No.361 〜 No.365

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 No.365 2011.05.21.(Sat) 09:00   曇り/晴れ   水温  18.0 ℃  気温 19.0 

 比叡・比良山系の山並みは稜線だけで薄っすらとシルエットとして浮かんでいます。スッキリとした晴れの天気ではありません。湿度は高め、不安定な一日になりそうですよ。9時の気温は19℃。気温以上に蒸し暑さを感じます。きょう21日は暦で言うところの「小満」。陽気盛んになり、万物ほぼ満足する・・・って頃だそうです。郊外へ車を走らすと田植えが終りかけている一方で麦畑の麦がそろそろ褐色を呈してきています。ビオトープに足を踏み入れるとカエルらしき生き物が池に飛び込む音が聞こえます。大きな音、小さな音と様々で、正体のカエルの種が気になります。大きな音はやはりウシガエルなのか?・・・。今、池の中ではやや大きめのメダカが腹部に卵を付けて泳ぐ姿が観られます。卵や子メダカがウシガエルの餌食から逃れられるか、狭い池の環境が少しばかり哀しく思えます。。。。

腹部に卵を付けて泳ぐメダカ

 きょうの写真、一枚目はキショウブの花がピークを迎えています。滋賀県の特定外来種で駆除対象植物ではありますが、毎年間引きながら数を増やさないよう気をつけながら“外来種”について学ぶ材料としています。二枚目は柚子の花の蕾。ナミアゲハなどが飛来していますよ。三枚目はアカツメグサの花が咲き始めました。N先生の置き土産(?)。四枚目はヤマモモの実ですが、まだ完熟には時間がかかりそうです。ビオトープにはちゃんと雌の木、雄の木が在ります。(雌雄異株の木です)

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No.364 2011.05.14.(Sat) 09:00   晴れ   水温  19.0 ℃  気温 20.0 

この週は、なんだかよく雨が降った感じがします。火曜に始まり、木曜までたっぷり三日間。相当量の雨量になったようです。日野川上流日野町にある橋の柱脚が激流に傾いたニュースがありました。今日現在琵琶湖の水位は+51cmだそうで、南郷洗堰は全開で下流域に放流されています。しかし、しばらくは晴れの天気が続きようで今度は一転、乾燥状態で水不足になる危険性もあるとか・・・。適度に雨が降り、適度に晴れてくれるってことがなくなりました。一度降った雨は熱帯性の強い雨になり、気温はそんな熱帯地域を上回るような高温を示す環境になっています。50年前では考えられない異常な事態になっていることは確かです。公の発表は絶対に在り得ないわけですが、気付いているのかなあ〜国民は・・・。そんなことを想うこの頃の天気です。この夏、スーパークールヴィズで耐えられるかな。

キショウブが咲き出しました・・・

 きょうの写真、右一枚目はヤナギに着いていたカレハガの大きな幼虫を咥え舞い降りたヒヨドリ大の鳥。嘴がカラスのような形をしていました。名前は?。二枚目はヤンマ系のトンボでしょうか。シラカシの繁みに居ました。フタスジサナエ(サナエトンボ科)に似ていますが確証がありません。三枚目はシロツメグサの花に来たコハナムグリ(コガネムシ科)です。四枚目はアラカシの雌花。来シーズンのドングリに育ちます。上の写真は二の溜りの縁で咲き始めてキショウブ。

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No.363 2011.05.07.(Sat) 09:00   曇り   水温  17.0 ℃  気温 18.0 

 暖かな土曜日の午前になっています。午前10時には気温は20℃にまで上っていました。風薫るです5月の始まりです。昨日6日は暦でいうところの「立夏」。初めて夏の気配が立つ、とか。ここのところ中国大陸からの黄砂の影響で晴れの日でも見透しが悪く、花粉以上に空気を汚していました。こんな日は外出するのが億劫になります。このGWの連休中、黄砂の中琵琶湖岸ではBBQを楽しむ人達が沢山見られましたが、果たして美味しく食べられたでしょうか。校庭のサクラはすっかり新緑の若葉に変わっています。楠木の葉が盛んに新しい葉との入れ替えをしており、秋の枯葉のように古い葉が風に舞っていたりします。ビオトープでも新緑が日一日と進んでいますよ。

一の溜りを視線を低くして見ました・・・

 今日の写真、上の画像にもあるキショウブの花茎が伸びてきており、蕾が膨らんできていました。来週には咲き始めているでしょう。左の写真の一枚目はミゾソバ、セリで、溜りの中でも緑が繁り始めてきています。二枚目は今シーズン初お見えのアオモンイトトンボ。まだ未熟体で赤い色をしています。三枚目はヒメバチの仲間かと思われます。四枚目は二の橋の下から顔を出したウシガエル。後ろ足の水掻きがやたら大きく感じます。ザリガニがいないので、その代りのメダカやヤゴが餌食になるのではと心配でなりません。抱卵するメダカの姿を見るだけに、このカエルに早々に退散してもらいたいものです。捕獲が可能なら早急に対処しなくては・・・。

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No.362 2011.04.30.(Sat) 09:00   曇り    水温  12.0 ℃  気温 13.0 ℃

 4月もきょうで終り。昨日からGWに入りました。当渋川学区は昔から5月3日が氏神でもある伊砂砂神社の祭礼日になっています。新しく渋川の住民になり日が浅い方々には馴染みがないかもしれませんが、連休の真っ只中の祭礼で、従来からの渋川の人々にとっては祭礼優先を考えれば、連休は利用のしにくいものになっています。地域の人達の祭礼に対する思い入れがどれだけのものか計り知れませんが、とれたてて珍しい催しや神事がある訳ではなく、素朴に伝えられてきているものです。それだけに他所から人が集まるようなものでもなく、華やかさがあるわけでもありません。魅力に欠けるのは事実で、渋川住民が進んで参加することも少なくなってきていることも確かです。50年昔の渋川の自然を復活させようと大前提ががビオトープにはありますが、地域の祭礼や季節の歳時記も取り戻すことが出来たら良いと思うのですが、如何でしょう。

水の温みで、ミズアブも出現するようになりました

 きょうの写真から、一枚目はGWに入ってビオトープに姿を見せる子ども達もあります。網を持って、メダカ捕りだとか。オイオイ!。まァ〜いいか。石を池に放り込んだりしないでくれヨ。二枚目は珍しいですよ、白色のカラスノエンドウの花。幾つか出ています。三枚目はこの3月に植栽した「クロロウバイ」の花の蕾です。なんとも怪しい色が魅力的です。開花は数日先あたりでしょうか。四枚目はイロハモミジの花に給蜜に来たミツバチ。セイヨウミツバチのように見えます。

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No.361 2011.04.23.(Sat) 09:00   雨    水温  14.0 ℃  気温 15.0 ℃

 4月も残すところ、週明けからの一週間になってしまいました。GWは間近、新学期が始まったばかりの子ども達はこの休みをどう思っているのでしょう。サラリーマンの中には10連休と言う人もいるそうですよ。昨日のお昼ぐらいから降り始めた雨が、きょうもしとしと続いています。3月は晴れの日が多かったのですが、4月になり雨の日が頻繁にあるように思います。先日20日は暦でいうところの「穀雨」でした。百穀春雨に潤うと言われます。春の暖かな雨に芽吹いた木樹も、郊外の麦畑の麦も、精気を得て勢いを増し、日毎茶褐色だった冬の木肌や地表を緑に変えて往きます。ビオトープの池の中では葦が水上に顔を出し、真っ直ぐにすくすく伸びてきています。こういった春の光景は自然の逞しい力を感じることができ、好きな時期でもあります。

池(溜り)の中も緑が・・・・

 きょうビオトープ、隣接用水路は農業用の水路でもあり、先日から田んぼへの給水が始まり、水位が上げられています。そのせい?、ビオトープの溜りにウシガエルの影を見てしまいました。産卵に来た?。昨年春もでしたが、メダカやヤゴが激減してしまった二の前になる可能性があります。困った!。捕獲をしなくては。。。。きょうの写真は左一枚目はアシナガグモの仲間。雨やどりをしているようです。二枚目はイロハモミジの花。三枚目はコメツブツメグサの花。四枚目は、実を結んだサクランボの様子。今年は数が少ないです。

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最終更新日 : 2011/10/07

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