No.271 〜 No.275

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No.275 2009.07.11(Sat) 09:00  曇り/晴れ 水温 26.0 ℃  気温 27.0 ℃

 小学校は一学期の最終土曜日になりました。来週の金曜日にはもう終業式です。夏休みはすぐそこまでに近づいてきています。相変わらず梅雨空はっきりしない雲の多い天気になっています。来週あたりには梅雨明けの青空が拡がるでしょうか。ビオトープ内はミゾソバの葉が幅を効かせ通り道を塞ぐぐらいになっています。ぽつりぽつりとピンク色の花も見られるようになりました。拡がり過ぎると刈り取りが必要になるでしょう。ジュズダマの株が例年になく大きく育っています。

 アラカシの樹にキアシナガバチが巣を作っていますが、先週より一回り大きくなっており、子守をする働きバチの数も増えてきていました。もう少ししたら子ども達への危害も考え、駆除の対象になるでしょう。 下の写真、解かるでしょうか?。ジュズダマの葉上にツユムシ(ツユムシ科)が乗っかっていますヨ。キリギリスの仲間の虫です。

ジュズダマの葉上のツユムシ

 きょうの写真。一枚目はジュズダマ(イネ科)の花穂。黄色の垂れ下がるものは雄花で、雌花はまだ見えません。二枚目はオオニシキソウ(トウダイグサ科)の花、2mm弱の小さな花ですよ。三枚目はクマバチ(コシブトハナバチ科)。珍しく花ではなく葉っぱの上にいました。ずんぐりとした大きなハナバチで存在感があります。四枚目はショウリョウバッタ(バッタ科)の幼体。30mmほど。まだ翅が見えません。

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 No.274 2009.07.04(Sat) 09:00    曇り/晴れ   水温  25.0 ℃    気温 26.0 ℃

 7月に入りました。もう二週間もすれば小学校は夏休みになります。毎日が早く通り過ぎて往くように思います。先週の整備観察会で人の足で踏み倒されていた草も立ち上がっていて、いつもの表情で迎えてくれくれました。いくぶん背丈も伸びています。整備作業以降曇りや雨の日が続きましたが、きょうは少し青空も見られ、薄日も射しています。2日の6年生の理科の授業では、ビオトープに入り「食物連鎖」(命のつながり)について渋川ビオトープの会の会員さん3名が加わり学習会がありました。様子はホームページの“学校授業”のページに掲載しました。下の写真はトノサマバッタ(バッタ科)60mmぐらいの体長があり、巨大です。がっしりとした体格の大型のバッタ。普通年1回の発生だが、暖かい地方では6月頃と、秋の2回発生するようです。河原など広い草地のある場所に多く、ひじょうに敏感で近づくと飛んで逃げる。羽はかっ色のものが多いが、胸は緑色から茶色までいろいろな型がある。

トノサマバッタ (バッタ科)

 きょうの写真。一枚目、キアシナガバチ(スズメバチ科)の巣と子守をする働きバチ。二枚目はガマ(ガマ科)の穂が出始めました。上部細長い尖ったように見えるのが雄花序。下部の太めなものが雌花序になります。三枚目、セリ(セリ科)の花。四枚目、散水用の水栓の横に花を咲かせたセイヨウアサガオの一番花です。秋遅くまで咲き続けます。

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No.273 2009.06.27(Sat) 09:00    晴れ   水温  26.0 ℃    気温 27.0 ℃

 一週間前の天気予報では曇り空、雨の予報も出ていましたが、数日前からは晴れの予報に変わっており、予報通り、暑いぐらいの晴れの天気になりました。きょうは今年度第一回目となるビオトープの整備観察会を実施することができました。予想を越えた60名近い参加者があり、感謝しております。前半をビオトープ内の生き物調査、観察会にあて、参加者全員で虫取り網やタモを持ち込んだりして生き物の捕獲を試みました。参加者持参の図鑑や、小学校で準備していただいたもので照らし合わせて名前を調べたりしました。後半は、整備作業で外来種植物の駆除を中心に草取り作業をしていただきました。相変わらずセイタカアワダチソウ・ヒメジョンが出ていたり、ブラジルチドメグサが繁茂していました。完全な駆除の難しさを痛感しています。詳細はHPの新着情報で、画像を入れて掲載していますのでご覧ください。

外来種植物について話をしています・・・。

 きょうの写真。一枚目は二の溜まり観察デッキ脇に出ていたネジバナ(ラン科)の花。以前は数株出ていましたが、今年は一株しか見られていません。二枚目はアオモンイトトンボのヤゴ。三枚目はメダカに比べるとやや大きめ。で、何だろう調べるとコイ(鯉)の稚魚でした。四枚目はきょうの作業後のビオの景観です。着手前、ヒメジョンの白い花が目立っていましたが、コレに関しては一掃されたようです。整備観察会に参加いただいた皆様にはお疲れ様でした。8月29日の第二回整備観察会もヨロシクお願いします。

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No.272 2009.06.20(Sat) 09:00    曇り   水温  23.0 ℃    気温 24.0 ℃

 やや風の強い曇り空の朝になっています。雨雲が早く流れて往きます。雨が降り出すようなことはないでしょうが、遅くには雨が降り始めることでしょう。週明けからは梅雨らしい湿度の高い雨の日が多くなるとのこと。乾ききっているビオトープの緑には恵みの季節の雨となることを期待しましょう。ビオトープに出ていホタルブクロがたくさん花を着けています。水が少ないこともあって、葉は赤茶けて小さく、花は例年より小さく思います。池の水を抽水する植物群は夏の繁りを見せ、うっそうとしていますが、通路は草も少なく乾ききっています。

ヨメナの花に雫・・・・

 きょうのビオの生き物達。目に着く大きなモノの姿は見られませんでした。二枚目は体長さ4mmほどのムネアカサルハムシ(ハムシ科)。三枚目は最近よく見かけるサンゴジュハムシ(ハムシ科)いずれも食草となる葉っぱの木、草をビオトープでは見ないのですが、何処からか迷い込んできているようです。四枚目はツバメシジミ(シジミチョウ科)。ヤマトシジミと同じく、此処のビオトープではレギュラー的存在になっています。

 この日、草津小学校では昔から存在していたコンクリート池をリニューアルした、ビオトープの完成式が行われていたようです。この池はおよそ50年前から在ったもので、近年の小学校の全面改築の際に取り壊される運命にあったものです。巧く運用されれば渋川小学校のビオより規模が大きなものになりそうです。

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No.271 2009.06.13(Sat) 10:30    曇り/晴れ   水温  24.5 ℃    気温 26.0 ℃

 近畿中部域も先日梅雨入りしたと発表がありましたが、発表早々雨が降ることはなく、きょうは薄曇りながら、晴れ間も出そうで蒸し暑さを感じます。今日のビオトープは10時半で26℃で既に夏日の気温になっています。トンボの羽化がさかんに進んでいるようですが、その瞬間や成体の姿を観ることは稀です。羽化をすると何処かへ行ってしまうのでしょうか。羽化は早朝に行われるようで、なかんかその場に出遭うことは実際のところ難しいようです。下の写真は最近羽化を終えたヤゴの抜け殻を並べてみました。右の体長55mmほどのモノはクロスジギンヤンマと思われます。少し色の濃いモノはシオカラトンボ。左の小さな2個はアカネ系のモノでしょう。並べる大きさの違いがよく解かります。

トンボのヤゴの抜け殻比較

 きょうの写真、一枚目はクロスジギンヤンマと思われるヤゴの抜け殻。ヤゴの多くは三の溜まり(池)からよく出ています。二枚目はカワヂシャの花。5月中旬頃から出ている水辺の花です。三枚目はよく目にすることができるベニシジミ。色が濃く、既に夏型といわれる個体が出回っているようです。四枚目は前号のビオトープ通信で掲載したもので、子グモをたくさん背中に乗せたコモリグモ科の写真がありましたが、キバラコモリグモとしたものは「サツマノミダマシ」という名前のクモと判明。お詫びして、訂正します。この画像では、卵嚢をお尻に付けているのが見えます。

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 Copyright (C) 2004 
最終更新日 : 2009/07/17

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