No.141 〜 No.145

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 No.145 2006.12.30(Sat) 9:00   雨/曇り  水温  4.0 ℃ 気温 4.0 ℃

 昨日、この冬初めての雪らしい雪が降りました。比良山系もようやくこれで落ち着いた冬らしい白い山肌をみせてくれることでしょう。冬、雪の無い比良山系なんて滋賀には似合わないと思いませんか。今朝はまだ冬型気圧配置が残る状態なのか処によっては薄陽も漏れる所謂“しまけ”模様の天気になっています。北の空は暗く雪雲で覆われていますが、西の空は陽が差し、比叡山の雪化粧の山肌が輝いて見えます。

 きょうのビオトープ、気温と水温が同じになりました。常時、気温より1℃低めの水温で推移してきておりますが冬場にありうる傾向かとも思います。時には水温の方が高くなる場合もあります。このビオトープは隣接の農業用水路からポンプアップで水を入れています。またこの水路の冬場の水源は数キロ上の金勝川の伏流水が流れてきているもので、水深のないコンクリート三面張り水路を経て小学校まで来ています。ですから水温は気温に反応して常に近い温度を示しています。ビオトープの深い部分では流入してくる水の水温より少しばかり高い場合があります。冬、外気温より水中の方が温度が高くなりうることもあると云うこと。透明度がよく底までしっかり見える二の溜り。周辺の緑も僅かなものになり冬の景観のビオトープです。寒水仙の蕾。一つの花茎から4〜5輪の花が咲くのでしょうか。年が明ければ咲いているかな。三枚目の写真は夏から秋にかけてよく繁った「コナギ」(ミズアオイ)の朽ちた様子です。四枚目は四の溜り、此処はすっかり枯れてしまった「ヨシ」の枯れ枝で覆われています。いずれも平成18年最終の土曜日の朝の様子。・・・・・・この後は青空が広がりそうです。

 今年は今週号でお終い。いろんな事業に沢山の人たちの協力が得られましたことに感謝して、来年もどうぞよろしくお願いします。では新年は年明けの6日の「わんぱくプラザ」でお会いしましょう。

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 No.144 2006.12.23(Sat) 15:30   晴れ  水温 11.0 ℃ 気温 12.0 ℃

 今日のビオトープ入りは午後3時半。随分と暖かく感じる午後になっています。余談ですが、来月の市の「歩こう会」のお世話役担当に当っており、朝から12kmを試歩行をして帰ってきたところです。よく晴れ渡り微風を感じるぐらいで暖かく、歩いていて汗が滲んでくるぐらいでしたよ。1月7日(日曜)、時間があれば一緒に歩きませんか。9時草津駅集合、石山駅まで電車で行き、そこから石山寺―南郷アクア琵琶―建部大社―瀬田駅の12kmを歩きます。是非参加して下さい。

 午後3時半も過ぎたグランドではスポ少の野球チームが練習を終えようとしていました。上段の写真、ビオトープから防球ネット越しにグランドを見る。二枚目の写真は永く姿が見えなかったヒメダカ。久しく観なかっただけにまだ生き延びていたのかと思うと感激です。水中のためピントがイマイチですが確かにヒメダカです。

 “ビオトープ通信No.139”でも記載しましたが四枚目の綿状の塊の写真は、名前は判りませんが三枚目の写真の蛾の孵化前の幼虫に寄生した、寄生蜂一種アワノメイガタマゴバチと云うものが造った綿状の塊と思われます。一週間ほどの後大量の小さなハチが羽化するとのこと。どんな蜂なのかはまだ見たことがありません。さてさてどんな蜂なんでしょうか。

 午後4時、昨日の冬至も経てこれから日一日と日が長くなって往くのでしょう。西に傾きかけた陽が水面に映り、向うに親子連れの姿がみえました。

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No.143 2006.12.16(Sat) 9:00     晴れ  水温  7.5 ℃  気温 8.0 ℃

 ここのところ一週間はよく雨が降ったものです。この冬暖冬であれば琵琶湖の水位が下がったまんまで、春先までに渇水対策が必要になると言われていましたが、この雨で少しは水位の回復がみられたのでしょうか。昨日まで冬場にしては気温も高めではありましたが今朝はかなり冷え込んだように思います。明日は北部では雪の予報も出ているようです。

 「ふたご座流星群」、一昨日の14日の夜が極大で東の夜空から降り注ぐ流れ星が観られたのですが、生憎の土砂降りの雨になり星どころではありませんでした。昨夜は、日中晴れてはいましたが薄曇りだったのか星空には遠く残念ながら観測には敵さなかったようです。来年の今頃は今年以上の観測条件が揃っているといいますから楽しみにしたいものです。かつての「しし座流星群」、最近では「ペルセウス座流星群」と流れ星の話題が上がっていましたが、来年の「ふたご座流星群」の夜空の天体ショーを是非観て欲しいですね。

 今朝もビオトープを観に数人の子ども達と保護者のかたがお出ででした。二枚目の写真はカラスノエンドウの若葉。春を待たずして、もうかなりの勢いでひろがりつつあります。春を待つ意味ではドウダンツツジの新芽も赤く僅かに残った秋の葉をよそに膨らみつつあります。四枚目の写真は登下校門近くの桜の木に残る赤い葉っぱです。青い空、陽の光を受けて鮮やかさが際立ちます。

 気になる繁殖力

 12月も半ばなのに、二の池の入り口周辺で「アマゾンチドメグサ」の拡散がみられます。オモダカやトチカガミ、コナギはすでにその形は無くしているのに対し、元気そのもので拡がっています。整備作業時には排除に精を出しているのですが、とかく外来種の繁殖力は強く気になるところです。

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 No.142 2006.12.09(Sat) 8:30     雨  水温  8.0 ℃  気温 8.5 ℃

 一昨日の午後から降り出した雨は、昨日一時止み間もありましたが久し振りの長雨の傾向にあり、今日もしっかりとした雨量を示しています。この雨は比較的暖かな雨で寒さをあまり感じません。

 先日、かなり気温が下がった日がありましたが、12月に入って総じて暖かな初冬と云えそうです。暖かさもあってか三の池の縁ではアオミドロが増えています(一枚目の写真)。また二の橋の下でもいまだに緑が活き活きとした水草が繁っていたりもします(二枚目の写真)。秋の名残りと云うのか防球ネット際にはヒメシオンの花も咲いていたりしています。今年は予報どおりに暖冬傾向がハッキリと現われているということでしょうか。

 最下段の写真は寒水仙の花茎で蕾が膨らんで外皮がはじけた状態です。近日中に開花するでしょう。

 きょうは12月度の「わんぱくプラザ」でマツポックリとドングリなどの木の実を使ってのクリスマスツリー(飾り)作りをしました。先日のビオトープの会の自然観察会で持ち帰った木の実も使って、あらかじめマツポックリに色付けしていたものに人それぞれにトッピングを工夫して下の写真のようなものをつくりあげました。50人の子ども達、“わんプラ”の実行委員さんも一緒になって想い思いのツリーが出来ました。自然を素材に楽しい一時でした。

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 No.141 2006.12.02(Sat) 8:30     晴れ  水温  8.5 ℃  気温 8.0 ℃

 きょうは朝8時30分の様子です。9時には市のマイクロバスのお世話で「渋川ビオトープの会」主催のお出掛け自然観察会へ出発いたします。青空が拡がっています。良い天候になりそうな一日の始まりの予感がします。

 気温、水温も平均して10℃を切るようになり、暦も12月、初冬の雰囲気のビオトープになってきています。池の淵の草(多くはミゾソバ)は緑色を失くし枯れてきています。何本か植えられているドウダンツツジの紅く染まった葉も今はもう落ちてしまって枝だけになってしまっています。

 水の透明度は良く、先週以上に池の底をクッキリと覗くことができますよ。泳ぐメダカがよく見えますが幾分数が減ったようにも見えます。どうしてでしょうか、泥上げ時に泥と一緒にビオトープの外へ棄ててしまったのでしょうか。冬眠に入ろうとしていたのか、上げた泥の中からドジョウを幾匹か見つけましたからね、そんなことはないと思いますが少し気になるところです。枯れ草が目立つ池の周囲ですがオオフサモの緑は鮮やかに夜露に光っていたりして、また“せせらぎの瀬”の流れの中にトドメグサの緑も見えます。寒さ、冷たさに随分と強そうです。

 最下段の写真は隣接農業用水路のビオへの水揚げポンプの前の溜りですが、ちょうどこの上部にあたる汲み上げ水を溜めるコンクリート枡の周辺からの漏水水が流れ落ちています。最近ことにその流量が目につくようになりました。直接ビオトープ用の給水量に影響するわけでないので心配はしていませんが、近いうちに漏水の位置究明と修理が必要になるでしょう。来春三月の整備作業時にはなんとかしたいものですが、それまで広がらないことを祈ります。

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最終更新日 : 2007/03/24

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