No.466 〜 No.470

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 No.470  2013.08.31(Sat)  9:00   曇り  水温  29.0 ℃  気温 30.0℃ 

 8月の最終日、最終土曜日。小学校の二学期は既にこの月曜日から始まっています。明日の日曜日は9月1日の二百十日になります。台風15号が熱帯低気圧になったものの近畿圏を通過しそうです。台風がもたらす降雨もそうですが、近年は異常降雨による水害、土砂災害のニュースを頻繁に聴くようになりました。まだ自然現象までをコントロールすることは出来ません。せめて「生きる」ことの防災の意識を常に持っていたいものです。9時、空はどんよりとした曇り空です。雲の流れが早いわけではないですね。湿度の高い空気が素肌にまとわり付くようです。額から汗が滲み出ます。光線の加減か、池の中のメダカの姿を捉えることが出来ません。ザリガニも見ないのですが、どうしたのでしょうか。この夏を通して言えることですが、生き物の姿が極端に貧弱になったように思います。暑かった・・・・・からでしょうか。

南から北方向をみた 全景

 きょうの写真から、右一枚目は二の溜り縁にタマスダレの花が咲き始めています。こらから晩秋にかけて繰り返し花を見せてくれるでしょう。二枚目は柚子の実、直径が3cmぐらいになってきていると思います。指先の太さは2cmほどありますよ。三枚目は花壇からの画像で、チャバネセセリですが、よく似たイチモンジセセリと混ざって幾頭も花の蜜をアサっていました。四枚目はアオモンイトトンボの♀。ビオトープの三の溜りの縁で見つけました。この夏二回目の遭遇です。以前は何時でも頻繁に観ることが出来たものですが、前述の通り昨今は生き物すら目にすることができないでいます。ザリガニの影響は確かなようです。

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 No.469  2013.08.24(Sat)  9:00   曇り・小雨  水温  26.0 ℃  気温 27.0℃ 

 二週間以上にわたり猛暑日の日が続いていたように思いましたが、今日で途切れることになるでしょうか。小雨交じりの土曜日、きょうの午前中はビオトープの整備観察会の実施日になっています。小学校の夏休み最後の土曜日で学校全域での一斉整備作業が行われるのに併せ、ビオトープの夏草採りの作業もしています。早朝まではそこそこの降雨でしたが、作業を始める少し前の8時過ぎ頃には小雨になり、その後雨は止みました。少し涼風が吹きぬけ、作業をするうえでとても好天気になったように思いました。昨日は暦で言うところの「処暑」でした。猛暑日と今日でお別れできたらいいのにネ。そんなことを思いました。この雨の後、月末までまだ猛暑日の日があるでしょうと天気予報で言っていました。

ツマグロヒョウモン ♂

 今朝の雨で整備作業の実施か否かの結論は、参加者の集合を待ち判断されました。幸い小雨模様になり、外部作業に当たるビオトープ担当のPTA“ふれあい部”さん達も多く集まっていただいており、今回は草取り作業に限って実施することにしました。で、きょうの写真左一枚目はビオトープ一の溜りの作業をするPTAさん達。二枚目は隣接水路の深みに居たミシシッピーアカミミガメ、また誰かが入れたものと思われます。甲羅だけの大きさは23cm×30cmほどあったように思います。三枚目はクサネム(マメ科)の花が咲き始めています。四枚目は作業後のスッキリしたビオトープの全景です。

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 No.468  2013.08.17(Sat)  9:00   晴れ  水温  30.0 ℃  気温 31.0℃ 

 小学校の夏休みは残すところ9日になりました。しかし何時までたってもこの夏の暑さは鎮まりそうになく、もっと休みが続けば良いと思う者は多い筈でしょう。来週土曜日は新学期前の環境一斉整備が行われ、ビオトープもコレに併せて本年度2回目の整備作業を実施します。簡単な夏のビオトープの観察会の後、外来種の駆除、雑草の間引きなどを重点的に行います。しかし暑く雨の降らない毎日が続いています。明らかに潅水不足で枯死寸前の木があります。管理が行き届かない夏休み、毎年のことですがどうにかならないものでしょうか。職員の僅かな配慮が欲しいところです。夏になると10年間ほぼ同じことを思い続けている訳でもあります。

ヨメナの花

 猛暑の毎日、やはり生き物の姿は稀です。生き物写真を撮ることが一つ楽しみにしている者にとって、毎週のレポートでこの夏ほどつまらなく思ったことはなかったでしょう。これから秋にかけてのビオトープを楽しみに待つことにしましょう。で、きょうの写真の右一枚目はシオヤアブの雌。肉食系のアブです。二枚目は同定は出来ませんがキリギリス科の幼虫だと思います。緑の草中に溶け込んで見つけられ難くしています。三枚目はイチモンジセセリ(セセリチョウ科)です。四枚目は秋を思わす雲が出ていました。真っ青な空とは言えませんが、雲との対比は間近に秋を感じる雰囲気があります。それでもポプラの緑の葉っぱは色濃く、暑さを現実に戻します。ふウ〜。

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 No.467  2013.08.10(Sat)  9:00   晴れ  水温  31.0 ℃  気温 32.0℃ 

 「立秋」が過ぎ、小学校の夏休みも早中盤に入っています。それにしてもこの猛暑、酷暑、激暑・・・午前9時の気温が既に32℃になっています。ゲリラ豪雨の様子も伝えるメディアは、何故この現象を異常気象と発言しないのか不思議です。確実に地球の温暖化が進み異常気象が頻繁化しているのに、認めつつも公表しないのは何故でしょう。何時起きるか解らない大地震の対策についての報道は国民にも見えてなされているが、身近になっているこの“異常気象”については国レベル、地球レベルでの対策が一般市民にはあまり見えてきてはいません。先進国にしろ経済の発展を望む背景には、環境活動と相容れないものが存在するからでしょう。経済活動が活発になればなるほど、地球環境にはマイナス影響が顕わになることを知っているからでしょう。

デッキ上のシオカラトンボ♂

 この夏の暑さのピークは何時ごろなんでしょう・・・。やっぱりこの地域では雨不足、水不足に違いないでしょう。ビオトープも乾いています。きょうの写真、左一枚目はエゴノキの果実。やや膨らみに欠けます。二枚目は水縁から出ているタデ科のサクラタデの花で、これから秋口の開花となります。三枚目はヤナギハムシの幼虫です。ヤナギの葉っぱの柔らかい部分を食べています。四枚目は隣接水路の溜まりですが7cmぐらいのブラックバスが数匹群れていました。

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 No.466  2013.08.03(Sat)  9:00   晴れ・曇り  水温  27.0 ℃  気温 28.0℃ 

 夏、真っ盛り!・・・毎日暑いです。と、言いながら来週7日は暦で言うところの“立秋”を迎えます。猛暑日やゲリラ豪雨の単語が毎日のようにテレビから聞こえてきます。また地域によっては災害が起きているのも事実で、異常気象を否定することは出来ないと思うのですが、あまり原因を追求することを表沙汰にされていません。今も北極海の氷原が消えつつあります。もっと地球の危機を訴えることに努めて欲しいものです。掘り下げてみれば発展途上国と先進国との利害関係が浮き彫りになり、やはり人の生活の我侭な発想が地球を駄目にしていることを賢者は知っている筈なのですが、それ以上については公にすることをあえてしていないように思います。ビオトープはたかだか50年ほどの昔を復元、再現しようと試みています。しかしその僅か50年昔の気象状況や人の生活形態は甚だ違ってきています。決して戻すことはできないとのではないでしょうか・・・そんなことを思う此の頃です。

ガマ(ヒメガマ)の穂

 暑過ぎて生き物の姿が稀です。やはり以前は夏と言えば生き物たちの活動も顕著に観られ、観察も容易でしたが今は探してもなかなか見付けられない状況にあります。きょうの写真から、右一枚目はオオモツヨイグサ。二枚目はヨメナの花が咲き始めています。池縁に毎年出ていますが、今年は草丈は低く、痩せた感じがあり花も小さいですよ。土壌が痩せてきていることが要因でしょう。三枚目はツマグロヒョウモンの雌。四枚目はクマゼミ。アラカシの枝で翅を震わせ鳴いていました。かつてこの地域ではアブラゼミの方が多く、勢力も強かったように思います。

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最終更新日 : 2013/09/07

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