No.351 〜 No.355

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 No.355 2011.03.12.(Sat) 09:00   晴れ    水温  5.0 ℃  気温 4.0 ℃

 昨日の東北地方太平洋沖地震(東北・関東大地震)には驚かされました。追っかけ中越での地震。ただただ自然の驚異を受け入れるだけしか出来ない小さな人間が見えました。今回の地震では大津波が被災規模を数倍にも大きくした結果になりました。地震に対する備えは日本人ならそこそこ出来ていた筈のものが、津波に対する警戒心は薄かったようです。内陸部に住む滋賀県人はもっと地震にも津波にも、また台風にも警戒心を持たなければなりません。災害の少なさが人の気持ちを甘くさせています。改めて意識を高く持つようにしたいものです。被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。何事も無かった滋賀の地に感謝!。

地域協働合校事業 花植え体験の様子

 ビオトープは先の整備作業から一週間が経ち、静かに鎮まりかえっています。透明度のある水が池に注ぎ込んでおり、底まではっきり見えます。メダカの姿があります。モノアラガイが這った跡が見えます。しかし他の生き物の姿はまだ見つけられませんでした。例年より一ヶ月ぐらい遅い感じがしますが、寒水仙が咲き揃っていますヨ。左の写真の一枚目は八重の水仙。三名目は本来の日本水仙です。二枚目はサンシュウの花。まだ蕾の状態です。沢山の花が集まった集合花です。四枚目は正面玄関先のサザンカの花。只今満開。コレも例年より一ヶ月は遅い満開時を迎えているのではないでしょうか。上の写真は地協の事業の一つ。

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No.354 2011.03.05.(Sat) 09:00   曇り/晴れ    水温  6.0 ℃  気温 5.0 ℃

 寒の戻りで一昨日、昨日と未明に雪が舞い両日ともに朝方は2cmほどの積雪になりました。きょうはやや寒さを感じるものの晴れ間もあり、春先の整備作業の日にしては上々の天気でした。きょうの出席者数は42名。小学生6名、高校生1名、教職員8名。ビオトープの会会員27名でした。狭いビオトープ内の作業をするには少し過多なようですが、有り難いものです。今回のメイン作業は池の泥揚げ。そして植木苗の移植になりました。木柵を増設することを計画に入れていましたが半日のスケジュールでは無理がありました。柵の修理を含め次回に延ばすことにしました。泥揚げ作業は池に入り、バケツに泥を入れ小運搬でビオトープの外にあけると言うもの。下半身泥まみれになりながらの作業をありがとうございました。

作業前のミーティング風景

 きょうの写真から。上の写真は作業着手前のミーティング。挨拶と注意事項の伝達をしている様子です。右の写真一枚目は、泥揚げ着手前の二の溜り。一応昨夜から水を抜いていました。二枚目は泥揚げ途中で採取した生き物達を容器に避難させています。三枚目はエラ部分が傷付いていますが、これはタナゴ。他に採取できた生き物はメダカ・ドジョウ・フナ・モロコ・ヨシノボリ・スジエビ・ムズムシ・シオカラトンボのヤゴ。貝類はカワニナ・タニシ・モノアラガイ・マシジミ。池の外ではマンサクの花が満開状態でした。サクランボの蕾は膨らみかけ、今年は非常に少ない。

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No.353 2011.02.19.(Sat) 09:00   晴れ    水温  5.0 ℃  気温 4.0 ℃

  2月19日、きょうは暦で言うところの二十四節季の一つ「雨水」。“氷雪解け雨水温む・・”頃とか。一昨日は春一番を思わすような暖かな雨が強く降りました。その後、やや寒くなり今朝はよく冷え込みビオトープの池の一部でも氷が張っていました。下の写真がそうですが、鏡面のような氷ではなく、波打った形で凍っていました。小さな池では珍しい現象かと思い写真に撮りました。これからは三寒四温を繰り返しながら春を迎えることになるでしょう。

波打った形の池の氷

 きょうの写真、一枚目は「雨水」の日のビオトープの空。久振りに見通しのよい青空が拡がりました。陽の光が暖かく感じます。二枚目はサクランボの花芽。と、言うよりか立派な蕾です。昨年は3月上旬の整備作業の折には開花していました。今春は少し遅れるでしょうか。サクラの花に先がけてサクランボの花は咲きます。三枚目は、今季初めてメダカの姿を観ることができました。水温がまだ5℃、動きはあまりありません。四枚目はカエルの死骸が水底にありました。大きさはトノサマガエルの成体ぐらいですが、模様からウシガエルの幼体と思われます。一昨日の暖かさで、水温も上がっていましたが、冬眠から醒めて地表に出てものの今朝のように冷え込んだために凍え死んだのでしょうか。何れにしろ、ウシガエルなら生き伸びてくれなくて良かったかと思います。

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No.352 2011.02.12.(Sat) 09:00   晴れ/曇り    水温  1.0 ℃  気温 2.0 ℃

 立春以降春めいた暖かさを感じた日もありました。しかしまだ2月中旬に入ったばかり。直に春がやって来ることはなく、今日も三の池では薄氷が張っていて寒く冷えた朝になっていたことが解かります。それでも風が無ければ太陽の光には暖かさがあります。ビオトープは池の中、外共にいまだ生き物の気配が感じられません。池の透明度はよく水底が見えるのですが、底をモノアラガイの這った跡すら観ることはありません。3月5日(土)に整備作業を実施します。今回の作業では池の水を抜き、溜まった泥を揚げようと計画しています。6日が「啓蟄」。暦通りに虫達に出逢えるでしょうか。眠っていた池の生き物達にも起きてもらって、モニタリングが出来たら良いでしょう。池の泥揚げは4年振りになるのかな。

プランター植えのノースポール

 上の画像、プランター植えのノースポールの花。この冬の寒さのせいか、例年より花の開花の絶対数が少ないですね。葉は紅く霜焼けし、成長も良くありません。右の写真一枚目はようやく咲き揃いかけてきた水仙越しに見た一の池方向の景色。二枚目は白化してなお残るジュズダマの枯れ穂。三枚目はドウダンツツジの実殻と春を待つ新芽が一つの小枝に見られました。四枚目は唯一の生き物。ユスリカだと思います。まだ落ちきっていないクヌギの枯れ葉に止っていました。彼等にとってはもう春なのでしょうか。

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 No.351 2011.02.05.(Sat) 09:00   曇り/晴れ    水温  2.0 ℃  気温 3.0 ℃

 一昨日が「節分」、昨日は二十四節季の一つ「立春」でした。“春の気始めて立つ”とされています。節分前までは厳しい寒さが続きました。北日本や日本海側の地方は記録的な積雪になったと報道されていました。文字通り季節を分けた「節分」になり、立春を迎えました。このまま春に・・・・。まだ2月に入ったばかり、どうなるでしょうか。1月30日、31日も冷え込みは強く、琵琶湖岸の枯れた草木に、風であおられて舞い上がった波の飛沫が凍りつき、面白い氷の芸術品を見せてくれました。下の画像がソレ。大きな氷柱で30cm以上にも育っています。「氷柱」と書いてツララとも読みますが、コレは正に氷の柱と言えるでしょう。吹き付ける風は冷たかったです。

琵琶湖岸、波しぶきの贈り物 氷の芸術品

 きょうの写真から、一枚目はミゾソバ(タデ科)の葉っぱです。三の溜りの縁に生きていました。と、言うのは本来ミゾソバは一年草本の雑草で、冬には枯れて姿を消してしまっている筈なんですが、昨年の晩秋の名残りを引きずってか、しっかりとした茎や葉っぱを保っていました。昨季を引きずるものとして、二枚目の写真のカワヂシャ、茎や葉はずーっと緑のまま導水路を塞ぐように生きてきましたが、まさか花まで着けているとは思いませんでした。今季は寒い冬だと言うことですが自然を観る限り、そうでもないようにも思います。三枚目は水仙。花全体が薄い黄色を帯びて妙な感じがします。四枚目はミツマタの花芽。

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最終更新日 : 2011/04/23

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