No.421 〜 No.425

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 No.425 2012. 9. 9(Sat) 09:00   曇り  水温  27.0 ℃  気温 28.0℃ 

 今朝のビオトープは、白く濁った水で満たされていました。昨日の夕方に激しい雨が1時間以上続き降ったことが原因かと思われましたが、隣接用水路の水は常地下湧水を導水しているために滅多に長時間にわたり濁り水になりことはありません。では何故?・・・小学校グラウンドの南側に隣接する旧農短大跡地での、住宅団地開発に伴う地盤整備工事で掘削した穴に溜まった水を、当用水路に排水しているためと判りました。汚染土壌で問題視されていた土地からの溜まり水の排水と思われ、ビオトープに注水していることから生き物たちへの影響が気になりました。単なる濁水だけなら良いのですがネ。今朝は気温がやや下がってきた感はありますが、湿度が高く蒸し暑さを感じます。秋風を感じるにはまだ早いのでしょう。ビオでの小さな秋も見つかりません。

一の橋上に留まったシオカラトンボ♂

 きょうの写真、左一枚目は濁水で満たされた二の池の水の様子です。こんなに濁った水が入ったのは始めて。二枚目はツツジグンバイムシ、2mmに満たない小さな虫ですよ。三枚目はお馴染みアオモンイトトンボ。まだ池の中にはザリガニが居るようですが、昨年の同時期に比べると絶対数は少なく、今季はヤゴやメダカも生き延びているのかも知れません。ザリガニ駆除も続けなければなりません。四枚目は体長14cmほどになったカワムツ(コイ科)のようです。ザリガニの捕獲トラップに紛れ込んでいました。しかし、こんなのは初見。ブラックバス同様に誰かが入れ疑いもあります。

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 No.424 2012. 9. 1(Sat) 09:00   晴  水温  29.0 ℃  気温 30.0℃ 

 9月になりました。9月1日、暦で言うところの「二百十〇日」と思いつきましたが、今年はうるう年で昨日の8月31日がその「二百十〇日」だったようです。立春から数えて二百十〇日目、台風による風水害がこの時期に多いと言うことで、人の生活にも影響を及ぼすこともあり注意を促したもの。新学期、子ども達の二学期は先の月曜日から始まっています。先週の土曜日は新学期を前にしたビオトープの整備作業を実施しました。一週間後の今日、既に刈り取られた夏草を追うように新しく草の新芽が出てきているのに驚きました。気温は高くまだまだ真夏の様子を呈しているビオトープです。整備作業の後、開けた池の水面にシオカラトンボやクロスジギンヤンマが飛び交い、産卵するシーンも観られましたよ。しかし一方では、整備作業の日にアメリカザリガニも目撃されていたため、職員さんにトラップの仕掛けをお願いしておいたところ、カゴ中に2匹が入っていました。このぶんだとまだ数匹は居ると予想され、産卵で数を増やさないようにするとともに、冬までに退治するようにしなけらばなりませんネ。駆除しなけらば!

ヤマトシジミ 食草のカタバミの葉に産卵?

 きょうの写真から、右一枚目は整備作業後一週間目のビオトープの様子。二枚目は何処から来たか解らないですがタカサゴユリが蕾を付けていました。三枚目は産卵にやってきたクロスジギンヤンマ。昨年の夏はザリガニの大発生のためメダカやヤゴまで餌食になりました。この夏はイトトンボも復活してます。ビオはこれでなくっちゃ!・・四枚目はスイレンにコハナバチの一種が。

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 No.423 2012. 8.25(Sat) 09:00   晴  水温  28.0 ℃  気温 29.0℃ 

 お盆をはさみ、2週にわたりビオトープからのレポートをお休みさせていただきました。夏の2週間も現地を観ないでおくと草木の変化はかなりのものです。背丈を増し、ボリュームも増しています。小さな子どもならその影で見えなくなるほどになっていました。きょう25日はPTAさん達と6年生が登校し、新学期前の学校一斉環境整備が行われました。ビオトープでもこの事業に共催するかたちでビオトープの会の皆さんも含めて夏草採りの整備作業を実施しました。綺麗さっぱり刈り取られて池を繋ぐ川の水面も現れ、清涼感が漂うビオトープに仕上がりました。毎回の整備作業で毎回後悔するものとして草の刈り取り過ぎがありますが、今回も同様で残しておきたい植物が消えていたところがありました。

整備作業前のビオトープの様子

 きょうの写真左一枚目は、整備作業前の観察会時に捉えた生き物から、ベニシジミ。二枚目はツマグロヒョウモンの♂。三枚目は作業後の池の水面に現れたアオモンイトトンボ♂。四枚目はコノテガシワの葉蔭に営巣してしまったアシナガバチ。既に長手方向に10cm以上に大きくなった巣にたくさんの働き蜂が舞っていました。夏休み中にこのようにして巣を作られると、発見が遅れて除去のチャンスを逸してしまうことがあり、このような大きさになるまで放置することになってしまうことがあります。週が変われば、例年よりやや早めの新学期が始まります。子ども達の好奇心をあおる前に除去するように職員の方にお願いをしておきました。

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 No.422 2012. 8. 4(Sat) 09:00   晴  水温  30.0 ℃  気温 31.0℃ 

 真夏の挨拶、とにかく暑い毎日が続いています。しばらく夕立の様子もなくビオトープは乾いています。珍しく滋賀県にも乾燥注意報が出ていましたヨ。琵琶湖があるため滅多に乾燥注意報は出ないのですがね。週が変われば、暦では「立秋」を迎えます。果たして秋の気を感じる日が訪れるのでしょうか。今日は気温が高いもののやや乾いた風が吹いており、ポプラの木陰は実に心地良く感じました。先週レポートしたヤマボウシの葉っぱが既に半分以上枯死していました。半分が緑を保っていますが助かるでしょうか。今後の潅水の如何に懸かっているでしょう。みんなが気が付けば、潅水を施してやって欲しいと思います。そしてブラックバス駆除に協力してください。僅か1匹だと思われますが、30cmほどの大きさがあるようで、食欲を満たすメダカはそんなに居ないのがどうなのか・・・心配です。

まだ若そうなショウリョウバッタ

 日中は暑くて、池以外で生き物の姿を見ることが希になっています。そんな中見つけた貴重な今日の生き物達は上のショウリョウバッタ。まだ小さいです。右の写真二枚目はツバメシジミ。少し傷んでいますよ。三枚目はササグモ。水上に目立っていたクモの姿を観なくなりましたね。ブラクッバスの餌食になったか。四枚目はアカガネコハナバチだろうか?・・・触覚が長い!。。。 8月25日の土曜日は第二回目となる整備観察会です。皆様の参加をお待ちしております。

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 No.421 2012. 7.28(Sat) 09:00   快晴  水温  31.0 ℃  気温 32.0℃ 

 午前9時のビオトープ、気温は既に32℃になっています。今朝未明からロンドンオリンピックの開会式が行われていました。ご覧になりましたかあ〜。ロンドンのこの時の気温は夏とは言へ18℃ぐらいだとか、快適なスポーツ日和が期待できる気候だそうです。好記録が伝えられる大会になるのでしょう。これからしばらくはオリンピックの話題が中心になるであろう夏休みになります。それにしても酷く暑い日になりそうな空ですヨ。雲の無い青空、日差しを遮るものはなくガンガン頭部や背中を陽に射抜かれるような想いです。こんな陽気で、春に植樹したヤマボウシの木が潅水不足で瀕死の状態になっています。夏休みではあるものの教職員は出校されている筈、誰か潅水を心がけて実施して欲しいですネ。ヨロシクお願いします。

メダカの数が回復しています・・・

 昨年と違って、幸いなことにザリガニの姿が無く、メダカの数が濃くなってきているように思います。ブラックバスを先週観ているのですが、今日はその姿を観ていません。潜んでいるのか、駆除してくれたのか?・・・居なくなって欲しいですね。左のきょうの写真、一枚目はシオカラトンボの♀。二枚目は何度目かのスイレンの花の開化。三枚目はカワヂシャの花。四枚目が瀕死寸前のヤマボウシの木。既に葉っぱがシワシワカサカサになっており、潅水をしても助かるかどうか解らない状況にあります。小学校の校庭は木が育たない不良地ですヨ。

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 Copyright (C) 2004 
最終更新日 : 2012/12/15

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