穂も数多く出てきています。二枚目の写真はスズメノカタビラの花穂、三枚目はチガヤ、四枚目はイグサです。上の写真はこのビオトープでは初めての登場だと思いますが、ウズラカメムシ(カメムシ科)で、10mm近くの体長で頭部のやや尖がった形をしています。イネ科の葉に着き、汁を吸います。

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最終更新日 : 2009/07/18

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