今ビオ
No.785 〜 No.790

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No.790  2021.10.09(Sat)  9:00     晴れ   水温 20.0 ℃     気温 21.0℃.

■季節の歳時記10月 8日頃
 七二候の一つ鴻雁来=iこうがんきたる)です雁が渡って来る頃。清明の時期に北へ帰っていった雁たちが再びやってきます。二十四節季は「寒露」

 

コロナ禍、非常事態宣言が解除され街には人の往来が増えて来ています。車も目立つようになり、渋滞も見られるようになりました。しかしかつての社会の動きに戻ることはないのか知れませんね。ウィズコロナ≠ヘ避けて通ることはできないでしょう。現行ワクチンのほかに、予防薬や治療薬が研究され世に出ようとしています。近い将来、今よりはもっと暮らしやすいコロナへの対応が可能になることでしょう。人はジッと我慢が必要かと思います。ビオトープ通信の配信を一回お休みすると状況レポートを2週間飛ばすことになります。半月の時間の経過は早く季節の進みは、待ってはくれません。オリンピック・パラリンピックが過ぎ、台風が往き、コロナ非常事態宣言も解除になり、MLB大谷翔平選手の活躍も目に出来なくなりました。小学校は10月末に運動会が開催されることになっています。

 
柿の色付き

 今日の写真右一枚目、百日草の花、長い期間花を咲かせています。いつもツマグロヒョウモンやイチモンジセセリを観ることができます。刈り取りが行われなかったら、まだしばらく寄って来ているでしょう。二枚目はイヌコウジュの花に吸蜜に来たヤマトシジミ。三枚目、イヌビワの実が赤く染まりました。人が食べることはないです。四枚目はこの時期にもう! ビワの花芽が付きき出しています。冬に花開き春には結実、初夏には熟果します。

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No.789  2021.09.25 (Sat)  9:00   晴れ  水温:21.0 ℃   気温:23.0℃ 

季節の歳時記  9月23日頃
 七二候の一つ雷乃収声=iかみなりすなわちこれをおさむ雷が鳴らなくなる頃。春分に始まり夏の間鳴り響いた雷も、鳴りをひそめます。「秋分の日」

 ■この時間は良く晴れています。清々しさは無くむしろ湿気をかんじることで、日射が強く衣服に熱が籠ります。9月の下旬とはいえ残暑の居座りなのでしょう。小学校では本来この時期に運動会が行われていました。1年生が未熟ではありますが5月開催の運動会になりました。で、昨年はコロナ禍の始まりで5月に開催出来ずに秋の開催を目指しましたが、コロナは鎮静化せず無観客に近い状態の縮小開催が行われました。そして今季も春開催は出来ず、まとも秋に順延。9月30日までの非常事態宣言下、中止も止む無しでしたが、日をずらし、感染防止対策を講じ、規模を縮小して開催されることになりました。台風16号が日本列島の南にあって発達をしながら北上しています。影響がなければいいのですが。ポプラの倒木があった年の台風が思い出されます。

ヨシ(葦)の花穂も出て来ました

 今日の画像から一枚目、ユズの葉上にナミアゲハの終齢幼虫が4頭も付いていました。ユズは小さな幼木、苗木です。まだ初齢や二齢、三齢の幼虫も居ました。葉は食べ尽くされることなく、負けじと次々に新葉を出して来ています。お互い逞しいですネ。以降は秋の野草、二枚目はヨメナ(キク科)。三枚目はイヌコウジュ(シソ科)、四枚目はミゾソバ(タデ科)。二枚目のヨメナの画像を良く観れば花の上にコハナグモ(カニグモ科)が付いているのが見えます。いずれも咲き始めの頃で、これからしばらくの間、花を観ることができるでしょう。

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No.788  2021.09.18(Sat)  9:00     小雨   水温 22.0 ℃     気温 23.0℃.

■季節の歳時記 9月17日頃
 七二候の一つ玄鳥去=iつばめさる)です燕が子育てを終え、南へ帰っていく頃。来春までしばしのお別れです。週が明ければもう「秋分の日」を迎えます。季節の移ろいは早い!

 

台風14号が紀伊半島を横断中です。その影響もあって小雨が降っています。九州から四国、紀州と中央構造線(フォッサマグナ)に沿うように東進していかす。珍しい動きの台風です。北の大陸高気圧の勢力が強い状況だからそうです。暴風域を伴わない衰弱した台風のため、この地では風は無く、雨域も外れているように見えます。風の音を感じることなく、雨音を聞くこともなく人の気配もなく、ただただ静寂が拡がり不気味さえ覚えます。コレもコロナ禍の影響なのでしょう。人の動きが見えない「学校」は異様さがあります。非常事態宣言は30日まで。感染者数は減少傾向にありますが、この先どうなるのでしょう。先は見えてこないです。人は戸惑いを抱きながら不自由な生活を送っていますが、ビオトープ(自然)はコロナに関係なく季節を進めて往きます。ヒガンバナが咲き始め、秋のお彼岸ですネ。

 
(シロバナ)ヒガンバナ

 今日の写真右一枚目、今年も池縁にヒガンバナが咲き出しました。この花は気温や日射にあまり左右されずに日の長さだけを感知して開花の時期を覚えているのでしょう。「お彼岸」秋分の日の花です。二枚目、クヌギの実。殻斗から堅果が見えるようになりました。まだ茶色く熟してはいません。三枚目、小雨下のイチモンジセセリ(セセリチョウ科)。雨粒の上の小休止ってところでしょうか。四枚目はナミアゲハの三齢幼虫。小さなユズの木の葉に大小いくつもの幼虫が付いており、葉が無くなりそう!

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No.787  2021.09.11 (Sat)  9:00   小雨  水温:21.0 ℃   気温:23.0℃ 

季節の歳時記  9月12日頃
 七二候の一つ鶺鴒鳴=iせきれいなくせきれいが鳴き始める頃。セキレイは日本神話にも登場し、別名は「恋教え鳥」という。着地の折には腰を上下に振ることが多く、特徴の一つだ

 ■小雨が降っています。気温23℃。素肌にポロシャツ姿でいますが、軽く長袖が欲しいところです。コロナ禍にあり緊急事態宣言≠フ適用をうけ、12日までの期限が月末の30日まで延長になりました。小学校の正門、通用門も施錠はされてないものの人気は無く、フェンスが閉ざされていました。通常なれば土曜、日曜はスポーツ団体などに開放されており、体育館もグラウンドも人が集まる場でした。しかし雨の天気で、ひっそりと哀しいぐらいに静かです。8月に予定していた整備観察会開催の中止を決めて、その後の代替日も予定もつかず日々が過ぎています。事業の中止だの、行動の自粛や制限をうけて先の見えないコロナ禍に翻弄されることで、これまでのやる気を萎えさせられて向上心も失せ、駄目な人間になって往きそうで落ち込みかけています。併せて来週には台風14号が影響しそうですね。重くなります!

小雨の中、やや暗さのあるビオトープです

 今日の画像から一枚目、人の活動規制、自粛などに関係なくビオトープの自然も休むことなく季節を進めています。雨で濡れていても鮮やかさに欠け、やや曇ったものになっています。秋への準備なのでしょうか。二枚目、オギノツメ(キツネノマゴ科)の花が二の池の縁に咲き出しています。他府県の地域によっては絶滅危惧U類、準絶滅危惧種に指定されています。三枚目、ナミアゲハの2齢幼虫。4mmほどの大きさですヨ。四枚目、ヤマトシジミ。此処のビオトープにはツバメシジミも居ます。

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No.786  2021.09.04(Sat)  9:00     曇り/雨   水温 23.0 ℃     気温 24.0℃.

■季節の歳時記 9月 2日頃
七二候の一つ禾乃登=iこくもつすなわちみのる)ですいよいよ稲が実り、穂を垂らす頃。「禾」は稲穂が実ったところを表した象形文字。既に早生米の刈り取りが始まっています。

コロナ禍、滋賀県内での感染者急増でこれまでのまん延防止等重点措置の適用に加え、緊急事態宣言が発令され8月27日から9月12日まで「厳しい対応が必要」との要請が出ました。小学校でもこの間の対策で通常以上の教職員の多忙な動きが観られ、オンラインリモート授業の準備に実施がスタートするなど、苦戦努力されています。概ね夏休みからの事業は中止になっており、大人も子どもストレスのピークかと思いますが、まだこの事態は解消の気配は無く、異常な状態は続くのでしょうか。異常が当たり前の新しい生活になるのでしょうか。8月に予定していたビオトープ整備作業が抜け、草木の繁りは留まることなく雨で潤いも得て緑がより豊かになってきています。運動場防球ネット沿いの外は草刈がされていました。人間一人ぐらいがする作業においてコロナ対策は関係ありませんからネ。草刈、ありがとう!

雨の日は水滴、滴

 今日の写真右一枚目、池縁にサクラタデ(白花)の花が咲き始めています。清楚なたたずまいが好きです。二枚目はクヌギの殻斗に包まれた実の様子。実が熟果になり膨らむと殻斗も弾け外側に反ると実が見えます。三枚目はセスジイトトンボの雌ではなおかと思われます。四枚目はショウリョウバッタ。この時期になるとバッタは成虫になっており、活発に動いているのを観ますネ。世間はコロナ禍で活動は自粛停滞気味ですが、自然は秋へと秋へと歩みを止めず、確実に続けているようです。

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最終更新日 : 2021/11/20