今ビオ122
No.606 〜 No.610

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No.610  2017.04.01(Sat)  9:00    曇り  水温 6.0 ℃    気温  7.0℃

 4月1日です。新学期が始まろうとしています。入学式は10日に行われます。教職員さんに一部異動があり、ビオトープ活動に理解を示されていた教頭先生が出られました。精通度に関係なく、学校にビオトープが或ることに興味をもって、積極的に関わってくれるような職員さんが一人でも居ていただくことでビオトープの環境維持は違ったものになるはずです。この春休み子どもたちがビオトープで遊んでいるようですが、遊びの度が過ぎて縁石を池に落とし入れたり、木杭を投げ入れたり施設の破壊につながる行動が目につきます。せっかく植樹した幼木が無残に折れ倒されていたり。少しばかり残念な春休みになっています。水温む頃、水辺での遊びは楽しいでしょう。街中の身近に自然の無い環境に暮す子どもたちにとっては興味深い空間になっているようです。マナーとかの押し付けても考えものなのでしょうか。街中にも川や水路がありますが、コンクリートの三面張りであったり暗渠になっていたりします。学区内の伊砂々川、葉山川は容易に水辺に降りられる処はほとんどありません。ビオトープ内での遊び、悪戯も大目に看ることが必要なのでしょうか。

シダレヤナギの花穂 萌える黄緑色が綺麗です

 今日の写真から、右一枚目は、トサミズキの花。トサミズキは・・・ミズキ≠チて名前ですがミズキ科ではなくて「マンサク科」の植物です。二枚目はヒメコブシ(シデコブシ)マンサク科の樹、今にも開花しそうな勢いを感じる蕾の様子です。三枚目はサンシュウ、これはミズキ科です。花は既に咲き揃った感があります。四枚目はシダレヤナギの新緑を映す一の溜り、ショウブ(サトイモ科)と左手前のキショウブ(アヤメ科)の新芽の様子です。いよいよ池渕も新緑が目立つようになってきました。

 

 

 

 No.609  2017.03.25(Sat)  9:00   晴   水温 5.0 ℃   気温  6.0℃  

 春分の日が過ぎてずいぶんと日の暮れる時間が遅くなってきたように思います。朝の気温は低く、霜注意報が出ていました。寒気が入って来ていたそうですが、それも抜けて日中はよく晴れ、気温は上昇する予報です。平均して3月後半は気温が低めだと報じられていますが、コレが普通なのかも知れません。サクラの開花は4月に入ってからでしょう。新学年、入学式は4月10日です。ちょうど良い彩りを添えて新入生を迎えてくれることでしょう。ビオトープにはまだ野鳥以外に生き物の姿を観ることができていません。それでも木々の花は順番に咲きだし、冬枯れのセピア色の空間に彩りを与え、生き物の出現を待っています。華やかな4月を期待しましょう。

花壇のガーベラ

 今日の写真は木々の花の様子を並べました。一枚目、ようやく一輪二輪と開花した紅梅。世間の開花より少し遅いようです。二枚目、サクランボの花。今日で五分程度の開き様です。虫の姿が観えませんが、巧く受粉が進むでしょうか。赤い実の完熟が楽しみです。三枚目、ソメイヨシノ。まだ蕾が包萼を破り突き出て来たところ、やや膨らみを見せ始めたところです。四枚目、シダレヤナギ。やはり包萼が花芽に押し開かされ、めくれ上がってきています。先週から比べると確実に大きく膨らみ、ボリューム感が溢れヤナギの樹全体までを黄緑色に変えつつあります。ジンチョウゲ、サンシュウも花開きかけ。トサミズキ、ヒメコブシは蕾がまだ包萼に覆われたままです。ミツマタの苗木を3月はじめに植栽しましたが、開花の様子は感じられません。クロロウバイ、子どもたちに踏みつぶされてしまっていました。ユズの幼木も無残にも姿を変えてしまいました。

 

 

 

No.608  2017.03.18(Sat)  9:00    曇り  水温 5.0 ℃    気温  6.0℃

 昨日、小学校は第14回目の卒業式が行われました。開校以来卒入学式に来賓席の末席ではありますが座らせています。毎年その年年で子どもたちのカラーの違いがよく分かります。世の中の流れに敏感に反応して見せてくれます。ビオトープを遊び場にしてくれた子たちも学校を去りました。卒業後もたまには覗いてくれることもあるでしょうか。毎年想うことなんですがネ。今朝の空は曇り空、青空が見えそうで見えない薄い雲で全天覆われています。ここ数年に比べると3月の気温は低めで経過しているのでしょうか、未だにサクランボの花は開花していません。池の中でそろそろ芽吹き始めるヨシもまだ観られません。校庭のソメイヨシノの花芽はようやく膨らみを呈してきました。既に暦はお彼岸の入り、春分の日は明日。日中、日も長くなりました。

お馴染み、シジュウカラ

 今日の写真から、右一枚目は、春の芽吹きを待つビオトープの様子です。奥のシダレヤナギの細枝が緑味を帯びてきました。近づくと花芽が膨らんできているのが見られました。二枚目はサンシュウの花芽、幼花を守る萼片を押し開け出てきます。花は黄色い小花が30個ほど集まり、直径2〜3cmほどの小さな花房(散形花序)をつくって開花します。三枚目は少しずつ開き始めたジンチョウゲの花房。柔らかくグラデーションの効いたピンク色が可愛いです。四枚目は春先の力強い植物の目覚め、勢いを感じさせてくれるシダレヤナギの花芽です。遠く離れてヤナギの樹を観ると薄っすらと春の緑を感じることができるでしょう。新緑の溢れるビオトープはもうすぐです。生き物たちの姿も観られるようになることでしょう。新学期、入学式は4月10日、またビオトープにも新しい一年生を迎え入れて小さな自然を楽しみたいです。 

 

 

 No.607  2017.03.04(Sat)  9:00   晴   水温 4.0 ℃   気温  5.0℃  

 今朝早い時間は冷えて薄っすらと霜が降りていましたが、陽が出て来るとどんどん気温が上がってくるのが感じられます。9時には6℃まで上昇しています。今日は新しく春を迎えるためのビオトープの整備作業の日。風も無く暖かな作業日和になりそうでありがたいです。9時前に皆さん集合、PTAふれあい部の有志の方と子どもたち、教職員さん、地域の「ビオトープの会」会員さん、38名が作業に携わってくれました。枯草の除去や施設の修理、修復。植木への施肥、水路の泥上げなどを2時間ほどかけて実施することができました。以前に植栽して失敗したミツマタの苗木を1本植えましたヨ。本格的な春を待つ準備はできました。新芽が膨らみ、花が開き、若葉が萌える頃が楽しみです。生き物たちの姿も帰ってくるでしょう。きょう既に小さなクモ、ハムシの仲間の姿を確認しました。整備作業を終えた頃には気温11℃まで上昇していました。作業、お疲れ様でした。

膨らんだサクランボの花芽

 今日の写真左一枚目、整備作業着手前の様子です。枯草が池やその縁を覆っていました。二枚目、作業中です。三枚目は作業終了後の様子。スッキリしました。この時期早ければサクランボの花が咲き始めて観られことがあるのですが、今季は少しばかり遅れそうです。サクラの開花予報が発表されていました。やはり今季は少し遅いか、平年並みになるそうとのこと。近年が早い状況がつづいていたそうです。四枚目はマンサク(マンサク科)の花です。玖珠玉を割ってリボンが飛び出したような花です。昨年は花を観ず終いで春が過ぎて往き心配していました。きょう植栽したミツマタは蕾を付けていました。当たり前のようですが、このまま花が咲き、若葉を出してくれると願っています。

 

 

 

No.606  2017.02.25(Sat)  9:00    快晴   水温 2.0 ℃    気温 3.0℃

 2月最終週の土曜日。春一番の嵐が過ぎ去り、寒暖の日を繰り返し、少々気温が低くても陽が出れば非常に暖かさを感じます。今朝はそんな感じです。青空全開の快晴になりました。今日、明日は穏やかな日和が期待できそうです。比叡山に雪は見えませんが、比良山系の雪化粧をした景色はくっきりと青空の下に堂々と姿を見せています。来週土曜、4日は平成28年度最後の事業でビオトープの春を迎えるための準備、整備作業を実施します。枯草の除去や土砂上げ、施設の補修整備が主な仕事になります。木柵の老朽化で崩れているところも直したいですね。やがて卒業式を経て最高学年の子どもは去り、新入学生がまたビオトープに関わってきます。そのためにも学習のし易い環境を整えておきたいものです。生き物たちの豊かな姿が観られるようにしておきたいですね。ビオトープに興味をもってくれるような一年生が入って来てくれることを願っています。

紅梅 此処の紅梅はまだこんな感じ・・・

 今日の写真から、右一枚目は、太陽の光が注ぎ込み水温が上がってくると、一番に現れるのがアオミドロ。透明度のある水が溜まりをゆっくりと流れていますが、池底から伸びるようにユラユラ揺れています。一部水面に広がっているものもありました。二枚目はヤマモモの雄花の塊、花が咲くまでまだ時を要するみたいです。三枚目はセリの若葉、新鮮な緑が綺麗でした。四枚目はシジュウカラと思って撮りましたが、スズメでした。今朝はたくさんの野鳥を観ました。シジュウカラ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、キジバト、スズメ・・・ 世間では梅の開花が進んでいますが此処の紅梅はようやく膨らみかけたところです。

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最終更新日 : 2013/12/21